企画記事
「あつまれ どうぶつの森」で始まる新しい暮らし。料理に仕事,喫茶店……アップデート&新コンテンツ体験記をたっぷりの写真とともにお届け
シリーズファン待望の喫茶ハトの巣に,新たな島を探索できるかっぺいのボートツアー。パニーの島で開かれるマーケットに,島の条例の制定,カメラの新機能,料理……と,“最後のコンテンツ追加アップデート”とあるだけに,新たに加わった“できること”はかなりのボリュームだ。さらに,11月5日に配信された有料コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」での“お仕事”も登場。いまの時期は,これまで以上に忙しく,現実とどうぶつたちの島を行き来しているという人も少なくないだろう。
そんな“島での新たな暮らし”の体験記を,たっぷりの写真とともにお届けしよう。
―目次―
■カフェ開店のお手伝いで,新しい島を探索!
パニーの島ではマーケットが計画中?
(喫茶ハトの巣,かっぺいのボートツアー,パニーの島のマーケット)
■遊びに行ったり遊びに来たり……
島の住民とさらに仲良くなれる嬉しいアレコレ
(ラジオ体操,住民との交流,島の条例,収納の拡張,新アイテム)
■幸せな別荘生活をご提案――
ハッピーホームパラダイスで新たな仕事にチャレンジ
(有料追加コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」)
※各見出しをクリックすると,該当する項目へジャンプします
「あつまれ どうぶつの森」公式サイト
カフェ開店のお手伝いで,新しい島を探索!
パニーの島ではマーケットが計画中?
新しい暮らしの始まりを告げる島内放送を聞いたあと,さっそく博物館へ。館長のフータが何やら考えごとをしているので話しかけてみると,博物館内に新しくカフェスペースを作ろうとしているらしい。
しかし,一つ困ったことがあるそうで,古くからの知り合いである喫茶店のマスターに声を掛け,お店をお願いしようとしたところ,どこかに出かけていて連絡が取れないそうだ。
困っているフータの力になるべく,さっそくマスターを探しに行くことに。フータによると,そのマスターは“はにわ”に目がないらしく,新種が見つかったという島に行っているようだ。手がかりとなる写真をもらい,島に出発だ。
マスターが向かったと思しき“はにわがある島”へは,かっぺいのボートに乗って行けるらしい。新たに島にやってきたかっぺいは,1日1回,往復1000マイルで行ける離島ツアーを担当しており,お客さんがいないときは,ボートの上で優雅にのんびり過ごしているようだ。
到着した島を探してみると……マスターだ! その服装はアクティブで,写真で見たお仕事中の渋い感じとは異なるが,人(?)柄のよさや落ち着きのある上品な雰囲気は間違いない。声をかけてカフェの話をすると「……と,お伝えください」と言葉少なに応えてくれた。寡黙で口数が少ない方のようだが,どうやら了承してくれたようだ。
はにわへの情熱はかなりのもので,はにわの話題になると(ほんの少しだけど)言葉数が増える。お近づきのしるし(?)でプレゼントされた「はにわのかけら」は,地面に埋めて水をあげると次の日には元気に育ち,元気に音を響かせるという。そして,ひとたびはにわが“還った”その土地には,自然とはにわが根付くそうだ。
……はにわが“還った”土地に,はにわが“根付く”? はにわって,竹みたいに地下茎で増えていくの? とりあえず,やってみないと分からない。雨の日の翌日に埋まっていることがあるらしいので,自分の島に帰ったら試してみることにしよう。
島に帰ってフータに報告すると,さっそく明日1日で工事を行い,明後日にはオープンするという。はっ,早い。「とりあえず,これでフータのお手伝いはひと段落かな」と考えながらはにわのかけらを地面に埋め,ふと自分の家の方を見ると郵便ポストに何か届いている。
「そういえば,朝イチでチェックするのを忘れていたなあ」と思ってポストを覗くと,それはパニーからの手紙。パニーから手紙なんて珍しいと思いながら開いてみると,何やら伝えたいことがあるらしく,島で待っているとのことだった。あえて要件を詳しく書いていないところにパニーらしさを感じる。
パニーの島に着くと,写真スタジオの横に新たな道ができており,その奥に進むと広場があった。そこにはパニーだけではなく,もう一人立っている。
彼女の名前はカットリーヌ。パニーの知り合いで,彼がしようと考えている“新しいこと”を手伝いに来た美容師だ。パニーはこの広場で,いろいろなお店が並ぶマーケットを開こうと考えているそうで,マーケットにお店を呼ぶための募金に協力してほしいという。
