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[TGS2022]ノンストップで“駐車”を目指せ! アクションレーシング「You Suck at Parking」プレイレポート
本作は,レーシングゲームながら“駐車”がテーマとなっており,制限時間内に決められたパーキングエリアに駐車することが目的となっている。すでにSteamにてアーリーアクセス版がリリースされており,9月22日まで20%オフの1640円で購入可能だ。シンプルながら地味に難しい,そんな本作の会場でのプレイレポートをお届けしよう。
ロゴに向かって次々と車が突っ込んでくるというユニークなタイトル画面 |
まず,本作の操作方法だが,コントローラの場合,右トリガーでアクセル,左トリガーでブレーキ,スティックの左右でハンドリングと,非常にシンプルだ。よっぽどラジコン操作が苦手だという人でなければ,操作で困ることはないだろう。
先ほど,本作の目的は駐車をすることだと述べたが,実は“停車”はしてはいけない。どういうことかというと,駐車場に着くまでの間,1度たりとも車を停めてはいけないということだ。
このルールが本作の難度をいい感じに高めてくれており,一見シンプルなコースでも地味に難しいという場面が多い。
また,コースには加速パネルやジャンプ台,車を引き寄せる磁石など,さまざまなギミックも設置されている。基本的には目的地を目指すために利用することになるのだが,なかには進行を妨害する位置に置いてあることもあり,なかなかいやらしい。
このため,ただスピーディーにゴールを目指すだけでなく,ギミックをどう使うかをしっかり考えなくてはならず,アクション要素もさることながら,パズル要素も多分に含まれている作品だと感じた。
ただ,方向キーの下を押すことで,即リスポーンすることができるので,失敗してもすぐにやり直せるというのは嬉しいポイントだ(何度も失敗することが想定されているということでもあるのだが)。
ステージは,アーリーアクセス版の状態でもなんと100ステージほど用意されている。最終的に何ステージになるのかは不明だが,これからステージ数は増えていく予定だという。今回プレイできたのは序盤のほんの数ステージだったので,今後もっと難度が上がっていくと思うと,なかなか手ごわいゲームになりそうだ。
また,会場で体験はできなかったが,本作は8人までのマルチプレイにも対応しているという。マルチプレイでは,限られた駐車場を,全プレイヤーで奪い合い,その得点を競うというレースになるようだ。当然ながらお互いの車には衝突判定があるようで,駐車できたと思ったらほかのプレイヤーにぶつかられて失敗するなど,ハチャメチャな展開が予想される。
もちろんソロプレイでもやりこみ要素は用意されており,全世界のプレイヤーによるランキングシステムが搭載されている。撮影の際にスタッフの方にプレイしてもらっていたのだが「そこ行けるんだ!」と驚くようなショートカットを使っている場面もあり,なかなかタイムアタックを楽しめそうな様子だった。
このほか,自身の車をカスタマイズできる機能もある。カラーリングや模様はもちろん,車の上に王冠やら鳥かごやらを乗っけたり,走行時に出るトレイルのエフェクトを変更したりもできる模様。マルチプレイ対応のゲームではうれしいシステムだ。
「You Suck at Parking」は現在Steamにてアーリーアクセス版がリリースされており,9月22日まで20%オフの1640円で購入可能だ。製品版のリリースまでにはステージの数が増えるのはもちろん,将来的にはステージエディターなどの実装も予定されているようで,今後に期待できる作品だ。体験版もあるので,興味がある人はぜひ触れてみてほしい。
「You Suck at Parking」公式サイト
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