プレイレポート
[TGS2023]新作として甦る「TATSUJIN」,3Dアクションとなった「スノーブラザーズ」,東亜プランの25作品をプレイ可能なアプリなど,東亜プランIPがどんどん出てくる
「TATSUJIN EXTREME」は,かつて東亜プランがリリースした「TATSUJIN」をベースとした新作タイトルだ。プラットフォームは,今のところPS5向けのリリースが発表されている。横画面・縦スクロール仕様で,メガドライブ版「TATSUJIN」のように画面端がステータス表示ということもなく全画面がバトルフィールドだ。
基本的なゲームシステムは過去の「TATSUJIN」と同様で,アイテム取得によってショットの種類が変化する。「TATSUJIN」から継承したパワーショット(赤),達人ビーム(緑),サンダーレーザー(青)に加え,本作では新たにホーミングショット(白)も使用可能だ。TATSUJINでホーミングショットとなると,「達人王」のサーチレーザーショット的なものかと思うだろうが,どちらかと言えば「ゼロウイング」のホーミングショットに近い。
今回の出展バージョンは,まだまだ開発途上のものだが,高速だが絶妙に画面内に残る敵弾や,自機を追い込むような敵配置と攻撃パターン,漫然と敵弾を避けていると狙い撃ちにされるような攻撃パターンなど,実に「あ〜〜〜〜,東亜プランってこんな感じ〜〜〜〜」と思わせられる設計となっていた。
また,TATSUJINブースには「スノーブラザーズ ワンダーランド」(PS5 / Nintendo Switch / PS4)や「Amusement Arcade TOAPLAN」(iOS / Android),エムツーによる家庭用移植版もプレイアブル出展されていた(エムツーによるものは参考出展)。
「スノーブラザーズ ワンダーランド」は,サイドビュー形式だった「スノーブラザーズ」をトップビューの3Dグラフィックスで再構築したもの。見た目はずいぶん変わったが,基本的なゲームシステムは変わらず「雪玉をぶつけて敵の動きを封じ,それを転がして他の敵も巻き込んで倒す」というものだ。また,スコアアイテムがお寿司だったり,ご祝儀袋だったりというシュールさも変わっていない。ちなみにClear River Gamesの公式サイト(リンク)によると,最大4人プレイに対応しているという。
「Amusement Arcade TOAPLAN」は,東亜プランの25タイトルをプレイできるアプリ(初期収録のTATSUJIN以外はDLCとして購入する必要あり)で,USB接続やBluetooth接続のコントローラを使用可能だ。正直なところ,USB接続のコントローラ&外部映像出力では入力遅延が無視できない程度に発生し,バーチャルパッドでは緻密な操作がままならいので,快適なプレイ環境を構築するのはなかなか骨が折れそうだ。あくまで「手軽に懐かしいゲームをプレイできる」というアプリであることは念頭に置いておきたい。
本気で腰を据えてプレイするなら,やっぱりエムツーによる家庭用移植版だ。プレイアブルだったのは「達人王」と「アウトゾーン」で,以前の「究極タイガーヘリ」「飛翔鮫!鮫!鮫!」「ゼロファイアー」から考えると,これらも関連性のある他タイトルとのカップリング移植になると思われるが,果たしてどうなるだろうか。「TATSUJIN王」や「アウトBATSUGーン」となったりするのだろうか。「麻雀達人シスターズ王」だったり「ダッシュアウト野郎ゾーン」だったりしないだろうか。続報に期待しよう。
「TATSUJIN」公式サイト
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SNOW BROS. / SNOW BROS. WONDERLAND (C)TATSUJIN Co., Ltd.
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