誘致を考えているのが,カットリーヌの美容室に,占い店や骨董品屋,靴やバッグの店などを加えた8店舗。カットリーヌの美容室を除く7店舗を呼ぶためには1軒あたり10万ベルが必要で,各店舗別でハニワくんたちが募金を行っている。
……どうも“はにわづいた”日だけれど,ハニワくんと土で育つというはにわって同じなんだろうか? そんなことを考えながらさっそく募金に協力し,「ステキなくつやバッグの仕入れ人」のお店を呼ぶための10万ベルの募金を達成。どれか一つの募金額を達成するとその日は募金できなくなり,翌日にそのお店ができると,ほかの店への募金が再開されるようだ。
翌日,パニーの島に行ってみると,カットリーヌの美容室ともう一つ,いままでも島に行商に来てくれていたシャンクがお店を開いていた。ステキなくつやバッグの仕入れ人とは,シャンクのことだったのだ。
1日1回,髪型を提案してくれるカットリーヌの美容室。仕上がった髪型が新しいものだった場合,カスタマイズの髪型のリストに加わり,自分で自由に変更できるようになる |
シャンクの店がオープン! お店を持ってからも行商は続けるようだ |
ハニワくんたちからほかのお店のことも聞いてみると,「当たると評判のミステリアスな占い師」と「家の収納から荷物を届けてくれるベテラン」は“?”だが,「ラグやフシギなかべがみを売るたび商人」「自然を豊かにする園芸のエキスパート」「スゴ腕のリメイク職人夫婦」「ちょっとあやしい掘り出し物の商人」あたりは,いままで島に来たことがあったり,ほかの島で会ったりした人たちの顔が浮かんでくる。
そんな彼らのお店のサービスが,この島に来れば受けられるようになるなんて! このマーケットの仕組みを考えたパニーに改めてお礼を言いたい。ありがとう。
かっぺいの離島ツアーに今日も参加。かっぺいのツアーは,ドードー・エアラインズで行ける島とは異なる場所に案内してくれるものとなっており,季節や時間が異なる島もあるようだ。そして,その島々では,はにわ以外にも珍しいものが手に入るらしい。独特な節がクセになりそうなかっぺいの舟歌を聴きながら,目的の島へと進む。
島に着くと,これまで見たことがなかった種類の花や低木,そして野菜が! ツルが張っている崖ははしごいらずで,アスレチック気分でその上へ。ロドリーと同じく,かっぺいがどうぐをマイルと交換してくれるので,忘れ物があっても安心だ。
かっぺいのツアーやパニーの手伝いをして2日目が終わり,ついにカフェスペース完成の日。「それにしても,たぬき開発の仕事は早いなあ」とあらためて感心しつつ,マスターを迎え,島民たちみんなで「喫茶ハトの巣」オープンをお祝いした。
ここは,1杯200ベルのコーヒーで心休まるひとときを過ごす,島民たちのくつろぎの場……うーん。とてもいい雰囲気だ。マスターのコーヒーはドードー・エアラインズのロドリーもお気に入りのようで,フライト前の休憩なのか,自分の時間を愉しんでいた。できたばかりのお店だが,とても渋くて長年の常連客のよう。
筆者も,オープンから数日ですっかり常連に。3度目にお店に行った翌日から1杯300ベルでテイクアウトできるようになり,お気に入りの場所でも,コーヒー片手に自分の時間が過ごせるようになった。通い続けることで,寡黙なマスターとも少しずつ会話が広がるようになっていくのもなんだか嬉しい。
コーヒーを味わいながらなんとなくお店の奥をみると,そこには棚に並んだはにわが。もしかしたら,あの先はマスターのプライベートな空間が広がっているのかも? どんなコレクションが並んでいるのか気になる……。
というのも,マスターにもらったはにわのかけらを埋めて,そこから収穫(?)したはにわを集めているうち,筆者もすっかりコレクターになっていたのだ。形によって異なる小気味いい音色や独特なリズムが魅力的で,ラジカセなどの音楽に合わせて踊ってくれる様子がこれまた癖になる。本当にいろいろな種類があるので,新しいはにわとの出会いが楽しくてたまらない。
はにわと言えば,ハニワくんとともにお手伝いをしているパニーのマーケットのお店も順調にオープンし,とても賑やかになった。シャンクと同じように島に行商にきていたレイジやローラン,ジューンブライドでブライダルフォトの撮影の手伝いをしたリサとカイゾーといったおなじみの顔ぶれが,それぞれ自分のお店を開いている。
1000ベルでその日の運勢や住人たちとの相性を占ってくれる占い師のハッケミィ。収納からものを届けてくれたり,手持ちのものを収納に送ってくれたりするおじいさんのコトブキという,「初めまして!」の顔ぶれも。これまで以上にパニーの島に行くことが増えそうだ。
