「KINGDOM：聖戦のきざし」プレイレポートを掲載。“昔ながらの味わい”をスマホで手軽に体験できる本格派MMORPG

　FOW GAMESは，スマートフォン向け新作MMORPG「KINGDOM：聖戦のきざし」（iOS / Android）のサービスを本日（2021年10月20日）開始した。本作は，狩りによる育成，PvP，ギルドといったツボを押さえつつも，手軽に遊べるというスマホゲームらしさを備えた本格派MMORPGだ。


　今回4Gamerは，リリースに先駆けて体験させてもらえた開発版をベースに，ゲーム内容について紹介しよう。

「KINGDOM：聖戦のきざし」公式サイト

「KINGDOM：聖戦のきざし」ダウンロードページ

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モンスターの姿に変身して敵を撃破

クラスや装備品以外の要素でも戦闘が有利に！

　ゲームスタート後，「ナイト」「レンジャー」「アサシン」「ウィザード」「ランサー」「バーサーカー」の6種類からクラスを1つを選び，マイキャラクターを作成することになる。

　「ナイト」は高いHPと防御力を生かして敵と戦うタンク役，「ウィザード」は遠距離から敵にダメージを与えられる攻撃役といったように，各クラスはそれぞれの特徴に応じた役割を持つ。


　それらのクラスを選んだ後にプレイヤーキャラが降り立つのは，魔に抗う人々と服従する勢力によって幾多の王国が群雄割拠する「新大陸」だ。もともとは魔に追われた人々がたどり着いた安息の地だったが，突如として平和が脅かされてしまったことから，戦いの幕が開けた。


　ゲーム序盤は，指定された数の敵を倒す，依頼を完了，新たに依頼を受けるといった一連の流れを繰り返し，“ストーリー依頼”を進行させることになる。

広大なワールドマップへの冒険に繰り出そう。目的地に転移できるワープ機能も搭載されている

　ストーリー依頼では，アーサー王伝説にまつわる遺物調査の冒険家として，「ヘルナン島」と呼ばれる小規模なマップ内で遺跡荒らしやモンスターと戦っていく。

キャラクター育成やスキル習得に関する要素は，レベルの上昇に応じて順次アンロックされるので，自然に覚えられる

　ゲーム内世界における魔法は，一般化されて広く認知された概念となっており，敵であるただの遺跡荒らしが，プレイヤーキャラから身を隠すために魔法「変身」を悪用しているという設定もある。


　プレイヤーキャラもこの「変身」でモンスターの姿となり，見た目が変わるだけでなく，ステータス上昇などの効果も得られる。上昇率はモンスターのレアリティなどに左右されるが，とくに攻撃速度は2〜3倍にアップするので，戦闘を効率よく進めるには欠かせない魔法だ。


　なお「変身」をするためには，依頼報酬や有料ショップなどを通じて手に入る「変身カード召喚」がまず必要だ。入手した「変身カード召喚」は，持ち物一覧から使用すると，ランダムで「変身カード」を得られる。もちろん，レアリティの高い「変身カード」ほどより強い存在に「変身」できる。

ショートカットには3種類の「変身カード」をセットできる。「変身の書」という消費アイテムを使うことで，セットした「変身カード」に応じて「変身」！

「変身」の持続時間はリアルタイムで30分間

　なお各「変身カード」に設定された「外見隠し」という項目をオンにすると，変身姿をプレイ画面上に反映せずに，ステータス上昇効果だけ発動させられる。元の姿のままで戦いたい人は活用しよう。

3枚の「変身カード」を合成するとランダムで新たな「変身カード」を獲得できる。余った「変身カード」はどんどん合成するべし

　同じく依頼報酬や有料ショップを通じて入手できる「ペットカード召喚」からは，「ペットカード」を獲得可能だ。「変身カード」ほど戦闘に影響しないものの，マイキャラクターのステータス上昇に加えて，戦闘経験値の獲得量をアップするなどの便利な効果がある。


　「ペットカード」も対象を選んだあとに「ペットの書」というアイテムを消費すると，リアルタイムで30分間「ペット」を使役できる。

　呼び出すだけでそれぞれの「ペット」が持つ効果を受けられるうえに，「変身」と「ペット」は効果時間が同じなので，可能ならば常に両方とも発動しておきたい。

　もちろん，それ以外の装備品の要素もしっかりと用意されている。さまざまな効果を持つ武器や防具，アクセサリーといったものだ。そのほとんどは，各装備に対応した「強化の書」で，一定の「強化区画」までノーリスクで強化できる。


　しかし各装備の強化区画が，あらかじめそれぞれに定められた数値を達成すると，それ以降はランダムで強化に失敗するようになってしまう。強化失敗時には，装備が完全に消失し，わずかな量の装備製作用素材に変換される。武器や防具をすべて失ってしまわないよう予備を用意するなど，注意が必要だ。


　武器や防具などの各装備品は，依頼報酬などに加えて，敵からのドロップ素材を使った「製作」からも入手可能だ。高レアリティの装備品製作には，装備強化失敗時に変換される素材が大量に必要なため，装備強化と装備製作を交互に繰り返していくことで，ステータスを段階的に伸ばせるようになっている。


　キャラクターのレベルアップで上昇するステータスは，1レベルごとに1ポイントずつ。プレイヤー自らの手で割り振れる。ステータスは「筋力」「敏捷」「知能」「体力」「知恵」の5種類となっている。


　そのほかの強化システムとしては，与ダメージ上昇効果やステータス上昇効果が常時発動する「ルーン」も用意されている。

　依頼報酬などで手に入る「ルーンの欠片」を消費することで，各段階のルーンを確率に応じて活性化でき，一度活性化が成功すれば，どんな状態でも効果が適用され続ける。

オート機能ではスキル使用時間まで設定可能！

細かく設定できる中にはプレイヤーキルの項目も

　本作の戦闘では，フィールドをうろつく無数の敵キャラクターを，タップでターゲティングし，繰り返し何体も撃破していく。

　オートで戦闘をするための機能も豊富なので，フィールド上のモンスター相手には，ほとんど自動ターゲティング＆自動攻撃で戦っていくことになるだろう。


　オート機能は，いつでも自由に有効化できるうえに，対象のターゲティング，HP回復アイテム，スキルの発動などに関して，非常に細かい設定が可能となっている。


　中でもターゲティングは「マルチターゲットフィルタ」で，9種類の状態の相手を選別させられる。プレイヤーキャラの近辺に現れたモンスター，依頼の討伐目標モンスター，攻撃中か否かまでを区別させて指定できるのだ。

　さらに敵対ギルドのプレイヤーキャラ，ギルドに所属していないプレイヤーキャラ，誰かに攻撃をしているプレイヤーキャラなども選べるため，いつの間にかプレイヤーキルをされていたが気づかずに放置していた，というような目に遭う確率を下げられるだろう。


　オート中のスキル発動に関しては，それぞれのスキルごとに何分何秒ごとに1回発動といった具合に細かく決定できるので，いかにして放置狩りの効率を高められるかを試行錯誤するのも面白い。


　冒頭でも紹介したとおり，「KINGDOM：聖戦のきざし」のサービスは本日開始された。昔ながらのMMORPGをスマホで手軽に楽しみたいという人に刺さるタイトルなので，興味がある人はぜひ遊んでほしい。

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