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「ペルソナ」らしさに“爽快アクション”の魅力が加わった良作。「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」プレイレポート
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印刷2020/02/20 00:00

プレイレポート

「ペルソナ」らしさに“爽快アクション”の魅力が加わった良作。「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」プレイレポート

パッケージ画像はPS4版
画像集#018のサムネイル/「ペルソナ」らしさに“爽快アクション”の魅力が加わった良作。「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」プレイレポート
 アトラスのペルソナチーム(P-STUDIO)とコーエーテクモゲームスのω-Forceがタッグを組んで制作する「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」PS4 / Switch)が,本日(2020年2月20日)発売された。

 「ペルソナ」といえば,戦略性の高いコマンドバトルとスタイリッシュなビジュアルなどが特徴のRPGシリーズである。そのナンバリング最新作「ペルソナ5」PS4 / PS3)の続きの物語を描く正統続編といえる作品が,シリーズ初のアクションRPGとなったことに驚いたファンは少なくないはずだ。
 そんな本作のPS4版を発売前にプレイできたので,怪盗団たちの新たな物語とともに,新ジャンルとなってどのように進化したのか紹介しよう。

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 さて,本作には「ペルソナ5」未プレイの人でも分かりやすいよう,ゲーム中に世界観や物語の説明が用意されているが,当然ながら前作をプレイしていたほうが楽しめる部分は多い。少しだけ予習しておきたいという人は,「ペルソナ5」の紹介記事(関連記事)に目を通しておくといいだろう。
 なお,本稿には「ペルソナ5」のネタバレにあたる部分があるので,「まずは『ペルソナ5』をプレイしてから」と考えている人は注意してほしい。

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「ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ」公式サイト



悪党たちを改心させる“心の怪盗団”が再始動!

日本各地を巡り,人々の「ネガイ」を取り戻せ


 まずは「ペルソナ5」を振り返りつつ,本作の物語を紹介しよう。主人公は,ある事件によって地元を離れ,東京の秀尽学園高校に転入した高校2年生だ。奇妙な出来事によりペルソナの力が覚醒し,同じくペルソナの力を持つ仲間たちとともに,悪党たちの歪んだ心を盗んで改心させる“心の怪盗団”を結成。その活動は世間の話題となる。
 とある大きな事件ののちその活動を終えた怪盗団の仲間たちは,3月を迎え,進級や進学などそれぞれの道を歩み出す。地元に帰り日常の生活に戻っていた主人公は,半年後の夏休みに,久しぶりに上京し仲間と再会することに。というのも,怪盗団の1人である坂本竜司の提案で,久しぶりに集まることになったのだ。

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 楽しく夏休みの計画を考えていた怪盗団だったが,その状況は一変する。渋谷でキャンプ行きの準備を進めていた主人公と竜司,モルガナが,とあるきっかけで異世界に誘い込まれたのである。
 その異世界の名は「ジェイル」。かつての活動で足を踏み入れた「パレス」とは異なる異世界では,ファッションモデルの柊アリスのシャドウが「王(キング)」として君臨しており,ジェイルに迷い込んだ人々の「ネガイ」を奪い取ることで彼らの心を思うがままに操っていた。ジェイルへと誘い込むのに使われていたのが,AIコンシェルジュアプリ「EMMA」だ。

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前作の「イセカイナビ」にあたる役割となる「EMMA」。“あらゆる情報検索からナビ,スケジュール管理,果てはお悩み相談まで,どんな質問にも答えてくれるAI”で,その性能はスーパーハッカーの双葉も認めるほど
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 これをきっかけに,かつての事件以来ペルソナの力が使えるようになった2人と1匹(?)は,ジェイルから脱出する途中に謎の少女と出会う。ソフィアと名乗る少女は“人の良き友人になるAI”で,自身に何があったか思い出せないが,このジェイルに迷い込んでいたようだ。
 ペルソナに似た不思議な力を持つソフィアとともにジェイルを脱出。夏休みの予定は後回しにして事件解決に動き出そうとした怪盗団のもとに,長谷川善吉という警視庁公安部の刑事が現れ,調査の協力を申し出てくる。

