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手作り感あふれる「Despelote」は,エクアドル社会の希望と不安を描くアドベンチャーゲーム
「Despelote」公式サイト
2年ほど前からインディーズ関連のイベントに出展されてきた「Despelote」は,現実の風景に,いわゆる「1-bitグラフィックス」風の処理を施し,その上に2Dキャラクターを重ねた一人称視点のアドベンチャーゲームだ。実際の環境音を収録し,プロではない声優を利用することにより,素朴な雰囲気の,知らない世界でありながらも懐かしさが感じられるゲーム世界が作られている。
舞台となるのはエクアドルの首都キトで,経済危機に直面して社会の不安が高まる中,2002年のFIFAワールドカップ初出場のキップが翌日の試合で決まりそうだという状況に対する人々の希望と熱狂を,1人のサッカー少年の視点で描いている。「Day of the Devs」で紹介された映像では,学校帰りの子供達が広場でサッカーをし,ボールを通行人に蹴っていたずらしたり,怒られたりするといったシーンが紹介されたのみ。具体的にどのようなストーリーになっているのかまでは分からなかったものの,完成を心待ちにしたい作品であることは間違いない。
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Despelote
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