プレイレポート
[プレイレポ]カルの新たな冒険を描く「Star Wars ジェダイ:サバイバー」。新アクションやサポート機能を駆使して,より広大な惑星を探索
本作の時間軸は,前作と同じく映画「スター・ウォーズ」シリーズの「エピソード3/シスの復讐」と「エピソード4/新たなる希望」の間で,銀河皇帝パルパティーンがジェダイ騎士団をほぼ壊滅に追いやったあとの時代。そんな中,カルはジェダイの生き残りの1人として,帝国の絶え間ない追跡から逃れなければならない。
本作は三人称視点のアクションアドベンチャーで,プレイヤーはカルを操作し,銀河に点在するさまざまな惑星を探索しつつ,帝国の追っ手から逃れて,ジェダイ復活の手がかりを探していく。
マップは惑星ごとに分かれており,それぞれかなり入り組んだ複雑な構成で,前作よりも探索要素が強くなっていると感じた。その半面,ホロマップのナビゲーション機能などシステム的なサポートが強化され,それらを駆使すれば探索自体はやりやすくなっている。またそうしたサポートは,オプションでON/OFFが可能なものもあり,「自分だけの力で探索したい!」というプレイヤーの欲求も満たしてくれる。
またマップ上に,「パルクールによる移動と探索」「バトル」「謎解き(パズル)」のエリアが,メリハリを付けて配置されているのも前作同様だ。あるエリアでトルーパーの一団を撃破したら,続く行き止まりに見えるエリアを「フォース・プル」(引き寄せ)や「フォース・プッシュ」(吹き飛ばし)などを駆使してパズルを解き突破,次のエリアでは「ウォールラン」(壁走り)や,新たに登場した「グラップリングフック」を使うワイヤーアクションなどを駆使して,高所をひょいひょいと高速移動していくといった次第だ。
とくにパルクールに関しては,ジェダイ・フリップ(二段ジャンプ)が最初から使えるのが大きい。前作では序盤だとジェダイ・フリップが使えなかったので,筆者は慣れるまで頻繁にウォールランを失敗していたように記憶しているが,本作ではほぼ成功している。
バトルも前作同様,ライトセーバーを使ったチャンバラがメインとなる。攻撃ボタンで「ブーン」という音とともに光の剣を振り回したり,ガードボタンで近接攻撃や飛び道具をガードしたり,タイミングよくガードすることでパリィしたりが可能だ。
さらに本作には「スタンス」の概念が登場。今回のプレイでは,ライトセーバー1本を使う「シングルスタンス」,柄の両端からブレードを放出する「ダブルスタンス」,そして二刀流の「デュアルスタンス」を確認できた。たとえばデュアルスタンスでは,フォースアタックボタン長押しで,フォースを消費することで,飛ぶ道具を含むほとんどの攻撃をオートでパリィするといったことが可能になる。
もちろんフォースをバトルで使うこともできる。たとえば,とある強敵とのバトルでは,フォースを使って地面に転がっていた岩を吹き飛ばして相手に当て,大ダメージを与えるなんてこともできた。
またフォースには,新たに「フォース・コンフュージョン」が登場。これはフォースの力で敵の心を惑わし同士討ちさせるというもので,トルーパーが集団で襲いかかってくるときなどに役立つ。
まとめると本作は,前作以上に「映画さながらのジェダイ体験ができる」ゲームである。システム的にも,前作のフィードバックを踏まえた利便性の向上がなされており,かなり遊びやすくなったと言える。
また本作は,バトルの難度を5段階に設定できる。「『スター・ウォーズ』の映像作品は好きだけど,アクションゲームはちょっと……」という人も,「ストーリーモード」を選択すれば,バトルでつまずくことはまずないはず。ゲーム内で,ジェダイの騎士としてライトセイバーを振り回し,華麗に敵を倒していく体験をしたい人にはうってつけの1作だ。
「Star Wars Jedi: Survivor」公式サイト
- 関連タイトル:
Star Wars Jedi: Survivor
- 関連タイトル:
Star Wars Jedi: Survivor
- 関連タイトル:
Star Wars Jedi: Survivor
- この記事のURL:
キーワード
(C)2022 Electronic Arts Inc.
(C)2022 Electronic Arts Inc.
(C)2022 Electronic Arts Inc.