プレイレポート
PS5版「フォートナイト」はどんな感じ? 4K/60fps環境の手軽さや,DualSenseの触感にフォーカスしたプレイレポートをお届け
実際にプレイしてみると,グラフィックスや演出面などが向上しており,プレイのモチベーションがさらに上がるものだったので,簡単なプレイレポートをお届けしてみたい。どんなところが変化しているかに主軸においた内容なので,本作のプレイヤーは参考にしてほしい。
なお記事中のスクリーンショットは,PS5の機能を使ってキャプチャした動画から切り出したものを使用している。注釈のあるものは拡大表示すると4K解像度となっているので,モバイル回線などで閲覧している人は注意して読み進めてもらえたら幸いだ。
「フォートナイト」公式サイト
4K/60fpsで安定して遊べるPS5版「フォートナイト」
広大な島のマップ上に最大100人のプレイヤーが降り立ち,現地調達した武器や素材を駆使して戦いを繰り広げる本作のルールは,もちろんPS5版でも変わらない。ただ撃ち合うだけでなく,道中で手に入れた素材を使い,足場や遮蔽物を建築しながらの駆け引きが本作ならではの流儀である。
ちなみに現在はチャプター2シーズン4が進行中で,アイアンマンやソーなど,マーベルコミックスのスーパーヒーローやヴィラン達にまつわるストーリーやマップ,アイテムなどが登場している。こうした要素はPS5版でも変わりないが,ハードの性能や機能によって,いくつかの仕様には変更がある。
何より気になるのは,やはりグラフィックス面だろう。映像関連のオプションを見てみると項目はかなり少なくて,残念ながら解像度やフレームレートの変更はできない様子。残念ながら1080pでも120fpsにはできないが,4K/60fpsではプレイできたので,今後のアップデートに期待したい。
それでも,4K対応の大画面モニターでプレイできるのは,かなり気持ちがいいと感じられた。マップが遠方まで見渡せ,敵を視認しやすいということもあって,対応ディスプレイさえあるなら,ぜひオススメしたい。PS5自体は4K/120fpsやそれ以上の出力にも対応していることから,将来的にはより美しい映像でプレイできる可能性もある。今から楽しみだ。
内蔵SSDからの読み込みは非常に早く,通信環境にもよるだろうが,プレイ中に“重さ”を感じるようなことはほぼないないと言っていい。PS4版では,内蔵HDDからの読み込み時に,キャラクターや背景のテクスチャがぼやけるケースが見受けられるが,そういった現象も一切発生しなかった。
もう一つの注目は,新型ワイヤレスコントローラの「DualSense」によるプレイフィールだ。ハプティックフィードバックでは,装備している銃によって感触が異なるのが面白い。
さらに興味深いのはアダプティブトリガーの使い方だ。攻撃を[R2]に設定していると,ツルハシを使うときと銃を撃つときで,明確に触感が異なっている。前者の場合は何の抵抗もなくトリガーが引けるが,後者の場合はトリガー引き始めに「カツッ」という小さな抵抗感が生じるのだ。
銃のトリガーを引く感覚が味わえるという意味合いも大きいが,抵抗を感じたところで指を止めれば弾は出ないので,例えばスナイパーライフルで狙撃するときなどは,トリガーを引く指をどう置いておくかで工夫ができるように感じられた。なお今回のプレイでは機会がなかったのだが,ブームボウやミニガンでは,またトリガーの触感が違うそうである。
そんなわけで,短い時間ではあるがPS5で遊ぶ「フォートナイト」のプレイフィールを紹介してみた。120fpsこそ出ないとはいえ,60fpsの安定したフレームレートで遊べる快適さは,なかなか侮れないものがある。これまで別のプラットフォームでプレイしていた人も,PS5を手に入れることができたなら,ぜひ試してみてほしいところだ。プレイのモチベーションや勝率もきっと上がることだろう。
ちなみに筆者はPS4やSwitchでも本作をプレイしているが,自身のEpic Gamesアカウントが紐付いたPlayStation NetworkアカウントでPS5にログインするだけで,これまでのプレイ履歴を引き継いで遊ぶことができた。実にスムーズである。
また,新たなプラットフォームのローンチということで,新たなプレイヤーが参戦してくるタイミングでもある。同じ腕前のプレイヤーとマッチングしやすい時期でもあるので,これまで本作に触れていかった人も,この機会に挑戦してみるのも悪くない。ビクトリーロイヤルの栄光を,PS5版で掴んでみてはいかがだろうか。
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