こちらもおなじみ,コトブキがついに島にやってきた。アールパーカーズでリメイクしたいものを持ってきてくれるので,マーケットではお世話になりそう |
「今日もお願いします!」とコトブキのところに行くと……ドンどんぐり!? その姿でも荷物は運んでくれるみたいだ |
遊びに行ったり遊びに来たり……
島の住民とさらに仲良くなれる嬉しいアレコレ
新しいお店や住人たちとの出会いだけではなく,4日に始まった島での新たな生活には,もっとたくさんの嬉しい新要素や暮らしに役立つものが増えていた。
まずは,案内所の前にさりげなく置かれたラジオ。島の仲間たちと身体を動かすラジオ体操は,新しい日々の習慣になりそうだ。みんなの表情がかわいらしく,それぞれのペースで身体を動かしているところも微笑ましい。
Joy-Conを振ってイッチ,ニッ。イッチ,ニッ! 島のみんなと本当に身体を動かすこともでき,身も心もぽかぽかしてくる |
もちろんコントローラ操作でも。微妙に遅れていたり,とてもマイペースにやっていたりと,それらのしぐさが可愛くて,気が付くと住人たちの動きを追っている |
住民たちが家に遊びに来たり,家に招いてくれたりするようにもなった。この島に暮らし始めて1年半以上が過ぎたが,彼らとの仲の深まりが感じられるとても嬉しい出来事だ。散歩中やラジオ体操,喫茶店といった,外で会うときとは違う特別な時間が過ごせそう。
案内所で新たに相談できるようになった「島の条例」も,さらに住人たちとのつながりを深く感じられるものとなりそう。「朝活条例」や「夜活条例」を制定すれば,自分の生活に合った時間に住人たちが活動してくれるので,すれ違いも少なくなった。
「きれいな島条例」で,みんなが協力して花に水をやったり雑草を抜いたりするのも,一緒に島で生活していることをしみじみ感じられてすごくいい。このほかに,経済を大きく動かすため物価と品の買取価格を上げる「景気アップ条例」などもあり,島民たちのつながりだけではなく,島に暮らすみんなが充実した生活を送れるように考えて決められる。
島生活をより充実したものにしてくれると言えば,収納の拡張だ。服に家具。花や木々,果物。ムシやサカナ。化石……と,島には,家の飾りつけに使えるものがたくさんあふれている。気分で部屋を模様替えしたり,季節やイベントに合わせて飾り付けを変えたりするため少しでも多く保管しておきたいが,そこで収納の問題にぶつかる。
あれもこれも「お気に入りだから」としまい込むうち,気が付けば自宅の収納はひっ迫。しまいきれないものを外に並べるも,なんだか乱雑した風景となり,結果,泣く泣く手放すなんてことも増えてきた。
これまでも何度か拡張の機会があったが,収納が増えれば増えるだけ,大事に残しておきたいものも増えていく……という日々を過ごしていたところに,なんと,またもたぬきちから「収納を増やせる工事ができる」とのお知らせが! 今回は全部で3段階。最大収納数5000までに拡張できるようだ。
1回目は70万ベルで収納数が3200,2回目が90万ベルで収納数4000。かなりの額だがためらってはいけない。いまがカブで貯め込んだベルを放出するとき! とさらに拡張。最大収納数となる最後の3回目は,「20万ずつ増えているから次は110万ベルかな」と思いきや,たぬきち曰く「むずかしい工事になる」とのことで120万ベルに。収納数が最大になると,家に収納したものを外でも出し入れできる「物置」が置できるようになる。
収納数の上限が5000,さらに出し入れもラクになったことで,今度こそものの整理に追われる日々からも卒業できそうだ。
さらには橋の設置数の増加や,マイホーム移設に区画整理の料金値下げなど,たぬき開発には「ここまでやってくれるなんて!」と,本当に頭が下がる。
ほかにも「マイデザイン」の新機能「マイデザイン・パターン+」や新しいリアクション,髪形,レシピ,家具も追加されており,それらのサービスや品ぞろえを確認するだけでもあっという間に時間が過ぎていく。とくに家具のラインナップは,見れば見るほど欲しくなるものばかりだ。
……つい先ほど「ものの整理に追われる日々からも卒業できそう」なんて思ったけど,5000の収納なんてあっという間に埋まってしまうかもしれない。
マイホームのローンを完済すると,ATMがマイル交換で手に入るようになり,好きなところに設置できるようになった。2020年の年越しイベントのとき,ATMがある案内所が休みのためベルがおろせず,年越しアイテムを買えなくて涙をのんだが,この悲劇を繰り返すことがなくなりそうだ |
こちらは坂が作れない狭い場所にも設置できるFIXはしごとツル。設置する場所の雰囲気に合わせて使い分けるといいかも |
待ちに待った料理がついに登場!
