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「FIFA 23」の新たなアニメーション技術“HyperMotion 2 Technology”は,2試合分のデータから11人対11人のリアルな動きを再現
「FIFA 23」日本語公式サイト
「HyperMotion 2 Technology」紹介ページ
「HyperMotion Technology」は前作「FIFA 22」で初めて採用されたもので,モーションキャプチャ用のマーカースーツを着用したプロのサッカー選手が実際のスタジアムで試合を行い,そのデータを元にリアルな動きを再現するという技術だ。映画やゲームのモーションキャプチャは通常,スタジオで行っており,スタジアムという広大なスペースに無数のセンサやカメラを設置し,ボールにからんでいない選手の動きまで含めた膨大な量のデータを収集することが,どれだけスゴいものであるのかが想像できる。
進化版となる「HyperMotion 2 Technology」では,プロチームによる2試合のモーションキャプチャと,5回のトレーニングからデータを収集している。うち1試合は女子チームのもので,実際の女子選手の動きを再現することが目的だ。これらの作業から,前作のデータを再利用する分を含めて,前作の1.5倍となる6000ものアニメーションが作られたという。
同時に,920万フレームにおよぶキャプチャデータを,最先端の独自マシンラーニングアルゴリズムに学習させることで,自然な動きやアニメーションとアニメーションのつながりを再現し,バラエティに富んだスムーズな動きが堪能できるようになったという。
その1つが「コンポーズド・ボールストライク」で,パスを受けた選手がボールをトラップし,体を回転させてシュートするといった一連の動作が,ダイナミックかつ自然に表現されるようになった。
また,ハイボールをキャッチしようとするキーバーと,ヘディングを狙った選手が空中で衝突した場合,選手の腕がもう一方の選手を貫通してしまうなど,これまではどこかぎこちないアニメーションが発生していたが,インタラクション技術の進化により,例えば高く飛んだほうがもう一方の選手の上に乗っかってしまうなど,ナチュラルなアニメーションを実現しているとのこと。
新しい「テクニカルドリブル」システムでは,タッチごとにマシンラーニングによって情報が伝えられ,選手の重心とボールの動きを解析してアニメーションを作り出すことで,かつてないほど滑らかな動きを見せる。
アタッカーの動きに対してディフェンダーがプレッシャーをかけたり,ボールを奪ったりする動きを英語で「ジョッキー」(Jockey)と呼び,その動作を「ジョッキング」(Jockeying)と呼ぶ。本作では,キャプチャデータをマシンラーニングアルゴリズムが解析することでジョッキーシステムが改善され,よりよい対応が取れるようになったという。
以上のようなアニメーション技術に関連して,それぞれの選手に新たなパラメータが与えられるのだが,その1つが「AcceleRate」だ。こちらもPCと最新コンシューマ機専用の要素で,個々の選手がトップスピードに達するまでの早さを表現している。3つのアーキタイプが用意されており,一般的選手向けの「Controlled」のほか,爆発的な加速力でマークを振り切る「Explosive」,大柄な選手に見られる,スタート時はそれほどでもないが,次第にペース上げて相手に追いつく「Lengthy」となる。「Controlled」と「Lengthy」は,選手の「アジリティ」と「ストレングス」,そして身長によって定義されるとのことだ。
「HyperMotion 2 Technology」については,英語公式サイトの公開されている「The Pitch Notes:FIFA 23 GAMEPLAY DEEP DIVE」(ピッチノート: FIFA 23 ゲームプレイ ディープダイブ)で詳しく述べられているので,気になる人は読んでほしい。必ずしもすべてが最新機種向けのものではなく,「パワーショット」のように,PlayStation 4版やXbox One版にも関係する新機能も多く説明されている。
女子クラブチームも加え,さらなる進化を見せる「FIFA 23」は,2022年9月30日の発売が予定されている。今後,11月に開幕する「FIFAワールドカップ 2022」に向けてさらに盛り上がっていくことは間違いないので,約2か月後に迫った発売を楽しみにしたい。
The Pitch Notes:FIFA 23 GAMEPLAY DEEP DIVE
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(C)2022 Electronic Arts Inc.
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