世界中の風光明媚な土地をめぐって写真を撮るシミュレーション「Lushfoil Photography Sim」，日本の景色も確認できるトレイラーを公開

　ゲームパブリッシャのAnnapurna Interactiveは，日本時間の2023年6月30日に配信した「Annapurna Interactive Showcase 2023」の中で，オーストラリアの個人ゲーム開発者Matt Newell氏が手がける「Lushfoil Photography Sim」を発表し，トレイラーを公開した。対応プラットフォームはPC（Steam）およびコンシューマ機で，発売日および価格などは発表されていない。

「Annapurna Interactive」公式サイト

　「Lushfoil Photography Sim」は，世界各地の美しい景色を撮影する一人称視点の撮影シミュレーションゲームだ。細部まで忠実に再現された世界各地の風光明媚なロケーションをめぐり，アンロックできるカメラを見つけて，さまざまな視点から撮影をしていくという，リラクゼーション系の作品だ。
　もっとも，風景の中には，いくつかのサプライズが隠されており，カメラアングルや撮影場所などを忍耐強く探っていくことで，それを見つけるといった要素もあるとのこと。


　ゲーム内のカメラには，実物のプロ用デジタル一眼レフカメラが備える機能がすべて盛り込まれており，オート/マニュアルフォーカス，フラッシュ，露出，コントラスト，ホワイトバランス，絞りといった設定がシミュレートされているため，好みの絵作りが可能だ。さらに，光の角度や霧，雪，風，などの環境条件そのものを調整できるツールも用意され，ドローンを使った空撮もできる。カヤックを見つければ，海面や川面からの撮影も可能だ。


　Matt Newell氏は，「Unreal Engine 4」を使ってオーストラリアの南西海岸をリアルに再現した「Castle Rock Beach, West Australia」など，リアルに再現された環境を探索・撮影するといった作品を作ってきた開発者だ。手がけた作品の中には，ニュージーランドや日本を舞台にしたものもあり，この「Lushfoil Photography Sim」は，そうした過去作のデータを最新の「Unreal Engine 5」でリファインしたうえで，1つにまとめたものになると思われる。


　公開されたトレイラーでは，チベット風の高山や，北米の山岳地帯のほか，日本の風景も確認できるが，Steamのストアページによれば，日本語対応は現段階で予定されていない。アンビエントなBGMが気持ちの良さそうな作品でもあるので，続報に期待しよう。