メニューを揃え,カメラの新機能でパシャリ
この新生活で,筆者が何より喜び勇んで取り組んでいたことがある。それは料理だ。季節ごとに販売される月見団子やアニバーサリーケーキといったシーズナル商品を指をくわえて眺め,サンクスギビングデーで料理をふるまうフランクリンに嫉妬してきた,料理大好き,食べるの大好きな筆者が待ち望んでいたものである。
「りょうりもDIY! レシピ+」を2000マイルで入手し,さっそく献立を考えることに。魚を釣ったり,野菜を収穫したりして材料を揃えていく。
材料が揃ったらキッチンに立ち,作りたい料理を選んで調理を開始! レシピはいろいろな形でどんどん手に入るので,「覚えた料理はすぐ挑戦!」と,ひたすら素材を集めてはキッチンへ。できた料理は住民にもプレゼントできるので,「これはみんなにどんどん振る舞わなくては」と料理好きの心にさらに火が点く。
タイとトマトとアサリをああして,こうして……アクアパッツァの完成! | |
できた料理を住人にふるまうと,お礼の品をもらえた。料理,気に入ってもらえるだろうか……ドキドキ |
たくさんのレシピが集まったことでメニューが完成し,前々から夢だったカフェをオープン! まだ手に入れていない食材もいくつかあり,知らないレシピもきっと山ほどあるはず。もっとたくさんレシピを集めて,メニューを増やしていかなければ!
食べれば力が湧いてきて,石を壊したり木を引き抜いたりできる料理は,島の生活を彩るモノとなることはもちろん,日々を暮らす活力の元にもなってくれるだろう。
メッセージボトルの中に料理のレシピが。ほかにも住人が教えてくれることも |
マスターから秘蔵(?)の「ハトのすサブレのレシピ」を教えてもらった |
料理と同じくらいとても嬉しく,そして楽しんでいるものが,カメラの新機能。たぬき開発から支給されているスマートフォンのカメラ機能がパワーアップした,その名も「PROカメラ」だ。
一人称視点で撮影できる「てもちカメラ」に,自分自身も写真に入れる「さんきゃくカメラ」。飛行機やドローンで撮影したかのような上空からの写真が撮れる「ふかんモード」といった新機能で,いままでにない角度や撮り方が可能に。さらに「絵画」「レトロ」「かんしカメラ」「魚眼レンズ」といったエフェクトも加わり,日々の出来事や季節のイベント,そして料理と,さまざまな場面を写真に収めてきた者にとって嬉しい機能ばかりだ。
“現実の”スマホで楽しむアプリ「タヌポータル」にも新機能が追加。島での出来事や前日までのカブ価の動きなどの情報を届けてくれる「しま新聞」や,日々の暮らしに役立つTipsをまとめた「徹底ライフサポート」といった,島から離れていても島のことに触れられる要素がたくさん増えているのが嬉しい。これまでの出来事を見返したら,もっと“新しいこと”にチャレンジだ。
幸せな別荘生活をご提案――
ハッピーホームパラダイスで新たな仕事にチャレンジ
ある朝,たぬきちに呼び出されて空港に向かうと,そこにたぬきちの知り合いというタクミが立っていた。タクミは,タクミライフという事務所でリゾート開発事業を行っており,いまは一緒に働いてくれるスタッフを探しているそうだ。
たぬきちは,そのスタッフとして筆者を推薦するために声を掛けてくれたそうで,なんとも面映ゆいけれど「やみなべさんならぜひ!」と褒められると弱い。その期待には応えねば。こちらこそ,よろしくお願いします!
