コロプラの新作「白猫GOLF」リリース前にプロゲーマーときど選手とゲームメディアが対決。運営方針も明かされたメディア対抗戦レポート

　2022年9月某日，コロプラが10月26日に配信を予定している新作スマホアプリ「白猫GOLF」（iOS / Android）のメディア対抗戦が実施された。プロゲーマーときど選手や各ゲームメディアによるスコア対決の模様に加えて，開発ディレクターを務める能勢氏から語られた「白猫」シリーズ最新作の運営方針などもお届けしよう。


「白猫GOLF」は，リアルなスイングを追求したスマホ向けゴルフゲームだ。ゲージに合わせてタイミングよくタップするだけでなく，フリック操作の方向指定によって，実際のゴルフスイングに近い軌道操作が体験できる。
　キャラクターはシリーズ初の3Dリアル等身で描写され，ゴルフウェアやアクセサリーといった着せ替え要素も豊富。シリーズファンの注目ポイントも多い作品となっている。

「白猫GOLF」公式サイト

「白猫GOLF」ダウンロードページ

ときど選手とゲームメディアが激突！

　「白猫GOLF」では毎週，ゲーム内で「キャッシュトーナメント」という大会が開催されるという。優勝者には賞金10万円が贈呈され，2位から10位までに入賞したプレイヤーにも順位に応じた賞金が贈られる。
　使用キャラクターやクラブは全プレイヤー同じ条件のもと，参加者は1週間かけて予選から本選まで4つのステージを勝ち進んでいくことになる。

　今回のメディア対抗戦では「キャッシュトーナメント」を模して，優勝したメディアに10万円相当の商品券が贈られることに。


　「キャッシュトーナメント」の決勝ルール（3ホール＋同点首位の場合ニアピン勝負）で各メディアがプレイし，ホールごとのスコアで優勝者を決するという具合だ。

　対抗戦には計7社が参加し，3ホールずつの2コースでスコアを競った。まず，1コース目時点では電撃オンラインが圧倒的なスコアでトップを独走。


　しかし，2コース目ではファミ通App，GAME Watch，インサイドの3社が同スコアで首位を獲得する一方で，4Gamerは最下位になってしまった……。


　優勝の行方が決まるニアピン勝負では，GAME Watchがファミ通Appに僅差で勝利。ときど選手から10万円分の商品券が贈呈された。


　すると，商品券が入った祝儀袋の中から，ときど選手の挑戦状が出現。エキシビションマッチとして，GAME Watch対ときど選手によるニアピン勝負が実施されることになった。

　ちなみに，対抗戦の前に各メディアはテストアプリを体験済みだが，ときど選手も同様にじっくりとゲームシステムを検証したという。


　そうして，いざニアピン勝負が繰り広げられたわけだが，なんとGAME Watchがときど選手に快勝。「キャッシュトーナメント」は一般プレイヤーでもプロゲーマーに勝てるほどのチャンスがあるということが示された。

開発ディレクターが思い描くリアルゴルフへの展望

　対抗戦後には，ときど選手と能勢氏へのインタビューセッションが実施された。ときど選手には「白猫GOLF」以外にも，eスポーツシーン関連のさまざまな質問が寄せられた。

　ときど選手は，対戦相手の考えや感情を知るために，相手の顔が見える環境が重要だとしたうえで，「白猫GOLFには幸いなことにボイスチャットがあるようなので，オンラインでも相手の思考を考えたりしながら対戦できるのかな，と期待しています」と語った。

　また，賞金制大会における平常心の保ち方を聞かれたときど選手は「正直な話をすると，大会の賞金は僕にとってボーナスであって，直接的な報酬（勝利）ではないと自覚しています。そのように考えれば，必要以上のプレッシャーは生まれないと思います」と自身の見解を述べた。
　さらに，ときど選手はトーナメントに勝ち抜くため，ラウンド間の空き時間の過ごし方を「たとえば格闘ゲームだったら自分の目を回復させるとか，あとは自分の状態を顧みることが必要です」と語った。


　一方，能勢氏には「キャッシュトーナメント」やゲームシステム，eスポーツ展開への質問が寄せられた。

　能勢氏によると「キャッシュトーナメント」は毎週開かれる大会であり，そのほかに3か月に一度，大規模な大会も開催するという。

　また，事前に開発レターで発表されていた「ガチャやキャラクターのスキルにあまり左右されないゲームを作っていく」という宣言について，改めて確認する質問も寄せられた。

　能勢氏は「白猫GOLFは対戦要素のあるゲームですので，ステータス以外のところで付加価値を付けようと思っています」と答え，「もちろんキャラクターごとのスキルでバリエーションを広げることも考えていますが，インフレはさせないつもりです」と言葉を続けた。


　キャラクターのリリースペースへの言及もあり「これまでの白猫シリーズより抑えます。最終的には二か月に一度くらいのペースを検討しており，そのペースならそれほどインフレはしないだろうと考えています」とコメント。

　そのうえで「性能とは無関係のアバターやスキンなどで，ユーザーの皆さまに見た目でも楽しんでもらえるゲームにしたいと思っています」と性能面以外の要素も充実させていくことを語った。

　なお，それらはイベントでも獲得できるようにする予定とのこと。「月ごとに開催されるランキングで入手できたり，特殊なイベントの報酬で専用アバターが獲得できたりと，いろいろ考えています」と構想を明かした。


　最後にはeスポーツ展開への質問も寄せられ，「今後コラボを予定しているものがいくつかあります。また，リアルゴルフ業界等を含めてさまざまなところと連携し，eスポーツ，ゴルフという軸をベースに，スマホゲームという狭い枠にとらわれず，ゲーム，エンタメ，スポーツといった幅広い領域とコラボをしていきたい」と多方面への展開を予告する言葉で対抗戦を締めくくった。


　今回のメディア対抗戦では，賞金がかかった「キャッシュトーナメント」の雰囲気を体感できたうえに，インタビューセッションにて本作におけるさまざまな方針を知ることができた。
　「白猫GOLF」のリリース予定は10月26日だ。登場キャラクターやスキル演出動画など，数多くの情報が公開されているので，興味がある人はチェックしておくといいだろう。

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