プレイレポート
アソビズムの最新作「ガンビット」プレイレポート。最大9人のマルチバトルは盛り上がること間違いナシ!
本作は,プレイヤーと共に戦うキャラクター「ビット」を駆使し,敵プレイヤーと手に汗握る戦いが楽しめる対戦型リアルタイムアクションストラテジーゲーム。「ガチバトル」「バトルロイヤル」「ニワトリ泥棒」「攻城バトル」という4つのルールが用意されており,いろいろな楽しみ方ができるのが特徴だ。
本稿では,オモチャのようなユニークなキャラクターたちや,シンプルな操作で奥深い戦いが楽しめるマルチバトルなど,本作の魅力をお届けしよう。
手に汗握る白熱バトル。操作は指1本でOK!
まずは,「ガンビット」のバトルシステムについて紹介していこう。本作の操作は基本的にタップのみ。移動したい場所や攻撃したい敵の指定,仲間として使える「ビット」の呼び出し,これらをすべてタップ操作で行う。
バトル中は,画面下にある「ビット」を呼び出して戦っていく。「ビット」には「モンスター」「職業」「乗り物」の3種類があり,これらを駆使してバトルを進めることになる。「モンスター」を召喚して相手にぶつけたり,「乗り物」を駆使して迫りくる敵を迎撃したりと,その場の状況に応じてさまざまな戦い方を選択するのだ。また,相手の動きを封じるトラップなど,便利な効果を持った「バトルアイテム」も存在する。
【ビットの特徴】
- モンスター:召喚すると自動で戦う。進撃や迎撃などのタイプがあり,それぞれ基本行動が異なる。
- 職業:プレイヤーキャラが変身して戦う装備のようなもの。変身すると60秒間のあいだ,固有の能力で戦えるようになる。
- 乗り物:プレイヤーキャラが乗り込んで戦える「ビット」。ふたりで乗り込める大型の乗り物などもある。
バトル開始前には,戦いに持ち込む「ビット」を選択することになるのだが,持ち込める「ビット」はランダムで選出されるようになっている。リトライを押すと再抽選できるほか,指定した1体をエースに設定することで手持ちに残すこともできる。短時間で「ビット」の相性やバランスを考える必要があるため,慣れるまで少し時間がかかるかもしれない。
本作のバトルは基本的にマルチプレイとなっており,自分の体力が減ったときや倒されたときに笛を鳴らすと仲間が助けてくれるシステムも用意されている。もちろん,味方を助ける機会も多いので,自分の戦いだけでなく,戦場全体の状況を把握して味方と連携する必要があるだろう。
最大9人でのマルチバトル
4つのバトルルールで戦い抜け!
本作には,「ガチバトル」「バトルロイヤル」「ニワトリ泥棒」「攻城バトル」という,遊び方が異なる4つのルールが存在する。いずれもソロバトルはなく,最低で4人(2対2),最大で9人(3対3対3)の対戦になる。
2対2で戦う「ガチバトル」は,相手を2人とも倒せば1勝,これを繰り返して2ラウンド先取したチームが勝利となる。このバトルでのポイントは,「ビット」の使用回数がバトル中に回復しないこと。つまり,1ラウンド目で使い切った「ビット」は2ラウンド目では使用できないのだ。
単純な操作テクニックだけでなく,次ラウンドに向けて「ビット」を温存するなどの判断力が求められるこのバトル。突き詰めていくのであれば,敵が使った「ビット」はもちろん,味方の使った「ビット」も記憶して,次の戦いに備える必要があるため,頭を使った戦いが好きな人に向いているかもしれない。
3人組が3チーム,または2人組4チームで戦う「バトルロイヤル」は,「ビット」の手持ちが少ない状態でスタートし,フィールドに置かれている「ビット」を集めながら,ほかのチームと生き残りをかけて戦うというもの。落ちている「ビット」は最初にデッキとして選んだものとなっているので,使い方の分からない「ビット」を拾って戸惑う,ということはないだろう。
また,フィールドは時間経過で狭まっていき,時間経過とともに自然とチーム同士がぶつかるような作りとなっている。当然,宝箱の近くにはプレイヤーが集まりやすく,まだ戦力が揃っていないタイミングでほかのチームと遭遇しがちなので,運が悪いとすぐに敗北することもあるだろう。なお,宝箱やフィールドの狭まる位置はランダムで決まるため,毎回新鮮な気持ちで遊べるのが嬉しい。