「海や砂浜はきれいで,崖の上にある遺跡も雰囲気があってステキな島なのに,なんだかもったいない……」と思っていると,タクミも同じ考えのようで,この島を含む島群をリゾート地にして,賑わいのある場所にしたいそうだ。
事務所に着くと,タクミのほかにニコとナッティという先輩スタッフがいた。ナッティは家具やショップのお土産の手配を,ニコは別荘を建てる島へお客さんやスタッフを案内する仕事を担当しているそうだ。
筆者はお客さんへの別荘の提案と,別荘の外観や内装を整える仕事を任されることになった。初めてのお客さんだし,とてもクリエイティブな仕事だし,とても緊張するけど,新しいことを始めるのはいつも勇気がいる。頑張らなくては!
お客さんと会う前に,まずは身だしなみから。タクミライフの2階に行き,スタッフルームのロッカーで制服のコーディネートを決める。タクミライフは,複数ある制服の中から自分で好きな組み合わせを選べるようだ。やはりデザインなどを手掛ける仕事だから,服装もオシャレを意識しているのだろうか。とても自由な社風だ。
そうこうしているとさっそく,初めてのお客さまとなるエレフィンが来店。話を聞くと,「やすらぎの読書タイム」が過ごせる別荘を希望しているようだ。“絶対に置きたい家具”や,作ってほしい部屋のイメージをヒアリングして,現地へ急ごう!
別荘の家の中には“絶対に置きたい家具”が荷物としてすでに届けられていた。なかを確認すると「もくせいのほんだな」「つまれたほん」「ロッキングチェア」の3種類で,どうやらエレフィンはナチュラルなテイストが好みのようだ。
3つの家具をイメージのベースにして,タクミライフから支給された家具リストのなかから家具を選び,お客さんの希望と好みに合った部屋を作っていく。日当たりのいい南の島なので,暖かな窓辺でどんなスタイルでも本を読めるよう,窓の近くにロッキングチェアやクッションを置いてみる。
そして「ゆったりとくつろぎながら,心地よく本を読むためにはこれは必須でしょ!」と,テーブルの上に飲み物を配置。そこに癒しの観葉植物を飾って……完成! 本好きのお客さんの希望に応えられただろうか。
初めてのお客さんが満足してくれたので,ほっと胸をなでおろす。しかし,タクミライフでのお仕事はまだまだこれからだ! エレフィンのような飛び込みのお客さんもいるけれど,こちらから声を掛けていくことも重要となる。浜辺にいる観光客は,別荘に興味がある人が多い雰囲気。さっそく声をかけて,別荘を提案してみることに。
この仕事をしていると,自分の家では扱わないテイストの家具や家の内装を知る機会がたくさんあってとても刺激的だ。自分の部屋の収納数を気にせず,好きなだけいろいろな種類の家具の組み合わせを楽しめて,好きなだけこだわって,お客さんが喜ぶ姿が見られて,さらに仕事として報酬までもらえる……と,本当にいいこと尽くし。もしかして,これが自分の天職だったのでは!?
最初は1つの部屋の家具をコーディネートするだけだったが,たくさんの案件をこなしていくうち,部屋自体の拡張,家の外観や庭のデザイン,間仕切り壁や柱を使ったリフォーム,そして季節や天候の変更など,できることがどんどん増え,それによって仕事の楽しさもますます深まっていく。
壁の一面だけを異なる壁紙にできる「アクセントウォール」。オシャレなのはもちろん,壁紙の組み合わせでいろいろな表現ができるのは楽しい |
家具を磨けるようにもなった。いろいろな“磨き方”の種類があり,これを行うとキラキラやハート,ビリビリといったエフェクトが表示される |
匠(筆者)の仕事の例その1「Xmasナイト・フォーエバー」。眠くなったらいつでも寝られるよう,しきりかべでパーティールームとベッドルーム分けてみた | |
匠(筆者)の仕事の例その2「カリスマ☆スタイリスト」。ブティックと工房を上手に仕切り,お客さんの様子も気にしながら集中して作業できる空間を演出 |
仕事で培った技術や経験は,自分の島でも活用できる。つまり,自分の部屋に仕切りやカウンター,柱を作ってリフォームできるということで,これはやらないわけにはいかない!
