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AMD,Zen2ベースのノートPC向けAPU「Ryzen Mobile 4000」シリーズを発表
ゲーマー向けノートPCのような高性能ノートPCを想定したTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)45Wの「H」シリーズに加えて,薄型ノートPC向けの「U」シリーズを用意しており,それぞれのラインナップと主なスペックは以下のとおりとなっている。
- Ryzen 7 4800H:8C16T,TDP 45W,CPU最大クロック4.2GHz,CPU定格クロック2.9GHz,GPU演算ユニット数7基,GPUクロック1600MHz,L2/L3キャッシュ容量12MB
- Ryzen 5 4600H:6C12T,TDP 45W,CPU最大クロック4GHz,CPU定格クロック3GHz,GPU演算ユニット数6基,GPUクロック1500MHz,L2/L3キャッシュ容量11MB
- Ryzen 7 4800U:8C16T,TDP 15W,CPU最大クロック4.2GHz,CPU定格クロック1.8GHz,GPU演算ユニット数8基,GPUクロック1750MHz,L2/L3キャッシュ容量12MB
- Ryzen 7 4700U:8C8T,TDP 15W,CPU最大クロック4.1GHz,CPU定格クロック2GHz,GPU演算ユニット数7基,GPUクロック1600MHz,L2/L3キャッシュ容量12MB
- Ryzen 5 4600U:6C12T,TDP 15W,CPU最大クロック4GHz,CPU定格クロック2.1GHz,GPU演算ユニット数7基,GPUクロック1500MHz,L2/L3キャッシュ容量11MB
- Ryzen 5 4500U:6C6T,TDP 15W,CPU最大クロック4GHz,CPU定格クロック2.3GHz,GPU演算ユニット数6基,GPUクロック1500MHz,L2/L3キャッシュ容量11MB
- Ryzen 3 4300U:4C4T,TDP 15W,CPU最大クロック3.7GHz,CPU定格クロック2.7GHz,GPU演算ユニット数5基,GPUクロック1400MHz,L2/L3キャッシュ容量6MB
AMDによると,Ryzen 7 4800Hでは,競合製品と比較して,CPUのシングルスレッド性能で最大5%,マルチスレッド性能で最大46%の性能向上に加えて,Adobe Premierにおける4K動画のエンコードでは最大25%高速に処理できるという。
一方のRyzen 7 4800Uでも競合製品との比較で,CPUのシングルスレッド性能で最大4%,マルチスレッド性能で最大90%,GPU性能で最大18%の性能向上を実現したとのことだ。
また,Ryzen Mobile 4000シリーズでは,用途に応じて内蔵GPUと外部GPUの電力を動的に調整する「AMD SmartShift」(以下,SmartShift)に対応することも明かされた。SmartShiftを有効にすることで,ゲーム用途では最大10%,コンテンツ制作では12%の性能向上が見込めるという。
AMDのRyzen Mobile 4000シリーズ製品情報ページ
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