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プロセカのリアルイベント“神山高校文化祭”レポート。わたあめやイカ焼き,お化け屋敷から演劇までゲーム内イベントを完全再現
なお,11月5日と6日も引き続き開催予定だ。
(チケット入場のみ。チケット販売は終了済み)
本イベントは,プロセカで過去に開催されていたゲーム内イベント「KAMIKOU FESTIVAL!」の模様を再現したもので,現地ではイベントストーリーで登場した数々の模擬店などが再現されている。
開催場所となった「越後屋 金江津小学校スタジオ」は,廃校となった小学校の校舎をそのまま利用しているため,学校らしい雰囲気や文化祭の雰囲気も存分に味わえるロケーションだった。
グラウンドには「わたあめ」「焼きそば」「イカ焼き」といった食べ物の模擬店が並んでおり,買ったものは向かい側の屋根つき飲食スペースでゆっくりと味わうことができる。
また,校舎前の「神山高校購買部」ではオリジナルグッズとして,ゲーム内でキャラクターたちが着ていたクラスTシャツが再現されて販売され,これを着て神高文化祭を楽しんでいる人たちも大勢いた。
ここから各クラスの出し物を見ていこう。
まずは校庭の模擬店だが,なんと言っても一番人気だったのが青柳冬弥と草薙寧々のクラスである1-Bの「わたあめやさん」だ。
暁山瑞希もゲーム内で「すっごくカワイイ〜!」と言っていたファンシーなわたあめは。「アニマルコットンキャンディ♪ 草薙寧々」のイラストで見られるが,まさにそれを再現したものとなる。
東雲絵名の2-Dは,ゲームでも入口付近に出店されていた「フランクフルト」で,こちらは渦状に丸められてあり食べやすい。ほかにも作中再現として,イカスイカ焼き,至高の焼きそば,ワッフルやタピオカミルクティーなど,主食からデザートまでしっかりとそろっていた。
●1-B「わたあめやさん」
冬弥と寧々の1-Bによる「わたあめやさん」は終日大人気。それもそのはず,写真を見ると分かると思うが,クマとユニコーンのわたあめがかわいらしく,食べてしまうのがもったいないほどの出来なのだ。
●2-C「ワッフル」
少し大きめなワッフルはシュガーとチョコの2種類。クリームやフルーツなどがトッピングされ,かわいい仕上がりに。
●2-D「フランクフルト」
絵名のクラスはくるくると丸めたフランクフルト。丸まっていることに疑問を感じた人は,先のゲーム画像を確認してみてほしい。しっかりと丸まっているフランクフルトのイラストが見られるだろう。
●3-A「タピオカミルクティー」
タピオカミルクティーとタピオカ黒糖ミルクティーから選べる。
●3-B「至高のやきそば」
「至高のやきそば」は,ゲーム内画像にある立て看板の模擬店を再現したもの。濃厚ソースともちもち麺でボリューム満点な焼きそば。
●3-C「イカスイカ焼き」
ゲーム内の校内ロッカーに貼られていた模擬店のチラシを再現したもの。イカを丸ごと使ったイカ焼きで,食べごたえがあった。
クラスとしての出し物はここまでだったが,上記クラスとは別に,通常のドリンクなどを販売している模擬店もちゃんとあった。
続いて校舎内の模擬店を見ていこう。
校舎1階には神代 類の2-Bによる「ドキドキ☆ビリビリ棒」,2階には白石 杏と瑞希の1-Aによる「Kamikou Cafe」があり,また東雲彰人の1-Cによるホラーハウス「恐怖の学級」,TVゲームやボードゲームが遊べる1-Dの「ゲームはお好きですか?」なども出店されていた。
このほか,演劇準備室には天馬 司の2-Aによる演劇「ロミオ 〜ザ・バトルロイヤル〜」で使われた衣装(製作途中のもの)や小道具,台本などが展示されている。さらに3階には3-Dによる「遅れてやってきた夏祭り」と称した,縁日ならではのアトラクションもあった。
吹奏楽部によるイントロクイズ大会も大きな盛り上がりだった。
●2-B「ドキドキ☆ビリビリ棒」
類のクラスの出し物は「ドキドキ☆ビリビリ棒」。棒を持って動かし,90秒の制限時間内にコースフレームや障害物に触れることなくゴールできるかを競う。なかなか難度が高く,至るところで警告音(コースフレームや障害物に触れると鳴る)が響いていた。
