このゲームの読者の評価
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国産デッキビルドローグライク 50 - 投稿者:キリコ(女性/30代)
- 投稿日:2022/10/05
- 良い点
- ■爽快感
基本的に完封圧勝またはゲームオーバーという極端な仕様で、ザクザクとスピーディーに敵を殲滅していくときの快感は本作最大の魅力です。
■サウンドエフェクトとアートワーク
絵がさすが日本産と頷いてしまうイメージで描かれていて、気持ちのいいサウンドエフェクトとともに爽快感を演出します。
■価格
クオリティに対して定価が安く、お買い得な作品です。
■入門用としてならアリ
デッキビルドゲームというのは覚えることが多く、未経験者にはハードルが高いジャンルになると思います。が、本作の場合はビルド幅の狭さを逆手にとって、「こういうジャンルなんだ」と体験するにはうってつけの低難度になっています。 - 悪い点
- ■ゲームバランス
本作の評価がイマイチ上がってこない最大の要因はここにあります。
例えばレリックについて挙げると、Credulity(水色)が強すぎてこれがあることが前提の敵の強さになっています。もし最初のステージのボスまでにこのCredulityが最低5まで積めなければほぼ攻略は断念することになるでしょう。
ローグライクであるのなら、例えばCorruption(紫)やCunning(黄)が集まった周回ならそれに合わせたビルドがあって、異なったプレイフィールが体験できて然るべきです。しかし本作の場合は戦略がブレイク→完封しか存在しないため、デッキビルドがブレイクを強化するCredulity一択になってしまっているのです。
何はなくともブレイクしなければ始まらないゲームで、ブレイクし続けさえすれば完勝する仕様上、敵のHPが高くなると単純に厳しくなります。難易度HARDだと頻発しますが、序盤からいきなり10も20もHPを持った敵だらけになり、初手ブレイクが物理的に不可能に陥るケースが散見されます。ブレイクできない=ゲームオーバーと直結する単純すぎるシステムが、このジャンルとしてはもしかすると欠陥なのかもしれません。 - 総評
- よく比較されるSlay the Spireとは似て非なるもので、本作はもっと「爽快感」「スピード感」を重視しています。概ねこの両者については成功していて酷評するほど悪いゲームではありません。
しかしやはりローグライクカードデッキビルドとして考えるとビルド幅が狭すぎることや、使えるストラテジーが少なすぎることなど、致命的な欠点を持っていると批判するしかないのも事実です。
価格的には十分見合うゲームですが、あえてこのゲームをプレイすべき!とオススメできるゲームではないと思います。 - プレイ時間
- 10〜20時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 4 2 1
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