舞台は日本。農場シムとJRPGが融合した「SunnySide」のゲームプレイトレイラーが公開に

　パブリッシャのMerge Gamesは，カナダとアメリカを拠点に活動するRainyGamesが手がける，農場シミュレータとRPGを配合した新作タイトル「SunnySide」の最新トレイラーを公開した。

Steamの「SunnySide」ストアページ

　2021年にクラウドファンディングのキャンペーンに成功している「SunnySide」は，伝統とモダニズムが接する日本の山林にある，過疎化した村が舞台となる。プレイヤーは廃れた農場を買って土地を耕し，作物を育てたり，動物たちの世話をしたりする農場生活を楽しめる。スマートフォンを使って仲間たちと連絡を取り合い，さらには電動ウォーターポンプやソーラーパネルなど近代的な機器を導入しては，醤油や豆腐，チーズなど作り出し，健康的な自足自給の生活を送りながら，地域の経済に貢献していくことになる。



　プレイヤーキャラクターの個性にスポットライトが当てられているため，服装や髪型はもちろん，農場のエクステリアやインテリア，さらにゲーム内で使うスマートフォンまでもカスタマイズが可能だ。キッチンも自分でカスタマイズやアップグレードを施して，さまざまな手料理を作れるなど，ライフシミュレータ的な要素も加えられている。


　また，村人たちはそれぞれに問題を抱えており，会話やミッションをこなすことで彼らの心の内を明らかにしていくことで，寂れた村に新しい風を吹き込んでいくことになるという。


　現時点ではまだ詳細は明らかにされていないものの，「SunnySide」は開発チームがお気に入りの「ハーベストムーン」や「ペルソナ」など日本産ゲームにインスパイアされた作品であり，ファーミングにソーシャルシム，さらにJRPG要素も含まれているという。村の周辺に住む妖怪たちとのカードを利用したターン制バトルも加えられており，希少な鉱物を採取するために地下洞窟を探検することもできるようだ。


　「SunnySide」は，かなり野心的にさまざまなフィーチャーが盛り込まれている作品になっており，新しいレシピを開発したり，美しい風景を求めて探索したりといった農場生活が楽しそうだ。公開されているSteamストアページの情報によると，言語サポートは英語のみとなっているのが残念なところだが，発売日などを含めた今後の情報を楽しみにしたい。

「SunnySide」公式サイト