プレイレポート
[プレイレポ]箱庭要素やキャラ同士の交流も充実! 3種族が暮らす世界を舞台に,悲しくも儚い物語を描く「悪魔王子と操り人形」を先行プレイ
事前登録受付中のスマホアプリ「悪魔王子と操り人形」(iOS / Android)は,呪詛(じゅそ)がはびこる世界“シャグラン”に召喚された調律者(ちょうりつしゃ)となって,悪魔,人間,天使たちと交流していくダークファンタジーアドベンチャーだ。本稿では,メインストーリー第4章までプレイして分かった世界観やストーリー,ワケアリな登場人物たちの魅力をレポートしていく。なおプレイ範囲は,2024年3月25日〜4月1日まで開催されたクローズドβテストと同様のものとなっている。
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滅亡の危機にあるシャグランを,
3種族と協力して救うことに……
悪魔,人間,天使の異なる種族が暮らす世界「シャグラン」は,“忘我の呪詛”と呼ばれる呪いに包まれていた。この呪詛に触れたことで生きる屍,幽体となった者たちが,さまざまな事件を引き起こしている。
そんなシャグランを舞台にした「あくあや」の物語は,コルチカム王国の悪魔王子「ディア」により,主人公が連れ去られたところから始まる。
主人公はディアから,呪詛を浄化する力を持つ“調律者”という存在であることを告げられる。そこへ現れたのは,同じく主人公の力を求める,アキレギア帝国の人間「クロード」,聖地ジプソフィラの天使「メーレ」,悪魔一族のベラドンナ家当主「アダラ」だ。
そして,主人公は彼らに等しく力を分け与える存在「調律者」として,世界救済に協力することに。ただし,3種族の関係は良好とはいえず,さらに所有者を名乗るディアの存在もあり,調律者のシャグラン生活は波乱万丈ななかスタートとなった。
調律者が力を分け与える12人は,みんな魅力的だが,どこかわけありの人物ばかり。どのように主人公とかかわってくるのか,キャラクター同士の関係性も気になるところだ。
今回はメインストーリー第4章までプレイできたが,ディアの抱えているものの大きさや,各勢力の事情,天使たちの意外な関係性など,見どころ満載であっという間に読み終わり,続きがすぐにでも読みたくなった。
Live2D×フルボイスで展開される「メインストーリー」のほか,本作には「関係性ストーリー」「カードストーリー」「家具ストーリー」「イベントストーリー」など,さまざまな角度から登場人物たちの魅力をたっぷり満喫できるコンテンツがそろっている。配信後は,「あくあや」の世界観と物語にどっぷりと浸ってほしい。
パズル形式のクエストをクリアして,呪詛を浄化しよう
メインストーリーは,「コルチカム王国」「アキレギア帝国」「聖地ジプソフィラ」「魔都ベラドンナ」のエリアごとに読み進められる。メニューのワールドからそれぞれの勢力に移動可能だ。
メインストーリーの開放には,パズル形式のクエストをクリアしよう。クエストは,ガチャで入手したカードを使用して,メイン1人+サブ1人+サポート3人のユニットを編成して挑む。
ガチャは,月夜の森やトリカゴを思わせる演出が美しい(スキップも可能)。入手できるカードも魅力的なものばかりで,SSRカードは獲得時にセリフ演出があり,カードストーリー付きなのも,うれしいところだ。
クエストでの調律者の役目は,制限時間内にピースをタップして,マナをためていくことだ。制限時間終了後に,マナによって強化されたメインとサブのキャラが敵に攻撃し,一定以上のダメージを与えると倒せる。また,隣接した同じ色のピースを1度に消せる「チェーン」という要素があり,チェーン数が増えるほど,敵へのダメージがアップしていく。できるだけ,同じ色のピースが固まっている部分をタップしよう。
クエストに登場する敵にはそれぞれ属性があるので,相性がいいカードでユニットを組むのが,クリアへの近道だ。さらに,キャラカードが持つスキルも活用しよう。スキルはターンが進んでゲージがたまると使用できる。回復や攻撃など種類があるので,カードがそろってきたら,スキルの組み合わせを考えるのも楽しそうだ。
このほか,HPの回復や爆弾(周囲のピースを爆弾と同じ色に変える)などのパズルを優位に進められるピース,そのままでは消せない呪いのピースといったお邪魔ピースも存在する。クエストごとにピースの内容も変化するので,状況に合わせて攻略しよう。
メインストーリーのクエスト以外に,各種素材が手に入る「育成クエスト」,上級者向けの「解放クエスト」も用意されている。「育成クエスト」はプレイ上限がなかったので,毎日コツコツプレイするだけで,カードを強化できるのがうれしい。限界突破や,レベル上げなど,さまざまな方法でカードを育成可能だ。
「解放クエスト」は高難度なので,カード育成をしっかり進めたユニットでなければ,勝つのは難しかった。「解放クエスト」が遊べるようになったら,いつでも自分のタイミングでチャレンジできるので,万全の準備をして挑もう。
ワールドやキャラの部屋を飾りつける箱庭要素が楽しい
本作では,キャラクターたちが住むワールド(箱庭)を飾りつけることが可能だ。方法は最初にエスパダと,フィオーリが親切に教えてくれる。キャラがサポートしてくれると,一緒に暮らしている様子が感じられて,個人的にニコニコしてしまう。
飾れるオブジェクトは,メインストーリーの進行やガチャで入手できる。どれも凝ったデザインで,種類も多いため,コレクション魂を刺激された。ワールドそれぞれに飾りつけができるので,かわいい系,カッコいい系など,テーマを決めて装飾するのも楽しそう。
ワールドを飾りつけることで,ワールドレベルがアップする。レベルが上がると,オブジェクトが増えたり,キャラ同士の会話が増えたりと,いいことばかり。
オブジェクトのなかには,設計図を購入して,プレイヤーが素材を集めて作るものもある。頑張って作ったものは,愛着も強くなりそうだ。
さらに進めると,キャラクターたちの部屋が開放され,飾りつけできるようになる。キャラをイメージしたオブジェクトもいっぱいあるので,いろいろ集めて,ステキなお部屋を作ろう。同じオブジェクトでも配置で雰囲気が変わる。プレイヤーごとに個性が出そうなのも面白いところだ。
箱庭系のゲームが大好きな筆者としては,配信後は時間を忘れて遊んでしまうだろうなと,今から確信している。
オブジェクトのなかには,設置することでキャラクター同士の特殊な「家具会話」が見られるものも用意されている。種族の垣根を超えた意外な組み合わせも用意されているので,どんな会話が見られるのか楽しみにしてほしい。
家具会話以外にも,キャラ同士の関係性や,各人物の意外な素顔に迫る(?)ストーリーも充実している。できることが多いため,シャグランに入り浸ってしまいそうでちょっと怖いが,今から配信が待ち遠しい!
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