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怪盗団の一員となったソフィア。AIであるため現実世界に出られず,普段は主人公のスマホで生活(?)している。彼女いわく,主人公のスマホはなかなか居心地が良いらしい
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 長谷川によると,怪盗団が活動を終えたのちも“改心事件”に似た出来事が各地で頻発しているという。警察内部では怪盗団を疑う声が上がりつつあり,このままだと主人公の逮捕は時間の問題だ。そこで長谷川は,主人公逮捕の動きを抑える代わりに,真犯人逮捕のための情報提供をするよう,取引を持ちかけてきたというわけだ。
 かくして“心の怪盗団”たちは,長谷川から得た情報をもとに日本各地を旅し,ジェイルを統べる「王(キング)」によって奪われたネガイを解放する旅に出ることになるのだ。

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敵の属性を見極め,総攻撃やショウタイムを叩き込め!

P5のシステムをベースにした爽快バトル


 本作では,東京が舞台だった「ペルソナ5」からさらに世界が広がり,仙台,札幌,沖縄,大阪など,怪盗団たちがさまざまな土地を巡ることになる。
 新たな土地へと向かいジェイルの気配を察知しても,すぐに侵入することはできない。まずはその土地をにいる人たちと話し,侵入するためのキーワードを特定する必要がある。ターゲットに関する噂や情報を集めると「情報収集率」が増加していき,100%に到達するとイベントが発生。ジェイルへ向かうことができる。

怪盗団のアジトとなるのがキャンピングカー。移動中には怪盗団のご当地トークが楽しめる
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キャンピングカーでは,回復アイテムとなる料理が作れる。スタート時はその種類も少ないが,各地でご当地レシピを集めることでメニューが増えていく
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 現実世界では,怪盗団の仲間との交流も可能だ。「ペルソナ5」では,仲間たちが怪盗団の活動をとおして絆を深める過程が描かれたが,本作ではそれを経て親しくなった状態でゲームが始まる。旅の目的にはシリアスな理由があるが,それはそれとして旅行を楽しむ彼らの姿を見られるのは,前作のプレイヤーには嬉しいポイントだろう。
 ただ交流を楽しめるだけではなく,絆が深まると「BANDレベル」が上昇し,それによって入手できるポイントを使って「BANDスキル」を覚えられる。怪盗団の能力アップやアイテムの効果上昇などプレイが有利になるものばかりなので,「ペルソナ5」同様に仲間との絆は重要だ。

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 ダンジョンとなるジェイルは,「ペルソナ5」と同じシンボルエンカウント方式となっている。本作から導入された「ファントムムーヴ」を使えば,瞬時に物陰に隠れたり,そこから敵に奇襲を仕掛けることも可能だ。こちらも「ペルソナ5」同様,奇襲に成功すれば有利な状態で戦いを始めることができる。

探索中だけでなくバトル中も,操作するキャラクターをバトンタッチで切り替えられる
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 「ペルソナ5」のパレスと同じく,ジェイルにも「警戒度」があり,敵に見つかるなどすると上がっていき,100%になると追い出されてしまう。闇に紛れて行動する怪盗らしい立ち振舞いを心がけよう。なお,現実に帰還するとHPとSPが全回復し,警戒度も0に戻る。帰還しても時間経過といったデメリットはとくにないため,ピンチの時は無理せず慎重に引き上げるのも重要だ。

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「CHANCE!!」が出たら奇襲の合図。かなり離れた位置からも狙えるようだ
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サードアイを使えば,ファントムムーヴできる場所が発見しやすくなる
チェックポイントを開放すれば,一度引き上げてもそこから再開できる
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 敵と接触したらいよいよバトル開始だ。戦闘に参加できる人数は最大4人で,操作しない3人はオートで共に戦ってくれるので,連携を意識しつつ敵と戦おう。
 バトルの基本となるのは,通常攻撃ボタンと特殊攻撃ボタンの組み合わせによって繰り出される多種多様なコンボの数々。無双シリーズでおなじみω-Forceの制作ということもあり,シャドウたちをバッサバッサとなぎ倒すアクションの爽快感はたまらないものがある。
 敵が大量に出現した場合は「ペルソナスキル」を使ってまとめて攻撃するのが有効だ。

