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「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
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印刷2023/03/25 19:36

プレイレポート

「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート

 本日(2023年3月25日),ベルサール秋葉原で開催されたイベント「ハピネットゲームフェス!〜2023 春の陣〜」にシティコネクションが出展し,グランゼーラと共同で開発中のPS4向けシューティングゲーム「Project: FZ」(仮称)の試遊台を設置していた。

シティコネクションの「Project: FZ」試遊コーナー
画像集 No.001のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート

 本作は,2022年秋に発表されたシューティングゲームで,ジャレコが1984年にリリースしたアーケードゲーム「フォーメーションZ」の新作として,シティコネクションとグランゼーラの共同プロジェクトで開発が進められている。

 今回のハピネットゲームフェス!では,発表時の試遊で体験できたステージ1(地球)に続き,新たにステージ2(月面)もプレイすることができた。本稿ではその試遊レポートをお届けしたい。


 プレイヤーは,人型ロボットと戦闘機の2形態に変形する自機「イクスペル」を操作し,「フォーメーションZ」作戦のもと,侵略者の兵器を撃墜していく。画面に映える白い機体が,滑らかに変形するプロセスも表現されている。

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
タイトル画面には主役機のイクスペルの姿が。試遊台では2つのステージと5段階の難度を選ぶことができた
画像集 No.003のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
こちらは試遊版の操作方法。チャージショットや特殊攻撃などの新しい攻撃手段が追加されている

 基本的なゲームシステムは「フォーメーションZ」に則っていて,横スクロールのステージを,走るロボット形態と空中を飛ぶ戦闘機形態を戦況によって使い分けながら進む。飛行時は上下にも移動できるようになり,敵からの攻撃を回避しやすいが,常にエネルギーを消費するというデメリットもあり,ステージ上に時折現れるアイテムを取って回復することが必要となる。

画像集 No.004のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
ロボット形態時はエネルギーが減らないが,スクロールスピードが遅くなり,攻撃や回避の範囲も限定される
画像集 No.005のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
移動範囲の広い戦闘機形態。エネルギーが常に減っていき,0になると墜落してしまう

 方向キーやアナログスティックによる操作は,移動だけでなく斜め上下方向へのショットの向きも兼ねている。ロボット形態時にジャンプボタンを長押しすることで変形をするのも「フォーメーションZ」と同じで,同作のプレイ経験がある筆者はすんなりプレイすることができた。

 さらに本作では,イクスペルの新たな攻撃手段として,溜め撃ちの「チャージショット」や,エネルギーを消費して撃ち出す「特殊攻撃」が用意されている。とくに後者は強力だが,戦闘機形態時に必要なエネルギーを消費するため,ボスなど耐久力のある敵にのみ使うといった戦い方が必要になるだろう。
 ちなみにこの特殊攻撃は,ロボット/戦闘機形態で異なり,前者は前方に判定の大きな衝撃波を繰り出し,後者は敵に向かっていくホーミングミサイルを発射するようになっていた。

画像集 No.006のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
ロボット形態での特殊攻撃は,剣のような武器を振って前方に衝撃波を発生させる
画像集 No.007のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
戦闘機形態の特殊攻撃はホーミングミサイル。エネルギーが減るので使いすぎに注意

 ステージによって独自の展開があるのも本作ならではのポイントだ。ステージ1の地球では,中盤の砂漠で砂嵐が発生し,それに巻き込まれるとミスになってしまう。また,ステージ後半には画面よりも大きな巨大戦艦が出現し,砲台や艦橋などを破壊しながら進んでいく展開となる。戦艦の上側に回り込めれば,戦艦の上にロボット形態で着地できるなど,移動におけるちょっとした選択肢もあるようだ。

画像集 No.008のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
都市から砂漠の廃墟へと展開するステージ1
画像集 No.009のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
ステージ1後半の巨大戦艦のシーン

 ステージのラストにはボスが登場。耐久力があり,弾をばらまくボスらしい存在となるが,本作は敵弾を破壊できるようで,回避だけでなく攻撃を続けることも攻略のポイントとなりそうだ。

画像集 No.010のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
公式PVより,ステージ1のボス。大きなものが本体となるようだ
画像集 No.011のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
ドッキングシーンでは,ブースターにうまく合体するように操作をする(画像は関連記事より)

 月面のステージ2に向かうシーンでは,ブースターと合体するシーケンスもあり,ちょっと懐かしいドッキング操作を体験できた。月面ステージでは,序盤の敵の攻撃の後,自機よりも何倍も大きい隕石が落下してくるシーンがあるなど,プレイヤーを飽きさせない展開が続いていく。しかし,筆者はこの隕石ゾーンでゲームオーバーとなってしまい,残念ながら試遊はここまでとなった。

画像集 No.012のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
スペーシーな雰囲気漂う月面のステージ2。もちろん飛行も可能だ
画像集 No.013のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート
しばらく進むと巨大な隕石が落ちてくる。破壊は可能だが,弾を数発撃ち込まなければならない

 「フォーメーションZ」のシンプルなゲームシステムを継承しつつ,新作としてのシステムや演出を違和感なく盛り込まれており,手応えを感じることができた。シティコネクションの関係者の話によると,現状ではまだ検討中の仕様も多いそうで,アイテムはエネルギーのみでコンテナを壊しても何も出てこないなど未完成の部分もあり,これからさらに洗練されていくとのことだった。

 会場では,自機のイクスペルをカスタマイズしてカラーリングの変更が行えることも発表となった。「R-TYPE FINAL2」などを手がけるグランゼーラとの共同開発ということで,シューティングゲームとしての面白さをさらに充実させる内容となることに期待がかかる。

イクスペルのカラーカスタマイズ要素が明らかに。本作のサウンドはシティコネクションのコンポーザーである松本大輔氏が手がけている
画像集 No.014のサムネイル画像 / 「フォーメーションZ」から発展したゲームシステムや演出に注目。「Project : FZ」試遊レポート

「Project: FZ」(仮称)公式サイト


ハピネットゲームフェス!〜2023 春の陣〜特設サイト

  • 関連タイトル:

    FZ: Formation Z

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