プレイレポート
[TGS2023]狭い部屋や座位でもしっかり遊べる。「バイオハザード RE:4 VRモード」試遊レポート
出展されていたバージョンでは,ゲーム開始から村に到着するまでをプレイできたので,そのレポートをお届けする。
VR化で注目したい点は,やはりその臨場感だ。バイオハザード4は,2021年10月にOculus Quest 2版がリリースされていたが,オリジナル版のやや古めのグラフィックスでもかなり臨場感があったのを覚えている。現代の精細なグラフィックスで表現されたRE4では,言わずもがなであろう。
なお,VRでのゲームプレイは立って行うイメージの人が多いかもしれないが,本作は座ってのプレイも可能だ。もちろん立ってプレイするほうが臨場感は増すが,環境的に融通が利かないという人もいるだろう。ちなみに試遊は座位にて行われたが,特に気になる点はなく遊ぶことができた。というのも,全体的に,あまり動かずプレイできるように配慮されていたからだ。
例えばアイテムを拾う際,非VRの時と同じように,アイテムの近くでボタンを押すだけでも,アイテムが入手できるようになっている。部屋があまり広くなかったり,座ってプレイしていたりする人にはありがたい仕様だ。
もちろん,実際にアイテムへ手を伸ばして掴んで拾う,VRならではの方法でも入手可能だ。ここで,「普通に拾えるならVRで拾う意味は?」と思う人もいるだろう。正直に言ってしまうと,後者の方法はゲーム的にあまりメリットはない。しかし,あえて意味の無い動作をしたくなってしまうのが,VRゲームというものである。実際にプレイしてみると,この気持ちがよく分かるかと思う。
戦闘に関しては,右腰に拳銃,左肩にナイフが装備されている。対応する位置に手を添えてボタンを押すと,銃やナイフを持てる。装備を持ち続けるには掴みボタンを押し続ける必要があるので,実際に何かを握っている感覚も味わえる。
ここでのポイントは,ハンドガンとナイフは片手で扱えるという点だ。つまり,非VRモードでは不可能だった,ハンドガンとナイフの両手持ちもできてしまう。片手でハンドガンを当てるのはそれなりに難しいが,うまく使いこなせれば,かなりスタイリッシュな戦闘が可能になる。
なお,銃やナイフは手を離して落としても,勝手に元の位置に戻る。落とした装備をいちいち拾うといった動作は必要ないので安心してほしい。
今回の試遊では検証しきれなかったが,ナイフは装備するタイミングに関わらず,ジャストパリィが発生しているように見えた。構えているだけで弾きが発生していたので,ハンドガンとナイフの両手持ちはなかなか理にかなっているのではないだろうか。
VRでガンアクションゲームをプレイする醍醐味と言えば,やはりリロードだろう。ハンドガンの場合,弾薬を撃ちきったらボタンを押してマガジンをリリースし,左腰にある弾薬カバンからマガジンを取り出し,銃へ挿入。最後にコッキングをすれば,射撃可能な状態となる。もちろん撃ち切る前にマガジンを交換すれば,コッキングせずとも射撃可能だ。
また,グレネード系のアイテムは,実際に投げるような動作で投擲する方法と,予測線を出してそこに沿って飛ばす方法の2種類が用意さている。これも,あまり動かずにプレイできるような配慮と言えるだろう。
このほか,体術の発動は通常モードと同じで,ひるんだ相手に近づいてボタンを押すだけになっている。体術の発動時には俯瞰視点のカメラへと切り替わるが,これは酔いを軽減するための仕様だ。ムービーシーンも同じく酔い対策として,スクリーンの映像を離れた位置から見るような形で再生される。
今回の試遊は,村の広場に入る直前で終了してしまったので,多人数との戦闘はあまり体験できなかった。先述のように,通常モードに比べてスタイリッシュな戦闘ができそうなので,ぜひ製品版では,大量の村人を相手取った大立ち回りに挑戦してみたい。
「バイオハザード RE:4」公式サイト
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