プレイレポート
大自然のなかで猫と一緒に理想の田舎暮らし――「こもりライフ」Android向けOBTのインプレッションをお届け
5月12日〜24日に実施されたAndroid向けオープンβテストにて,筆者もひと足先に“こもり”での生活を体験することができた。本稿では,のんびりした生活にすっかり癒やされた筆者が,本作のプレイサイクルや魅力を紹介していく。
「こもりライフ」公式Twitter
※画像は開発中のものです
※一部,別デバイスで撮影しているため画像サイズや主人公が異なっています
海と森に囲まれた“こもり”へ
物語は,都会から田舎へ向かう過程で満員電車から乗客が1人,また1人と減り,窓の外に美しい自然が広がっていくという印象的なオープニングムービーから始まる。主人公を待つ明るい新生活を表しているようで,筆者の心も浮き立った。ゆったりとしたノスタルジックな主題歌も,作品の雰囲気に合っていて耳に心地いい。
主人公は,女子高生,サラリーマン,モデル,男子大学生の4人から選択できる。キャラクターたちには,それぞれに“こもり”に戻る事情が用意されているようだ。キャラ選択後,髪色や服装など外見が変えられるのもうれしい。
筆者は,オープニングにも登場した女子高生を選択。コーデには半袖&デニムのショートパンツ,黒のヒールサンダルを選び,目の色や髪色を変えてキャラメイクをしたら愛着が一気に強くなった。
駅に着いたら,いよいよ新生活のスタート。画面左に「任務(ゲーム目標)」が表示されるので,それに従って物語を進めよう。「任務」の項目をタッチするだけでオートで目的地まで移動できるのは,ゲーム内で迷子になりやすい筆者としてはとても助かる。
人間関係の基本ということで,最初の「任務」はもりの住人たちへの挨拶だ。駅で最初に出会う晴奈や村長の正雄といった住人に話しかけると,みんな主人公に優しくて(一部,頑固な職人さんもいたりするが)新天地での不安も一気に吹っ飛ぶ。
住人たちとの物語も用意されている |
メッセージのやりとりも |
こもりをちょっと移動しただけでも古き良き田舎の街並みや,色とりどりの花々,遮るものなく広がる青い空と景色の美しさに圧倒されてしまう。
きっとステキな暮らしが待っているに違いない! 期待を胸に自宅となる場所に向かってみると,そこには「人が住めるの?」と疑問に思うほど荒れ果てた家と土地が……。某国民的アニメのセリフ「おまえんち,おっばけやーしきー!」を思い出したほどだ。
これは開拓しがいがあるというもの。まずは草刈りをして,畑を耕し作物を育てるところから始める。自給自足でイチから暮らしを整えていくおもしろさと,その達成感が本作の大きな魅力だろう。
猫好きの筆者としては,猫と同居できる要素もとてもうれしいポイントだった。トラや黒など毛色は複数あり,好物もそれぞれ異なる。アクセサリーも充実していて,開発者の猫に対する強いこだわりと愛を感じずにはいられない。条件を満たせば複数の猫と同居できるので,猫ハーレムの実現も可能だ。
こもりで過ごすほど遊びの幅が充実!!
「任務」はメインのほか,物語,職業などさまざまなカテゴリがある。チュートリアルの役割も果たしているため,序盤はメインを優先的にこなすことをおすすめする。任務を達成して家のレベルを上げると,壊れた家や塀,街灯を直せたり,家畜を飼って農産物を得たり,家具や服を製作したりと,新たな要素や物語が開放されていく。
また,それらの修理,製作などには,木材や鉱石,食材の調達が必須だ。採取できる素材は土地によって異なるので,森や鉱山など多数あるマップを行き来することになる。本作にはオート機能やパラグライダーを使った移動方法があるため,広いフィールドもサクサクと移動できる。
外出時に注意しておきたいのは,森で行動を起こすたびに,画面左に表示された体力ゲージが減少することだ。お腹が空きすぎると作業が続けられなくなり,あと1つ……というところでも“帰る”選択しかできなくなってしまう。体力回復は眠るか,自然回復を待つのが基本だが,いずれも時間がかかる。そのため遠出する際には,ゲーム内で入手できるおにぎりや料理をバッグに入れておこう。
もう1つ気を付けたいのは,体力とは別に疲労度がたまっていくこと。一定以上蓄積されると消費体力が多くなってしまう。筆者は調子に乗って,疲労度がかなりたまった状態で遊び続けていたのだが,1回の作業で通常より多く体力が消費されるようになってしまった。スローライフを標榜するゲームだけに,働き過ぎには要注意である。
とはいえ,動物の飼育や服作りなどできることが増えていくと,次は何をしようかと考えるのがますます楽しくなって,βテスターでもある筆者は期間中,ひき“こもり”っぱなしだった。
●こもりでできること一例
(1)栽培
(2)料理
(3)採集
(4)加工
(5)衣装製作
(6)釣り
(7)狩り・飼育
(8)出荷
(9)依頼
(10)家のカスタマイズ
住人やプレイヤー同士の交流も!
「日記」では,主人公がこもりに来てからの記録がつづられていく。ただし内容は未完成のため,そこに記載された任務をこなして日記を完成させる必要がある。住人たちとのやりとり,森に隠された秘密などで日記を埋めていくことで,こもりの生活がより豊かになっていく。筆者もまだ隅々まで探索できていないので,ゲームの正式配信後に「日記」を埋めるのが楽しみだ。
また,家のレベルが上がっていくと,こもりだけでなく,隣町の「海浜町」にも行けるように! 海浜町には,主人公の髪型から皮膚の色まで外見を変えられる美容室,服や家具,猫のグッズが購入できるショップなどがある。こもりより栄えている町なので商品のラインナップも豊富だ。
ほかにもプレイヤー同士で交流できる「レストラン」や「商会」「チーム」など,スローライフ作品には珍しいほどマルチで遊べる機能が充実している。フレンドの自宅に遊びに行ったり,情報交換をしたりと,一緒に遊ぶことで暮らしの楽しみが何倍にも広がりそうだ。
一緒にご飯を食べたらもうトモダチ |
フレンドのみで使用できる個室も |
オープンβテスト期間中にやりこんでもまだ遊びつくせないほど,たくさんの要素が用意されている「こもりライフ」。今夏配信予定とのことなので,本作に興味がある人は公式Twitterをフォローして最新情報をチェックしよう。
「こもりライフ」公式Twitter
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2023 Proxima Beta Pte. Ltd. All Rights Reserved. (C)2023 Shanghai Zorro Network Technology Co. Ltd. All Rights Reserved.
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