［TGS 2020］「電車でGO！！ はしろう山手線」の最新情報がスクウェア・エニックス公式番組で公開。PS4版の実機プレイもお披露目に

　スクウェア・エニックスは本日（2020年9月24日），開催中の東京ゲームショウ2020 オンラインで配信された同社の公式番組「SQUARE ENIX PRESENTS at TGS 2020 Online」にて，12月3日に発売を予定している「電車でGO！！ はしろう山手線」（PS4 / Switch）の最新情報を公開した。


　番組内では，本作の5つのポイントをピックアップして紹介が行われた。まず挙げられたのは「グラフィックスがすGOい！」。既報のとおり，本作はスクウェア・エニックスの映像制作集団であるヴィジュアルワークス部が制作を手がけている。
　そんな本作では山手線30駅と沿線のリアルな街並みを再現し，さらに時間や天気にも複数のバリエーションが存在する。時間や天気の変化はミッションごとに設定されており，またフリー走行では天気や時間を自由に設定して走ることができる。


　次に挙げられたポイントは，「山手線をぐるっと1周できてすGOい！」。本作では山手線の内回りを再現しており，その中には49年ぶりの新駅となった2020年3月開業の高輪ゲートウェイ駅も含まれている。

高輪ゲートウェイ駅

渋谷駅

新宿駅

　3つめに挙げられたポイントは「車両＆路線も選べてすGOい！」。本作は基本的に現代の山手線を舞台にしているが，走行できる車両には新旧4種類の山手線が登場する。これにより，現代の街並みに歴代の車両を走らせるという，ゲームならではの楽しみ方ができる。これは，古い車両が好きという「電車でGO！！」シリーズファンに向けたこだわりとのことだ。

103系	205系
E231系	E235系

　また山手線と並走する埼京線，京浜東北線，上野東京ライン，成田エクスプレスの路線と車両も収録しており，山手線の中で路線が並走する区間をそれぞれの車両で走行可能となっている。とくに成田エクスプレスの車両は，ほかの路線の車両よりも運転席が高い位置にあるので，視点だけでなく運転の感覚も異なっているという。またアーケード版で人気のある総武線も，市ケ谷〜秋葉原間を収録している。

成田エクスプレス	京浜東北線
埼京線	上野東京ライン

　4つめに挙げられたポイントは「ミッション数が200以上ですGOい！」。本作はプレイフィールの異なる以下の3つのモードを搭載している。
　まず「アーケードモード」は，アーケード版の山手線，総武線ミッションを楽しめるモードだ。アーケード版で人気の高かったミッションの面白さをそのままに，コンシューマゲーム向けにアレンジを加えている。運転士の腕前が得点として評価されるモードで，評価の最高位は「光の運転士」とのこと。

　ここで，本作をPS4とSwitchのコントローラでプレイすることについても言及がなされた。それによると，本作ではアーケード版のプレイ感をそのままに，コントローラで遊べるように改修したという。また操作方法は，より本物の運転体験に近い「スタンダードタイプ」（左スティックを手前に倒す）と，ゲームとしてのプレイフィールを大事にした「シンプルタイプ」（左スティックを奥に倒す）の2種類を用意した。さらに入力タイプも，一気に加速する「ダイレクト」と1段ごとに加速する「ステップ」の2種類から選択可能となっている。


　「おうちでGO！モード」はコンシューマゲーム版のオリジナルモードで，ミッションクリア型の「運転士の道」，車両や環境，走行区間を自由に設定できる「フリー走行」，専用ミッションの中からルーレットで選ばれたミッションをプレイする「デイリールーレット」という3つのプレイスタイルが存在する。
　このうち運転士の道は，エンディングを目指して各ミッションを進行する。ミッションにはそれぞれ目標が設定されているので，乗務で必要なテクニックを磨けるとのこと。そしてミッションの各チャプターの最後にある試験をクリアすることで，次のチャプターへ進行できる。
　なお，フリー走行およびルーレットミッションは，運転士の道のシークレットミッションをクリアすると順次アンロックされるそうだ。

番組内では，PS4版を使った運転士の道の実機プレイも披露された。本作では，車両を走行・停止するだけでなく，指さし確認や減光操作，警笛を鳴らすことができる

　最後に挙げられたポイントは「VRモードがすGOい！」。本作のPS4版にはPS VRを使ってプレイする「VRモード」も用意されており，アーケード版に収録されていたミッションを遊べる。収録区間は山手線（原宿〜品川）６区間で，ミッション数は10，シチュエーションは晴れの朝，昼，夕から選択できる。

VRモードの実機プレイも披露された

　番組のエンディングでは，本作のプロジェクトマネージャーを務める石原 光氏が本作について，「電車が好きな方もそうでない方も楽しんでいただけるゲーム。ぜひお家で遊んでいただけたら」とコメント。またディレクターの尾崎義規氏は，「山手線を知らない方でも，東京の景色を再現しているので楽しんでいただけるのではないかと思っています」と語った。
　そしてプロデューサーの野本 遼氏が，「電車を前に進めて，停めるだけのゲームです。いろんな操作がありますけれども，操作自体は簡単にしていますので，普段ゲームを遊ばない方でもカジュアルにプレイできると思いますので，ぜひ楽しんでください」と呼びかけて，番組を締めくくった。

スクウェア・エニックスの関係者が本作をプレイする，SQUARE ENIX PRESENTS at TGS 2020 Online内の企画も紹介された

「電車でGO！！ はしろう山手線」公式サイト