●1-A「Kamikou Cafe」
チュロスやフライドポテト,パンケーキ,ソフトドリンクを堪能できるカフェ。3クラス分の教室を使用し,1クラスが注文カウンター,残り2クラスが飲食スペースとして使用されていた。
●1-C「恐怖の学級」
その昔,1年C組の男子が学校近くのお寺でイタズラをしたことで,寺に眠っていた霊がC組を呪った。これを解くには場内にある御札を探し出し,指定された箱に納めなければならない――という内容。
場内は残念ながら撮影できなかったが,内部はとても暗い一本道。壁面や小物も凝った作りである。音や声で驚かせるのが基本の仕掛けであったが,その空気感も相まり,思っていたより普通に怖かった。
●1-D「ゲームはお好きですか?」
TVゲームは「ぷよぷよテトリス」,ボードゲームは「ワードウルフ」「ワンナイト人狼」を体験できる。ゲーム内で高難度シューティングゲームでぶっちぎりのハイスコアを記録し,大会優勝した寧々のトーナメント表と結果も黒板に描かれていた。
●2-A「演劇準備室」
演劇準備室には,体育館で上演される「ロミオ 〜ザ・バトルロイヤル〜」の製作途中の衣装や小道具の武器,台本などが展示されていた。黒板には打ち合わせの模様として,いろいろな単語が書かれており,イベントストーリーでは描かれていない場面の想像も広がった。
●3-D「遅れてやってきた夏祭り」
夏と言えば縁日,縁日と言えば屋台のゲーム,ということで3-Dではボールすくい,輪投げ,射的といった3種類のゲームを体験できた。参加者はすべてのゲームにチャレンジし,各種目で決められた条件をすべて達成することで,景品として缶バッジがプレゼントされる。
●吹奏楽部「イントロクイズ大会!」
吹奏楽部の催しは,複数の出場者による早押しイントロクイズ。正解した人にはステッカーがプレゼントされる。1組2名の最大5組までが参加でき,参加組数に応じて出題数も変更される。イントロは当然,プロセカ楽曲から出題されるとあり,かなりのにぎわいを見せていた。
以上が校舎内の様子だ。どこも多くの参加者が訪れ,校内は入場制限がかかるほどの盛況だった。
また校舎内には模擬店だけでなく,廊下や階段などにも文化祭らしさが散りばめられており,階段の踊り場に立て看板が設置されていたり,階段を使った演劇パフォーマンスなども行われていた。
2-Aの演劇「ロミオ 〜ザ・バトルロイヤル〜」は体育館で上演された。各日13時と15時の2回公演で,上演時間は約40分。
演目の内容は“9人のロミオによる,己の命とジュリエットに対する真実の愛を賭けた戦い”というもの。ここまで聞くと,イベントストーリーをしっかりと覚えている人はピンとくるかもしれない。
そう,本演劇はゲーム作中で話されていたものとほぼ一緒なのだ。
リアルイベントのためだけの上演とするには,もったいなさすぎるほどの内容だった「ロミオ 〜ザ・バトルロイヤル〜」。なんらかの別の機会のときにでも,もっと多くの人に楽しんでほしい演劇であった。
■「ロミオ 〜ザ・バトルロイヤル〜」出演者(敬称略)
最強剣のロミオ(天馬司):藤希 宙
その他ロミオ:青木一馬/海田破知/凱斗勲菅野勇城/新藤 遼/田代哲哉次原恭兵/林寛太郎
ジュリエット:山田麻莉奈
ナレーション:原澤航一
ゲーム内イベントで描かれた文化祭を再現するという,意欲的な取り組みであるリアルイベント「神山高校文化祭」。
作中では一部キャラクターだけが参加していたイベントだが,現地ではほかのプロセカキャラクターたちも来場しており,一部の模擬店や校内の廊下などで登場人物たちによる会話が流されている。
それらを聞きながら模擬店を回っていると,まるでキャラクターたちと一緒に文化祭を回っているような雰囲気が味わえた。
また,それぞれのキャラクターゆかりの場所にはスタンディパネルが設置され,撮影スポットとしても人気だった。最後はそんなキャラクターたちの姿を紹介しながら,本レポートを締めくくろう。また,この機会にあらためてイベントストーリーを読み返してみるのもおすすめだ。
「神山高校文化祭」特設ページ
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