短編ADV「Sunlight」のVRペイントツールを使用したアート制作風景を紹介する最新映像が公開

　ノルウェーのKrillbite Studioは，2021年1月14日にリリースを予定しているアドベンチャーゲーム「Sunlight」の，アート制作の様子を紹介する最新映像を公開した。

Steamの「Sunlight」配信ページ

　「Among the Sleep」（PC / Mac / PS4）や「Mosaic」（PC / Mac / PS4 / Nintendo Switch / Xbox One）など，感傷的でパーソナルな作風で知られるKrillbite Studioの新作「Sunlight」は，森の中に迷い込んだ主人公が，樹木の声を聞き分けながら進んでいく一人称視点のアドベンチャーゲームだ。市販のOculus VR向けペイントツール「Quill」を使って描き上げた，直感的なアートを前面に押し出したグラフィックスが特徴で，個々のオブジェクトをUnity 3Dに落とし込むことで，いわゆる“フラットスクリーン”専用のゲームに仕立てているという，実験的なゲーム作りが行われている。そのために30分ほどで完結する短編ゲームになっている。



　映像のBGMに利用されている「ヘルヴィムの歌」は，正教会の儀式で利用される曲であり，“ヘルヴィム”はスラブ語で「天使」を意味しているという。そのコーラスは音楽スタジオではなく，同国の古都であるトロンハイムにある古い建築物の中で収録されており，ヘッドフォンで聴くとその場所にいるかのような気分になれるかもしれない。


　「Sunlight」のSteamストアページ（リンク）では，現時点で価格については発表されていない。また英語のみのサポートとなっているが，気になる人はウィッシュリストに追加しておくのが良いだろう。

「Krillbite Studio」公式サイト