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 ここではアトラスのRPGならではの,属性相性を意識したバトルが楽しめる。ペルソナスキル選択時に表示される敵のアナライズ情報を確認し,弱点属性となるスキルで攻めよう。敵の弱点となる属性で攻撃して相手の「ダウンゲージ」を削り,これを0にしてダウン状態にすれば,強力な「総攻撃」が使える。周囲の敵を巻き込み大ダメージを与えるので,乱戦時にはとくに有効だ。

物理攻撃で稀に発生する「CRITICAL」や,状態異常の敵に対して有効な属性で攻撃すると起こる「TECHNICAL」でも,ダウンゲージを削ることができる
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 もちろん,敵も各種スキルを使用してくるので要注意。敵からフキダシが出ている間はスキル準備中なので,状態異常効果があるスキルを使って行動を阻害するか,ダッシュなどを使って効果範囲から逃れよう。強敵シャドウはダウンゲージが長く,一度弱点を突いただけではダウンしない場合もある。しかしダウンゲージを1目盛り削るごとに追撃チャンスとなる「1MORE」が発生するので,逃さず追撃ダメージを与えて戦いを有利に進めよう。

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単体の強敵と戦うときはロックオン機能を使い,カメラが常に相手を向くようにしておくと便利だ
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個人的に初期設定だとカメラの動きが遅く感じたが,このあたりも細かく調整可能だ

 強敵のダウンゲージをすべて削り切ったら,“特別な総攻撃”のチャンスが訪れる。これは文字どおり,通常戦闘時に発生する総攻撃よりも強力な攻撃技で,発動すれば一気に体力を削り取ることが可能だ。ダウンが解けるとまたやりなおしとなるので,タイミングを逃さないようにしよう。

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 “特別な総攻撃”と同様,強敵との戦いの際に活用したいのが,キャラクター個別に設定されている必殺技「ショウタイム」だ。ショウタイムゲージが溜まると発動可能となり,バトンタッチ直後だとよりゲージが溜まりやすくなる。バトンタッチを駆使して戦えば,自然とショウタイムを使える頻度も高まるはずだ。

ショウタイムの効果はいずれも絶大で,演出もド派手かつスタイリッシュ
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 主人公を含む怪盗団メンバーはそれぞれ独自のペルソナを持っているのはもちろん,各人の個性を象徴した固有アクションもある。全員を完璧に使いこなすのはなかなか難しいかもしれないが,それぞれの特性が味方を補い合うような構成になっているので,まずは複数の属性を揃えるような感覚でパーティを組んでみよう。

主人公 / ジョーカー

複数のペルソナを使える。耐性や基礎ステータスはペルソナに依存するので,現在使用しているペルソナの弱点に注意。戦闘の中でシャドウが落とす「仮面」を拾うと新しいペルソナが手に入る。もちろんベルベットルームでのペルソナ合体も可能。通常攻撃も素早くクセの少ないものが揃っている
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坂本竜司 / スカル

電撃属性と物理攻撃を得意とするペルソナ「キャプテンキッド」を持つ特攻隊長。使用するとダメージが軽減され,怯みにくくなる特殊攻撃“根性”が最大の持ち味。通常攻撃後の連携に続けて発動する特殊攻撃は長押しで威力が上昇するので,根性で相手の攻撃を耐えつつ強烈な一撃を叩き込もう。敵が感電状態であれば物理系スキルでTECHNICALが発生するので,TECHNICALの発生からダウンまでを1人で完結させられるのも大きな強み
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モルガナ / モナ

ペルソナは,疾風属性に加えて回復,状態異常スキルを得意とする「ゾロ」。自身の防御力はやや低めだが,攻撃速度と移動量に優れた攻撃を多く持ち,敵集団を切りつけながら一気に駆け抜ける戦い方を得意とする。特殊攻撃でモルガナカーに変身すれば,弱い敵を跳ね飛ばしながら移動することも可能。疾風属性の攻撃は炎上状態の敵にヒットさせるとTECHNICALが発生するので,火炎属性のスキルを使える仲間と組ませると効果的
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高巻 杏 / パンサー

