「コインムスメ」のアイドルライブをレポート。林 柚月さん，山崎夏菜さん，石飛恵里花さん，西門志織さんが，新曲「ガチャ3.0」を披露

　クリプトカンファレンス「IVS Crypto 2024 KYOTO」の2日目（2024年7月5日），ブロックチェーンゲーム「コインムスメ」の出演声優によるアイドルライブが2回開催された。

オープニングアクト

　1回目のライブは，この日のオープニングアクトとしてメインステージで行われ，第3弾テーマソング「ガチャ3.0」が初披露された。これは，本作のエコノミクスコンセプト（関連記事）と同名の楽曲であり，ブロックチェーンの専門用語を散りばめた，ユニークな歌詞が特徴だ。


　2回目のライブは，昼過ぎにWeb3 Entertainment Zoneで実施された。この記事では，こちらのイベントの模様をレポートしよう。パフォーマンスだけではなく，開発会社Eureka EntertainmentのCEOである辻 拓也氏によるゲーム紹介や，アイドルたちによるデモプレイも行われた。


　まずは辻氏が登壇した。同氏は，「神姫PROJECT」や「あやかしランブル！」の開発で知られるテクロスの創業者であり，現在も同社の代表を務めている。2022年に家族と共にシンガポールに移住し，コインムスメの開発会社Eureka Entertainmentを立ち上げたという。

　辻氏は，本作を「ブロックチェーンゲームにIPとトークンを掛け合わせた企画」だと紹介した。作中には，ビットコインをモチーフにした「ビット」など，暗号資産を擬人化したアイドルがNFTとして登場する。


　プレイヤーは，ガチャで手に入れたNFTを使って，カードバトルで「キャラクターポイント（CP）」を稼いでいく。CPの獲得後には，トランプのハイ＆ローでCPを増やすチャンスがある。

　辻氏によると，最も重要な要素は「騰落率レース」だという。これは，CPを使って投票できるレースであり，着順は実際の暗号資産の値動きを参照している。結果に応じて，暗号資産「ムスメコイン（MSM）」を入手でき，MSMは暗号資産の取引所などを通じて，日本円にも換金可能だ。

　プレイ感は競馬のようなギャンブルと近そうだが，弁護士と相談して進めており，CPに金銭的価値がないのがキモとのこと。

NFTバトル

ハイ＆ロー

騰落率レース

　ゲーム紹介が終わると，昨年の「Oasys Special Event」（関連記事）にも出演した，ビット役の林 柚月さんと，オアシス役の山崎夏菜さんが登場し，第1弾テーマソング「ビビビビット」を歌った。


　続いて，イーサ役の石飛恵里花さんと，リピア役の西門志織さんが加わり，第3弾テーマソング「ガチャ3.0」を披露。無料配布されたオリジナルタオルを使って，観客が「タオル回し」を行ったとき，会場の盛り上がりは最高潮に達した。


　この4人で普段から活動しているわけではないそうだが，山崎さんは元虹のコンキスタドール，石飛さんは元ピュアリーモンスター，西門さんは現ピュアリーモンスターと，アイドル経験のあるメンバーが多く，パフォーマンスのクオリティはかなりのものだった。

林 柚月さん （ビット役）

山崎夏菜さん （オアシス役）

石飛恵里花さん （イーサ役）

西門志織さん （リピア役）

　ライブのあとは，本作の実演パートとなり，林さん＆山崎さんチームと，石飛さん＆西門さんチームに分かれて，ハイ＆ローのチーム戦が繰り広げられた。単純なゲーム性だが，それゆえに分かりやすく，白熱する展開となった。とくに，観客を巻き込み，ステージを盛り上げようとする石飛さんの姿が印象に残った。


　なお，勝利チームにはタオルのプレゼント，敗北チームには罰ゲームが用意されていたが，なんだかんだで，最終的には全員が罰ゲームを受けることに。アイドルたちが，抽選箱から引いた「かわいいセリフ」を順に読み上げていき，観客にとっては嬉しい展開となった。

　正直なところ，昨年初めてコインムスメのライブを見たときは，一過性の話題作りかなと思っていたが，この1年で曲やメンバーが増え，だんだんと活動が本格化してきたように感じる。今後も，ゲーム内のアイドルと，現実世界のアイドルがリンクするような動きを期待したいところだ。

「コインムスメ」公式サイト

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