「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」，吸血鬼の血族を紹介するアニメトレイラーが公開。第1弾は最下層グループ“シンブラッド”

　Paradox InteractiveとHardsuit Labsは，15年ぶりのアクションRPGシリーズ新作となる「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」（PC / PS4 / Xbox One）の，主要な吸血鬼の血族（クラン）を紹介するアニメトレイラーの公開を開始した。


　「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」は，吸血鬼に牛耳られた現代シアトルの裏社会が舞台となる。“マス・エンブレイス”と呼ばれる，下位の吸血鬼の量産儀式に巻き込まれて“子”（Childe）となった主人公が，さまざまな血族に加担したり，反目することによって，“エリート”たちの関係に影響を与え，その背後にある陰謀を暴いていくというストーリーが描かれる。アニメトレイラーの第1弾は“シンブラッド”（Thinblood）が紹介されており，おそらくはプレイヤーキャラクターも属することになると思われる。

　“シンブラッド”は，原作であるテーブルトークRPG「ヴァンパイア：ザ・マスカレード」においては，孤児のような帰属すべきクランやリーダーをもたない存在であるとされている。しがらみがないためにエリートたちに狩られやすく，生き残るだけでも一苦労だが，所属クランがないという特性を活かして，様々な勢力と立ち回っていくことも可能なわけだ。


　シンブラッドの特性は，一部で発現する古代の吸血鬼の力が使えることだ。その力には，短い距離を滑空移動できる「Glide」，コウモリの群れを召喚し，短時間の間，相手の行動を妨害する「Bat Swarm」などが属する「CHIROPTERAN」，遠くにあるオブジェクトを動かす「Pull」，NPCを空中に持ち上げる「Livitate」を含む「MENTALISM」，自らを霧に同化させる「Mist Shroud」，触れた相手を切り刻む霧を生む「Envelop」などが使える「NEBULATION」が存在している。

　「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」は2020年第1四半期の発売がアナウンスされており，PC版は日本語対応でSteam及びEpic Games Storeでの同時発売になるとのこと。日本でも知られたIPの久々の復活だけに，今後の続報も楽しみにしておきたいところだ。

「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」公式サイト