プレイレポート
メロンを持っていると逮捕される!? 可愛い動物たちが暮らす街の闇に迫るアドベンチャーRPG「Melon Journey 2」を紹介
本稿で紹介する「Melon Journey 2」もそんな海外のデベロッパが制作したタイトルの1つだ。
「Melon Journey 2」は,Froach Clubが開発し,Poppy WorksがパブリッシングするアドベンチャーRPGだ。物語の舞台は,可愛い動物たちが暮らす街,ホッグタウン。メロンソーダの製造工場で働く主人公のHoneydewは,友達のCantaloupeに彼の所持品であるブリーフケースを届けるべく,街を訪れる。
しかし,街に到着してホッとしたのも束の間。Honeydewは物陰で待ち伏せていたネコのリリーに大事なブリーフケースをひったくられてしまう。急いで街中を追いかけると,そこには挙動を怪しまれて警官に職務質問を受けるリリーの姿が。
これで一件落着,リリーは捕まってブリーフケースも戻ってくる……かと思いきや,ブリーフケースの中にあった「メロンの種」を見て警官の態度がさらに険しくなる。なんと,メロンの種が自分の物だと誤解されたリリーは,“メロン所持罪”の容疑で刑務所に連行されてしまった。
「なぜメロンの所持が罪なのか」「友達のCantaloupeはどこにいるのか」。さまざまな疑問を抱えたまま,プレイヤーは,街の住民から話を聞いて手がかりを集めながら,ホッグタウンが抱える闇に迫っていくことになる。
一見普通に見える街が闇を抱えている……というのは,さまざまな作品で使われるシチュエーションの1つだ。ただ,本作は「キュートな動物が暮らす街で非合法のメロンが取り締まられている」という,冷静に見ると間の抜けたシチュエーションなので,シリアスになりすぎず,肩の力を抜いてコメディのような感覚で見られる。
ローカライズについてはデモ版ということもあり,メインストーリーが最低限分かるくらいのものしかなされていなかったが,レトロなグラフィックスと心地の良いサウンドで彩られた独特な世界観やメロンを巡る謎がとても魅力的に映るタイトルだった。
そんな「Melon Journey 2」は,2020年内にリリース予定でSteamにはストアページがオープンしている。筆者としては続きが気になって仕方がないので,前作の「Melon Journey」をプレイしつつ,完成を楽しみに待ちたい。
なお,本作は「BitSummit Gaiden」の開催に合わせて,6月26日から7月11日まで,ゲームプラットフォーム「Utomik」でのプレイが可能となっている。気になる人はチェックしてみよう。
「Melon Journey 2」Steamストアページ
Utomik内のBitSummit Gaiden特設ページ
「Melon Journey 2」公式サイト
- 関連タイトル:
Melon Journey: Bittersweet Memories
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