「勝利の女神：NIKKE」，1周年を迎え，世界累計収益は6億ドル以上と好調が続く。日本でのモバイルゲーム収益成長量はぶっちぎりの1位に

　さまざまなデータや分析環境を提供するSensor Towerによると，1周年を迎えた「勝利の女神：NIKKE」（iOS / Android / PC。以下，NIKKE）は，個性的なキャラクター（ニケ）や高品質なグラフィックスに加えて，壮大な世界観とシナリオがプレイヤーに支持され，世界的に好調が続いているという。なお，NIKKEは，日本・韓国など各国・地域で展開される「Google Play Best of 2023」にて，複数の賞を受賞している（関連記事）。


　Sensor Towerのデータによると，NIKKEの2022年11月4日のリリースから2023年11月10日までの世界累計収益は6億ドル以上（約869億円）となっている。世界の市場別収益シェアでは，1位が日本で約60％，2位アメリカの約16％，3位韓国の約12％となり，上位3位までで市場全体の90％近い収益シェアを占めている。


　日本におけるNIKKEのリリースから2023年11月10日までの日本のモバイルゲーム収益では，5位となっている。1位は「モンスターストライク」，2位は「ウマ娘 プリティーダービー」，3位は「Fate/Grand Order」で，日本発のモバイルゲームが上位を占める中，NIKKEがトップ5で唯一の海外パブリッシャタイトルとしてランクインしたという。

　一方，同期間における日本のモバイルゲーム収益成長量では，NIKKEが2位の「崩壊：スターレイル」に2倍近い差を付けて1位に。トップ5は，いずれのタイトルも1億ドル（約145億円）以上の収益成長量を記録しており，「ブルーアーカイブ」を含めて半数以上が海外パブリッシャタイトルとなっている。


　また，NIKKEの日本，アメリカ，韓国の市場におけるMAU（Monthly Active Users：マンスリー・アクティブ・ユーザー）では，日本が圧倒的に高いことが分かるという。リリース時および1周年の11月に大きく上昇する傾向は同じだが，同期間の平均MAUは日本はアメリカの1.6倍以上にもなっている。また，App Storeの市場別継続率も日本は高水準を維持している。


　ソース別ダウンロード数では，3つの市場ともオーガニック（非広告）によるダウンロード数が最も高く，ブラウザからのダウンロード数も日本はアメリカと韓国よりも高い数値となっている。なお，広告によるダウンロード数は，韓国が一番高い。


　NIKKEのApp Storeプレイヤー分布（2023年7月から9月）については，日本と韓国は25歳から34歳までのプレイヤーが，アメリカでは25歳以下のプレイヤーが多くなっており，世代によるプレイヤー分布の違いが現れている。


※掲載画像はSensor Tower公式ブログより

Sensor Tower公式ブログ「1周年を迎え好調が続くNIKKE、高いMAU・継続率を維持する日本、アメリカでは25歳以下に支持され、韓国では女性が40％」