「GreedFall II: The Dying World」の制作発表。人気アクションRPGの続編は，前作の3年前の旧大陸を描くオリジンストーリーに

　Naconは，傘下スタジオのSpidersが開発した「GreedFall」（PC / PS4 / Xbox One）の続編となる「GreedFall II: The Dying World」の制作を発表し，アナウンストレイラーを公開した。発売は2024年で，プラットフォームはPCとコンシューマ機が予定されている。


　バロック絵画を思わせるアートワークが特徴だった前作「GreedFall」は，ファンタジー世界を舞台にしたアクションRPGだ。現実世界の16〜17世紀頃をイメージさせる世界情勢を背景に，発見されたばかりの新大陸Teer Fradeeで見つかった魔法Malichorの力を巡り，伝染病や戦争で疲弊した旧大陸から植民地開拓のために多くの勢力がやってくる。そんな中，主人公のDe Sardet（性別の選択が可能）が，さまざまな政治交渉や冒険を繰り広げるという作品だった。


　続編となる「GreedFall II: The Dying World」は，前作の3年前を描く前日譚で，新大陸の開拓が始まって間もない頃，旧大陸へと連れ去られていったTeer Fradeeの若者が主人公になるという。自由を獲得して未来を自分の意思で決定する権利を得た主人公は，複数の勢力との外交や戦いを通して，2つの世界の未来に影響をおよぼしていくという。


　公開された映像には，主人公と思われるキャラクターが銃と猟犬で武装した開拓民達と出会い，その後にガレオン船の牢に入れられて旧大陸へと向かう，というようなシーンが収められている。工業化が進んだ旧大陸は，煤煙が空を覆う荒廃した雰囲気だが，新大陸と同じファンタジー世界なのか，史実に近い状況なのかは分からない。
　Steamではすでに「GreedFall II: The Dying World」のストアページがオープンしており，表記によれば，現段階で日本語のサポートは予定されていないようだ。前作についてはGame Source Entertainmentが日本語PS4版をリリースしているので，本作も期待したい。