プレイレポート
「ガーディアンテイルズ」CBTレポート。もうずいぶんと忘れていた,ゲームにおける“探索”の面白さを高カロリーで味わわせてくれる作品
「ガーディアンテイルズ」公式サイト
※本記事はクローズドβテスト時のプレイをもとに制作しています。
コンボをつなぐ爽快アクション
キャラクターの操作方法は,画面左下にある十字キー風のバーチャルパッドが移動,画面右下にある各種ボタンが攻撃やダッシュ,スキルといった各種アクションという,スマホ向けアクションRPG定番の形式なので,迷うことはないだろう。
攻撃を連続して繰り出すとコンボがつながり,敵にテンポ良くダメージを与えられる。とはいえ敵もただやられる一方ではないので,敵からの攻撃を回避することを兼ねてキャラを移動させつつ,ダメージを与えていくというのが戦闘時の基本的な立ち回りだ。
戦闘中は装備した武器によってさまざま「スキル」を発動可能。武器そのものの強さだけでなく発動可能なスキルにも注目しつつ,敵を撃破していこう。
ちなみに本作には,剣や弓,銃,そしてビームライフルといった豊富な種類の武器が存在し,仲間となるキャラはそれぞれ装備可能な武器種が設定されているが,主人公はすべて扱える。
ボタンの数が少なめで操作はシンプルだが,アクション性に関しては思いのほか豊かだ。中でもダッシュのアクションは使用頻度が高く,高難度コンテンツではダッシュの常用が不可欠だ。
敵の動きをしっかりと見極めて危険な攻撃はダッシュですばやく回避し,隙を見せたら今度はダッシュで“良い位置”を取り,着実にダメージを与えていくという,手に汗握るバトルを楽しめる。
各キャラは「チェインスキル」を習得しており,ここもパーティの編成時によく確認しておきたいポイントとなっている。「チェインスキル」は,敵が特定の状態異常のあいだに発動可能で,基本的には武器のスキルで何らかの状態異常を起こさせ,発動条件を満たすのがベターな方法だ。
「チェインスキル」の面白いところは,「チェインスキル」がほかのキャラの「チェインスキル」の発動条件を満たせることにある。4Gamer読者ならここまでの説明で大体察したと思うが,例を挙げておこう。
例えば,主人公の「チェインスキル」は敵が“浮遊”の状態異常中だと発動可能となり,発動すると敵にダメージを与えて“転倒”の状態異常にする。すると,今度は“転倒”の状態異常が発動条件の「チェインスキル」を持つ仲間が追撃……といった具合に,バトルメンバー全員が順に「チェインスキル」を繰り出すという怒涛の連携攻撃が,パーティの編成次第で可能となる。
キャラはストーリーを通じて加入する場合もあるが,基本的にはガチャから獲得することになる。ガチャにはいわゆるキャラガチャと武器ガチャが用意されている形式だ。武器に関してはマップの探索で手に入ることもある。
キャラの成長は,ステータス上昇や「チェインスキル」習得などを,集めた素材でアンロックしていく形式だ。オート周回の機能も搭載されているので,こちらをうまく使って素材集めに奔走できるのがうれしいところ。
コミカルなストーリーと選択肢の豊富なクエスト
ゲーム序盤は,ストーリー中心のプレイを進めることになる。ある程度進めば,ダンジョンや迷宮,マルチプレイ用コンテンツが開放されていくので,ゲームの遊び方は段階的に学んでいける。
ストーリーで描かれる舞台は,未知の敵「インヴェーダー」の襲撃を受けた「カンタベリー王国」。新米騎士の主人公は,世界の危機に対抗するため,小さなお姫様と冒険の旅へと出発することになる。
ストーリーはコメディタッチで描かれており,シリアスな雰囲気は控えめで読みやすい。しかし要所要所に熱いシチュエーションが用意されており,飽きがこない展開だ。
有名ゲームのパロディネタも盛り込まれているので,知っている人ならクスリと笑える場面もあるだろう。随所に盛り込まれたネタを見つけてみてほしい。
また,ストーリー中にぜひ意識してほしいのが,主人公(プレイヤー)に委ねられる選択の数々だ。倒した敵を拷問するか,見逃すか。一度は攻撃してきた相手を許して味方にするのか,蹴飛ばすのか。
物語を進める中でそういった選択に遭遇することになるのだが,その結果に応じてカルマ値のようなものが変動していく。
メインストーリーは選択肢によって大きく変化することはなかったが,ステージの道中に出会った人から受けるクエストでは,かつての選択が大きな影響を及ぼしていた。
例えば,性格の悪そうな男にエルフを森から追い出せと言われたクエストでは,人間側につくか,エルフに味方するかを決められる。
スマホ向けゲームにおいて,こういった選択肢はどちらを選んでも結末が変わらないことが多いのだが,本作の場合はきちんと分岐する。善人として人助けをするもよし,悪人として利益を追求するもよしだ。
本作にはサイドストーリーの盛り込まれたクエストが豊富に用意されており,それらを探すのも大きな楽しみだ。ステージでは敵を攻撃するだけでなく,壺や木箱を持ち上げたり,隠し通路を見つけたりといった要素もある。思わぬところで隠し通路を見つけることで,新たな武器を入手したり,クエストを受注できたりするのが本作における“探索”なのだ。
「ガーディアンテイルズ」のCBTレポートは以上となる。事前登録受付中の本作だが,気になる配信日は未定だ。CBTがすでに実施済みなので,リリースもそう遠くないと思うが,続報を待とう。
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