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小高和剛氏と打越鋼太郎氏が独立後の近況を報告。BitSummitのステージイベント「We are TooKyo Games!!」レポート
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印刷2019/06/03 21:11

イベント

小高和剛氏と打越鋼太郎氏が独立後の近況を報告。BitSummitのステージイベント「We are TooKyo Games!!」レポート

 2019年6月1日と6月2日に京都・みやこめっせで行われたインディーズゲームの祭典「BitSummit 7 Spirits」。その2日目にステージイベント「We are TooKyo Games!!」が行われた。

画像集 No.001のサムネイル画像 / 小高和剛氏と打越鋼太郎氏が独立後の近況を報告。BitSummitのステージイベント「We are TooKyo Games!!」レポート

 このステージイベントには,過去にスパイク・チュンソフトで「ダンガンロンパ」シリーズの企画/シナリオを担当し,現在TooKyo Games代表を務める小高和剛氏と,「極限脱出」シリーズで知られるTooKyo Gamesの打越鋼太郎氏が登壇。独立後から現在に至るまでの近況報告を行った。

左から小高和剛氏,打越鋼太郎氏
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 ステージでは,まず始めになぜ小高氏らがToo Kyo Gamesを立ち上げたのか,その経緯が語られた。小高氏によると独立を決めた理由として「自分たちの持ち味であるシナリオドリブンなゲームをいろいろジャンルで,さまざまなパブリッシャと組んで作りたいと思ったことや,アニメや漫画などのゲームだけにとどまらない活動をしたかった」「完全に自分たちだけの出資だけでインディーズゲームを作りたいと思った」という2つを挙げた。
 さらに,小高氏は,「今はオンラインの対戦ゲームが流行しており,シナリオを重視することは時代に逆行していることは分かっているが,僕はゲームにおけるシナリオに非常に可能性を感じています」と自分たちの持ち味を生かしたゲーム作りを続けていくことを改めて語った。

 また2人は,「せっかくインディーズでゲームを作るんだから,BitSummitにも出展できないようなエロもグロも内包した人に見せられないような作品にもチャレンジしてみたい」と述べ,「人がやらないことをあえてやる。自分たちの作品で世界を変えたいという思いがあるので,積極的にチャレンジしていきたい」と今後の野望を明かした。


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 続いては,司会者から「今年のBitSummitの印象はどうですか」という質問が投げかけられると,小高氏は「洗練されているなと思う一方で,粗削りだけどヤバいと思うタイトルをあまり見かけないなと思いました。『これ大丈夫ですか?』と思えるような作品をもうちょっと見たい気がします」と語る。一方の打越氏は「出展されているどのゲームを遊んでも面白い。インディーズと大手メーカーのゲームの差はなくなってきている」「会場で小さい子供をかなり見かけたのは驚いた。インディーズゲームがオタクだけのものではなく,一般的なものになってきているのかなと感じた」とそれぞれ語った。

 独立して大変だったことについて聞かれると,小高氏は「メンバーの癖が強く,ひとりひとり対応の仕方が変わること」や,「タイムカードの管理などのゲーム制作以外のことをやらなければならないこと」を挙げ,打越氏は「今は1人で何でもやらなければいけない。スパイク・チュンソフトに在籍していたときはいろいろな人にサポートしてもらっていたんだなと思う」と述べた。
 一方で,最初からそんなにうまくいくわけがないと思っていたので,「独立してやっていけるのか」という不安を抱いたことはあまりなく,そういう不安を抱いている暇があるなら,どんどんゲームを作ろうという気持ちを持ち続けているそうだ。

 最後には,2019年9月19日にスパイク・チュンソフトから発売予定の打越氏の新作推理アドベンチャーゲーム「AI:ソムニウム ファイル」PC / PS4 / Switch)のPVが流れ,ステージは終了。打越氏は,小高氏に「Too Kyo GamesのステージなのにToo Kyo Gamesのゲームじゃないよね?」とツッコミを入れられていた。

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TooKyo Games 公式サイト

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