3対3で戦う「ニワトリ泥棒」は,3羽のニワトリを自陣まで運ぶことが勝利条件だ。ただし,ニワトリを運んでいる最中は攻撃ができない&移動速度低下という無防備な状態となるうえ,攻撃を受けて怯むとニワトリが逃げてしまう。
プレイヤー間で連携して運搬と防衛,そして相手チームの妨害など,役割分担をすることが勝利の鍵を握っている。
「ニワトリ泥棒」は,どの役割を担うことになっても活躍できるのが面白いところ。敵に遭遇しないようにニワトリを運ぶもよし,そんなプレイヤーを守って敵に立ち向かうもよし,ニワトリ泥棒を撃退するもよし。役割によって使用する「ビット」も変わってくるので,事前にしっかりと作戦を立てると勝利に近づけそうだ。
そして最後は,3対3で戦う「攻城バトル」を紹介しよう。勝利条件は相手の城の破壊。自身の城を守りつつ,相手の城を攻め落とすという,プレイヤーテクニックとチーム連携のどちらも必要となるやり応え抜群のバトルだ。
このルールでは,自陣周囲がパワーアップエリアとなるため,基本的に守る側が有利な作りとなっている。また,2回ダウンするとその時点で復活できなくなるため,攻めすぎると一瞬でゲームオーバーになってしまうこともあるだろう。どう守っていつ攻めるのか,一瞬の判断と味方との連携が重要だ。
「ビット」の相性や味方との連携,相手チームの動きを読み取る観察力,そして状況に応じて行動する判断力など,求められる要素が多い「攻城バトル」だが,そのぶん勝利できたときの喜びは大きい。ある種,チームスポーツのような感覚で楽しめるのが魅力だろう。
上位ランクを目指して駆け上がる「リーグ」
ここまで紹介してきたバトルルールで戦っていくと,報酬として「キーン」(ショップで使えるお金)や,宝箱を開けるためのスターが手に入る。
このスターが一定数溜まると宝箱が開き,「ビット」を強化するための「ビットP」などを得られる。実際に本作を遊ぶ際は,この宝箱を開けることが日課になるだろう。
また,性能は変化しないがプレイヤーキャラや「ビット」の外見を変えられるアバターシステムも実装されている。プレイヤーキャラの場合は,見た目だけでなく,戦闘開始時のポーズやボイスも変更可能だ。
そして,もうひとつの大きな目標になるのが定期的に開催される「リーグ」だ。本作では勝利するたびに溜まっていく「うまP」に応じて,ブロンズ,シルバー,ゴールドとランクが上がっていく。ランクが上がると使用できる「ビット」が増えるため,つい「もう1戦だけ……」と遊んでしまうだろう。
また,「リーグ」が開催されていない期間には,「ビット」を強化しやすくなる「トレバト」が開催される。「リーグ」開催中は上位を目指し,休憩期間は「トレバト」で「ビット」を強化,再び開催される「リーグ」で勝利を目指す,というのが本作の基本的なプレイサイクルとなるだろう。
開放された「ビット」は,ショップのラインナップに追加され,これを「キーン」で購入して「開封」するとバトルで使用できるようになる。
「リーグ」期間中はタイムスケジュールが組まれており,時間に応じて挑戦できるバトルルールが変化していく。ひとつのルールを極めるよりも,すべてのルールで戦えるようにしたほうが効率的にリーグを上がっていけそうだ。
シンプルな操作で白熱したバトルが楽しめる「ガンビット」は,スマホゲーム市場で増加傾向にある対戦型リアルタイムストラテジーゲームだが,人気の「バトルロイヤル」をうまく落とし込んでいるなど,その中でもキラリと光るモノがある。対戦がメインの「城ドラ」で知られるアソビズムの新作対戦ゲームということで,大いに期待できる作品ではないだろうか。
そんな本作では,現在事前登録の受付が行われているので,気になった人はぜひ登録してみてほしい。
「ガンビット」公式サイト
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