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アクションストラテジー「Gord」の開発がアナウンス。サバイバルアドベンチャーとシティビルダーの要素を加えたダークファンタジー
本作は,スラブ神話をベースにしたダークな世界観を持ち,サバイバルアドベンチャーにシティビルダーの要素を加えた作品だ。プレイヤーは“魔物たちが巣食う原野の征服”を,王から託された側近の戦士となり,探索やモンスターとの戦いを繰り返しながら,その命を果たしていくことになる。
探索と戦闘は,プレイヤーに与えられた“長老”と呼ばれるリーダーと,魔術の使い手であるリンクス(Lynx)たちに率いられた「暁の部族」(Tribe of the Dawn)と協力して行ってくのだが,それと同時に,彼らの生活も考えなければならない。
そこで,モンスターが徘徊する荒れ果てた地で安全を確保するため,木柵で囲われた村や,よりよい施設,防衛システムの構築といったことも必要になってくるのだ。
また,主要なキャラクターの1人1人にはストーリーが用意されており,彼らとの交流によってサイドクエストが自動的に生成されていく。各キャラクターは,食糧事情や疫病,さらには冒険中の仲間の死などによって「Sanity」(正気度)が変化し,その度合いによっては戦闘から逃げ出したりするので,それぞれに合わせた処置を施す必要もある。
より長期的な精神的苦しみの「Burden」(心の重荷)といった要素は,蓄積するだけで減らすことができないので,これらの状態を見極めながら探索を進めていくことになる。
村全体で神々を信奉する「Faith」(信仰)というシステムも用意されている。これは,神に祈りを捧げることによって,スペルキャストの能力を得ていくもので,敵がプレイヤー側の位置を把握できなくなったり,モンスターを一時的に手懐けたり,さらには不聖な怒りのパワーを放出させるといった能力が使用可能に。どの神をどのように信奉するのかで,得られる能力が変化するようだ。
開発を手掛けるCovenantは,CD Projekt REDで「ウィッチャー」シリーズのプロデューサーを務めていた,スタン・ジャスト(Stan Just)氏が2020年に起業したばかりのスタジオで,そこに「Frostpunk」の11 Bit Studiosに在籍経験のあるベテランのメンバーが10人ほど集まっている。
それもあってか,「Gord」の雰囲気も,ポーランドの開発者らしいダークな世界観や人間性を強調したようなものになっている。
現時点では日本語化の予定はなさそうだが,プレイヤーの要望次第でローカライゼーションは臨機応変に行っていくとのことなので,気になる人はSteamストアページでウィッシュリストに追加しておくといいだろう。
「Gord」公式サイト
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Gord
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