ブラジル生まれの「Wolfstride」リリース。アニメをオマージュした巨大メカによる，戦略アクションとRPGのハイブリッド型ゲーム

　Raw Furyは，ブラジルのOTA IMON Studiosが開発したPC向け新作ソフト「Wolfstride」の販売を開始するとともに，ローンチトレイラーを公開した。

「Wolfstride」公式サイト

　「Wolfstride」は，未来都市レインシティで生きる3人組を描いたゲームだ。ドミニク・シェード，ナイフ・レオパード，そしてデュークの3人は過去の犯罪のためレインシティのスラム暮らしを余儀なくされていたが，手に入れたポンコツメカ「カウボーイ」を使ってメカ大会「アルティメット・ゴールデンゴッド・トーナメント」に参戦し，優勝することで富と名声を得ようと決める。
　ドミニクがマネージャー，ナイフがパイロット，そしてデュークがメカニックを務めることになり，残された63日間という短い時間で実績を積むべく，3人組は東奔西走するという。


　ストーリーとアクションシーンはセル画風のアニメーションで描かれ，1対1のメカバトルでは，双方がアクションポイントを消費して攻撃や防御を行うというターン制のシステムが採用されている。メカのアップグレードによってスキルが獲得できるが，アップグレードにはバトル以外で資金を稼ぐ必要があり，ドミニクは街中を行き来するおつかいミッションに励む。このようなアドベンチャーシーンはドット絵のグラフィックスで描かれるが，掲載したスクリーンショットからも分かるように，すべてのゲーム画面がモノクロで統一されていることも大きな特徴だろう。


　バトルシーンで「ドコッ」や「スーッ」という擬音がカタカナ文字としてインサートされるなど，随所から日本産アニメの影響が強く感じられる本作だが，残念ながら，今のところ日本語には対応していない。日本でも受けそうなゲームだけに，日本での展開にも期待したいところだ。
　なお，Steamストアページでは，12月15日までの期間限定で，発売を記念した10％オフのセールが行われている。