さらに,事務所のショップ担当のナッティから家具を買っていると,ある日「いつも買ってくれてありがとう……」と言って1日5点までオーダーを受けてくれることになった。これまでも部屋別にテーマを決めて各部屋のコーディネートを楽しんできたが,さらに新しい家具を迎えてリフォームしてみたくなってきた。仕事はもちろん,自宅の改造でも忙しい日々となりそうだ。
たくさん仕事をこなしてタクミライフの評判が上がると,空き家だった建物に学校やカフェ,レストランといった施設を建てられるようになった。これまでの仕事が目に見える形で評価されたようで,とても嬉しい。
施設ができると,これまでのお客さんの中から,この人に働いてほしいという人を選べるようになる。仕事のご縁がステキな形で広がっていく。
学校が開校。顔を出すと,レイジが臨時講師として植物の授業をしていた。学生気分で通うのも楽しいかも |
先生を務めるアーシンドが,観察日記の宿題用のプルメリアの苗をくれた。これで筆者も生徒の一人? |
施設を作ったらそれで終わりではなく,新たな営みが生まれ,そして充実していくのも「この仕事をしていてよかった」と感じられるところ。そこで会った島の人たちからはレシピやアイテム,たべものがもらえることも。島に活気が出てくると,こちらのやる気も高まっていく。もっと島を盛り上げるべく,仕事を頑張るぞ!
事務所で売っている「おみやげチョコレート」を,「いまこんな仕事をしているんだよ〜」と自分の島のジャックに渡すと,別荘に興味があったようで,なんとお客さんとしてタクミライフに来てくれた。
ほかのお客さんと同じく心を込めて仕事をしているのだけれど……やはりお互いをよく知る友だちとなると,ほんの少しだけ,気合の入り方が違う。知り合って1年半。まさか別荘のコーディネートという形で力になる日が来るなんて。いい別荘を提供しなくては! 喜びと緊張でドキドキが止まらない。
後日,別荘持ちとなったジャックが再度来店し,「日々の感動を共有できるパートナーがいたらいいな」とハウスシェアの相談を受けた。「ハイ! ハイ! わたしわたし!」と名乗りを上げたいところだけど,いったん気持ちを落ち着かせ,希望に応えるためジャックと仲良くハウスシェアができそうな相手を探すことに。
決まったからにはぐずぐず言っていられない,さっそく別荘をリフォームすることに。好みがことなる2人の部屋をどう分けるか悩みに悩んだ結果,それぞれが好きそうなテイストの部屋を用意するしかない! と決断。しきりかべとはしらを使い,右側をアーサー,左側をジャック,手前を共有のリビングにした。
ジャックのスペースは,最初に別荘を作ったとき揃えた落ち着きのある家具を,アーサーのスペースにはベンチやヨット,灯台(!?)といったレジャーや海をイメージさせる家具を配置。「ヨットや灯台はやり過ぎかな?」とも思ったが,豪快で力強いイメージのあるアーサーには,大きいものがよく似合う。
とはいえ大きすぎてリビングにはみ出してしまったのだが……ジャックならきっと許してくれるはず!
リフォームが終わり2人を招くと,どちらも気に入ってくれたようで一安心。しかし,何度も仕事をこなして技術が上がっていくうち,「あそこをああすればよかった」「もっとこうできたはず」と思うことも多くなってきており,今回の仕事も喜んでくれたのは嬉しい一方,「もっといい部屋を提供したい!」と強く感じるところがあった。再度リフォームを提案できるので,次の仕事が落ち着いたら,声をかけてみよう。
今回は,あつまれ どうぶつの森で筆者が過ごしている新しい暮らしを紹介してきたが,そのほかにも追加されたことや“できること”がたくさんある。喫茶ハトの巣やかっぺいのツアー,パニーの部屋だけでもできること,やりたいことがたっぷり増えたところに「ハッピーホームパラダイス」も大ボリュームの内容で,遊べば遊ぶほど先が見えなくなるほどだ。
今回が“最後の新要素追加アップデート”という点はとても寂しいが,その寂しさを感じる暇もないほど充実したものとなっているので,すでに遊んでいる人もこれからの人も,のんびりじっくり自分のペースで,島での生活を楽しんでほしい。
「あつまれ どうぶつの森」公式サイト
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