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「ドワンゴゲーム会議(仮)」まとめ。飯田和敏氏がコンセプターを務める「ARTILIFE」や中村光一氏プロデュースの「テクテクテクテク」などの情報が発表
この番組では,人工生命観察プロジェクト「ARTILIFE」(PC/iOS/Android)の概要や,新作RPG「テクテクテクテク」および新作ブラウザゲーム「エンゲージプリンセス」などの情報が公開された。
本稿では,主に番組内で公開されたゲームタイトルの情報をまとめて紹介していこう。
人工生命観察プロジェクト「ARTILIFE」
「ARTILIFE」は,スマートフォンやWebブラウザ上に設置した仮想環境で,人工知能を備えた「人工生命」を観察・育成し,進化の様子をリアルタイムで楽しめるサービスだ。人工生命は,コンピュータ上でシミュレートされた生命体で,生き続けるために自律的な学習を行い,環境や状況に適応しながら増殖・進化していく。
ユーザーは,用意されたさまざまな環境のステージの中から観察したい地域を決め,その地域で生存する人工生命の中から観察したい生命体を選び,自分だけの個体に育てていく。
その過程では,生命体の観察を通じて獲得できる「観察ポイント」を消費して,フードを与えたり,個体を増殖させたり,環境をカスタマイズしたりして,生存と進化をサポートできる。
また,人工生命はユーザー同士で交換したり,プレゼントしたりすることが可能で,入手した生命同士を配合させて新しい生命を作り出すこともできる。気になった生命体に一族名を付けると「ツリー」と呼ばれる家系図が作成され,進化の過程や個体数など,その個体に関する様々な情報を確認できるようになるという。
さらに「ARTILIFE」では,育成している人工生命を,生放送配信を通じて,ほかのユーザーとコミュニケーションを取りながら一緒に観察できる。生放送は,Webブラウザ用の「ARTILIFE」から配信可能で,視聴者とプレイ画面をリアルタイムで共有が可能だ。
視聴者は,niconicoのライブ配信サービス「nicocas」から,その配信を視聴可能で,自分の人工生命を配信者の観察地域に送り込んでほかの生命体と共存・競争させたり,フードやオブジェクトを投下して配信者の生命体をサポートしたりもできるとのこと。
番組には,「ARTILIFE」のコンセプターを務めるゲームクリエイターの飯田和敏氏からのメッセージも公開された。それによると,飯田氏は人工生命を観察することについて,PCやスマホの画面に表示された異なる時空間に“あらざるもの”が登場するイメージを思い描いていたという。また「オランダの画家・ボッシュ(ボス)の絵画のように見えるかもしれない」「“ふっ”と脳裏に焼き付くような世界の見え方」と説明し,「なんだこりゃ,と思うかもしれないが,その衝撃を衝撃のまま世の中に出したい。拒絶しないで受け入れてほしい」と話していた。
「ARTILIFE」は2018年12月にPCブラウザ版とiOS版のサービス開始が予定されている(Android版は2019年初旬以降)。また,11月23日にはユーザー向け体験生放送が行われるという。
“一生歩けるRPG”「テクテクテクテク」
この番組の放送で初公開となった新作タイトル「テクテクテクテク」はプロデューサーを中村光一氏,ディレクターを麻野一哉氏が,3年かけて開発したというRPG。今回は“一生歩けるRPG”というキャッチコピーが公開されたのみで,詳細は11月8日20:00よりニコニコ生放送にて配信の番組で発表されるとのこと。
番組に出演した中村氏は,「『ドアドア』に始まり,これまでに『ドラゴンクエスト』『風来のシレン』『弟切草』『かまいたちの夜』などを作ってきてそれぞれ楽しかったが,『テクテクテクテク』は“こんなに面白いことがあるのか”と思うくらい楽しい。皆さんに1日も早く体験してほしい」とコメントしていた。
スマホアプリ「カスタムキャスト」100万ダウンロード記念アップデート
VTuber配信スマホアプリ「カスタムキャスト」では,100万ダウンロード達成を記念し,ハロウィンのかぼちゃをあしらった限定衣装や髪型など9種類のアイテムと,5種類の新たなポーズ,3種類のハロウィン背景が追加された。
さらにスマホアプリ「nicocas」での配信視聴がしやすいよう,縦画面での生放送配信にも対応している。
また近日中には,新たに「ライト機能」「フィルター機能」「外カメラAR機能(β)」を実装。自身の作成したキャラクターにさまざまななポージングを付ける機能に加え,明るさの調整ができる「照明」を使用できるほか,画面上に色味の加工などを施したフィルターをかけることが可能になり,さらなるSNS映えや魅力的な配信演出を期待できる。
さらに,ユーザーからの要望が多数寄せられていた男性パーツの追加(2018年内予定)や,VTuber「月ノ美兎」とのコラボも予定しているという。
PCブラウザゲーム「エンゲージプリンセス」
新作PCブラウザゲーム「エンゲージプリンセス」の最新情報では,以前よりアナウンスされていた「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」とのコラボイベントの概要が紹介された。それによると,コラボキャラクターのうち高坂桐乃は原作小説第1巻と最終巻の2パターンがあるとのこと。
またシナリオ,イラスト,ボイスは本コラボ用にすべて新規に制作されており,原作小説ファンのみならずアニメ版のファンも楽しめるという。
ゲーム本編に登場する新キャラクター「紅姫」「白姫」「黒姫」も紹介された。紅姫は6人姉妹の次女で炎を操る凄腕の剣士だが,剣以外の能力は非常に低く,他者とコミュニケーションを取るのが苦手だという。
一方,元気いっぱいの白姫と無口な黒姫は,紅姫の妹にあたる双子という設定だ。
リーネスはエルフの森に広がる樹海の自警団団長で,風魔法と弓を使いこなすという。またパレットは,無数のアイドルが集まる「アイドルエリア」でダントツの人気を誇る存在とのこと。
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