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Intel,最大5GHz版の「Tiger Lake H35」や8コアTiger Lakeなどの新型CPUを発表
薄型ノートPCでも最大5GHz「Tiger Lake H35」
Intelは,薄型ノートPC向け第11世代Coreプロセッサの新しいバリエーションとして,ゲーマー向けノートPCをターゲットにした開発コードネーム「Tiger Lake H35」をリリースすると発表した。
Tiger Lake H35は,現行のノートPC向け第11世代Coreプロセッサと同じ10nm SuperFinプロセスで製造されるもので,ラインナップは「Core
最大4基のCPUコアと,Intel独自の統合型グラフィックス機能(以下,内蔵GPU)である「Xe
ちなみに,Configurable TDP(※PCメーカーが設定できる最大消費電力)の最大値は35W,最小値は28Wとなっており,現行品の15Wよりは消費電力も増えているようだ。
それに加えてIntelは,2021年後半にCPUコアを8基に増量したTiger Lake-Hをリリースすることも明らかにした。
スペックの詳細は公表されなかったものの,最大動作クロックは5GHzで,PCIe 4.0対応とのこと。高い処理能力を要求するゲーマー向けノートPCでは,8コア版Tiger Lake-Hは歓迎されるであろう。
デスクトップPC向け Rocket Lake-S
2020年10月に概要が明らかになったデスクトップPC向けの第11世代Coreプロセッサ(開発コードネーム Rocket Lake-S)については,残念ながら目立つ情報のアップデートはなかった。
Rocket Lake-Sは,「Cypress Cove」と呼ばれるアーキテクチャを採用する14nmプロセス世代のCPUで,Xe
2021年1月12日16時頃追記:初出時,Metro Exodusによる比較デモをノートPCによるものと記載しておりましたが,正しくはデスクトップPCでした。お詫びして訂正いたします。
次世代CPU「Alder Lake」
言及があったという程度であるが,IntelはTiger Lake世代の後継となる次世代CPU「Alder Lake」(開発コードネーム)を2021年中にリリースすることも発表した。
Alder Lakeは,現行の10nm SuperFinプロセスの改良版「Enhanced 10nm SuperFin」で製造するプロセッサで,新しいCPUアーキテクチャ,より高クロックで動作可能といった特徴を備えており,デスクトップPC向けとノートPC向けが開発中であるとのことだ。
そのほかにもIntelは,ビジネスPC向けプラットフォーム「Intel vPro」の第11世代Coreプロセッサ版や,教育市場向けノートPCにPentiumおよびCeleronブランドのCPUを展開することも明らかにしている。
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第11世代Core(Rocket Lake,Tiger Lake)
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