イベント
映画「二ノ国」ジャパンプレミアに山﨑賢人さん,宮野真守さんらキャスト陣が登壇。収録時のエピソードを語った
映画「二ノ国」は,レベルファイブのRPG「二ノ国」シリーズをベースに,魔法の世界“二ノ国”へ迷い込んでしまった高校生達の恋と葛藤を描く青春ファンタジー。全国公開は8月23日に予定されている。
今回,初めて声優にチャレンジした山﨑さんは「百瀬監督が作り,音楽が加わった世界に自分が存在していることに感動しました」とコメント。そんな山﨑さんにアドバイスを求められたという梶さんは「仕上がったものを聞いて,すごく素敵だと思った」と話した。
新田さんは「普段,僕達は身体を使って芝居していることを実感しました」と,声の演技の難しさに言及。永野さんも「一言のセリフだけで,こんなに大変なんだと思いました。キャラクターの距離感は変わるのに,マイクとの距離は変わらない。それを全部1人で演じることには孤独感がありました」と同意していた。
一方,宮野さんは「俳優の皆さんと刺激し合いながら仕事ができることは,声優にとっても大事。その刺激が映画の魅力になっていればいいなと思います」と語る。そして津田さんが映画「二ノ国」について,「リアルとファンタジーがうまく融合して,世界観が作り上げられている」とコメントすると,梶さんも「世界観や音楽に入り込める完成度」と表現していた。
そんな声優陣の発言を受けて,日野氏が「僕のタイトルにたくさん出てもらっているので,全然新鮮じゃない」と述べると会場は大いに沸いていた。
今回の映画化について日野氏は「10年前,ゲーム版『二ノ国』を作ったときから,いつか映画にしたいと考えていた。それがついに実現して,百瀬監督共々,非常に喜んでいます」と喜びを表した。
百瀬監督は「普通の高校生がいるかと思えば,妖精やボスキャラみたいな存在もいるので,『二ノ国』のキャラクターはデザインしていて楽しい」「そのキャラクターにさらなる存在感を与えてくれたのがキャストの方々です」と制作期間を振り返った。
映画「二ノ国」の音楽はゲーム版と同じく,久石 譲氏が手がけている。主題歌「MOIL」は須田景凪さんの書き下ろしだ。日野氏は「音楽は世界観を表現する大事な要素」「久石さんとは長い付き合いになるが,今回は制作期間の都合ですごく短い時間しかなかったにもかかわらず,すばらしい音楽を作っていただいた」と話す。
主題歌についても「須田さんは,僕が『絶対にいい』と推薦した。須田さんの曲は,現代とファンタジーの世界の両方にピッタリでパーフェクト」と称賛を惜しまなかった。
自身が演じたキャラクターの共感できる部分を聞かれると,主人公・ユウ役の山﨑さんは「こうだと決めたときの強さ。男として格好いいと思いながら演じました」と答えた。また,ハル役の新田さんは「大切なものを守るために,自分さえも犠牲にするところ。格好よくて大好きです」と語る。
さらに,永野さんはヒロインのアーシャ姫について,「その場によって,あるべき姿とこうありたい姿を切り替えるところ。これは誰でも共感できるのでは」と述べていた。
「二ノ国に自分がもう一人いるとしたら,何になりたい?」という質問に対しては,山﨑さんが「空を飛びたい。鳥のように」と回答。その後,宮野さんが「新田真剣佑」,梶さんが「飛べる山﨑賢人」,津田さんも「飛べる日野さん」と続けて,さらに会場を沸かせていた。
イベントの最後には,キャストを代表して山﨑さんが「映画をご覧になる皆さんに,楽しんでもらいたいという気持ちでいっぱいです。皆さん自身が『二ノ国に行ったらどうするのか』という気持ちで観ていただきたいです」とメッセージを送った。
そして日野氏は「現代とファンタジーの世界を行ったり来たりする映画をやっと作ることができました。つじつまの合わない部分を収録現場で直すこともあって,キャストの皆さんにはご迷惑をおかけしましたが,いい映画になりました。必ず楽しんでいただけると思います」と,あらためてアピールしてイベントを締めくくった。
映画「二ノ国」オフィシャルサイト
- 関連タイトル:
二ノ国 白き聖灰の女王 REMASTERED
- 関連タイトル:
二ノ国 白き聖灰の女王 REMASTERED
- 関連タイトル:
二ノ国 白き聖灰の女王 for Nintendo Switch
- 関連タイトル:
二ノ国II レヴァナントキングダム
- 関連タイトル:
二ノ国II レヴァナントキングダム
- この記事のURL:
キーワード
(c)LEVEL-5 Inc.
(c)LEVEL-5 Inc.
(c)LEVEL-5 Inc.
(C)2018 LEVEL-5 Inc.
(C)2018 LEVEL-5 Inc.