火炎属性の各種スキルを揃えるペルソナ「カルメン」で戦うムチ使い。攻撃時の移動量が少ない代わりに攻撃範囲が広く,多くの敵を巻き込みながら戦える。特殊攻撃を使用するとムチに火炎属性が付与され,もう一度特殊攻撃ボタンを押すと「解放」が発生して強烈な火炎属性の攻撃を叩き込めるため,火炎弱点の敵に対して凄まじい力を発揮する
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喜多川祐介 / フォックス

ペルソナは,氷結属性と物理属性のスキルを得意とする「ゴエモン」。特徴となるのが,「カウンター」や連打で放つ特殊攻撃の数々だ。カウンターは敵の行動を先読みしなければならないが,その分強力な攻撃となっている。敵を凍結状態にすれば,物理でTECHNICALを狙える。慣れれば一人で大立ち回りを演じることも可能だ
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新島 真 / クイーン

バイクの形をしたペルソナ「ヨハンナ」での素早い攻撃に加え,核熱属性と物理攻撃を得意とする。ヨハンナで疾走しながらの攻撃や連打での物理コンボなど,戦い方によってさまざまな場面で活躍できる。特殊攻撃「バースト」を発動すれば,あらゆる攻撃に核熱属性が付与されるオマケつき。核熱は,炎上,凍結,感電に対してTECHNICALを発生させられるため,仲間との連携次第でTECHNICALを量産できる
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奥村 春 / ノワール

ペルソナは,念動属性や状態異常攻撃,銃撃スキルを操る「ミラディ」。“すべての特殊攻撃を長押しで持続させられる”という唯一無二の特性を持つ。これによってSP消費のない念動属性の攻撃をコンボに組み込めるので,敵の弱点を突くのが簡単なのも嬉しい。念動属性は多くの状態異常に対してTECHNICALを発生させられるので,状態異常スキルを持つ仲間と相性がいい
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ソフィア / ソフィー

祝福属性や回復系のスキルを多数使用できる,ペルソナに似た「ピトス」で戦う。ヨーヨーを使う独特のバトルスタイルを持ち,通常攻撃と特殊攻撃の組み合わせによって,広範囲への攻撃から単体へのラッシュまで,幅広い状況に適応できる。攻撃時にヨーヨーが手元に戻ってきた時,タイミングよくボタンを押すと「ジャストキャッチ」が発生して次の攻撃が強化される。効果は2段階あるので,慣れればスキルを使わずとも通常攻撃と特殊攻撃のコンボだけで結構なダメージを叩き出せるようになる
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 これらに加え,各キャラクターには「マスターアーツ」と呼ばれる成長要素があり,特定のキャラクターを使い続けることで新たなアクションが追加されていく。上記のとおりキャラクターのアクションはなかなか個性的なので,ある程度慣れるまでは固定のメンバーで戦ってマスターアーツの習得に専念するのもアリだろう。

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 全体的に「ペルソナ」シリーズファンならなじみ深いゲームシステムとなっている本作だが,もちろん“初のアクションRPG”というところでこれまでにない要素も盛りだくさんだ。
 例えば,マップ内にあるさまざまなオブジェクト。敵を集めたところでシャンデリアを落としたり,街路灯や信号に捕まって回転したりして敵をまとめて攻撃するという,アクションならではの戦い方が可能だ。

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 また,ナビこと佐倉双葉がジェイル内のセキュリティシステムにハッキングする際に発生する「ハッキングバトル」では,それを阻止しようと襲ってくるシャドウからナビを守り抜くというミッションも発生する。「ペルソナ5」ではサポート役がメインだった双葉が,よりアクティブにダンジョン攻略に関わってくるのも「ペルソナ5」ファンにとって嬉しいポイントだろう。

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 ω-Forceのアクションの爽快感と,アトラスのRPGのコマンドバトルの楽しさがミックスされたゲームシステムには驚かされた。UIデザインや物語の展開などが「ペルソナ5」そのままな雰囲気で,すんなりと作品世界に入れるところも魅力だろう。筆者もそのゲーム性や物語に引き込まれ,仕事を忘れて進めているうちに気がつけばプレイ時間が20時間を超えていた。
 良質なアクションゲームなのはもちろん,前作を遊んだファンであればより深く楽しめる作品としてオススメしたい。

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