プレイレポート
[TGS2023]100人の仲間と一緒に戦う「Laugsh! - Red Horizon」の魅力は,自分で攻撃しつつ指示も出すプレイイングマネージャー的バトル
本作は,世界中のプレイヤーのデータを基にした100人の仲間と一緒に戦う2Dアクションゲーム。小さなキャラクターがわらわらと画面を動き回る様子に惹かれてプレイしたので,レポートしよう。
なお,記事中のボタン表記はPlayStation用コントローラを使った場合のものだ。
プレイヤーが操作するのは,バトルスーツを着込んだ兵士。[□]での攻撃(銃撃),[×]のジャンプ,[○]のダッシュなどを駆使してステージを進んでいく。気になる100人の仲間はプレイヤーキャラを小さくしたような姿なので,一緒に進む様子は微笑ましい感じになる。
前述したように,仲間キャラの動きはプレイヤーのデータを基にしているとのことなのだが,実際,きちんとステージを進む大勢の中に,わけの分からない動きをしていたり,何でもない穴に落ちたりするキャラがいて,人間っぽさがあった。
だが,今回プレイした限りでは,ステージを進みながら雑魚敵を倒していくうえで,それほど役に立つ印象はなかった。仲間キャラは単体だと攻撃力が低いのか,頑張ってくれても,結局は自分が倒すという感じになる。仲間は常にプレイヤーキャラの近くにいるわけではなく,まばらなときもあるので,なおさらだ。
だが「単体では」と書いた通り,仲間が集まって協力すれば大きな力になる。それに必要なのが,プレイヤーキャラの指示だ。
プレイ中に右スティックを倒して作戦を選択し,[△]ボタンを押せば発動。それまで好き勝手に動いていた仲間たちが突如隊列を整えて,作戦を実行し始める。ただし,作戦には制限時間があるので,どのタイミングで発動させるかに気を付けなくてはならない。
今回のプレイでは,いくら銃撃を当てても倒せない敵が登場したので,「援護射撃(横)」を選択。すると,仲間たちの銃弾がいかにも強力そうな虹色になり,あっという間に倒せた。
作戦は攻撃だけではない。大きな穴が空いたところで「人間ブリッジ」の作戦を発動すれば,仲間たちがつながって橋を作ってくれる。人間ブリッジの作戦実行時間は援護射撃より長めだが,周りに仲間が少ないと橋が伸びてくれないので,その場合は少し待つのもよさそうだ。
確認できた作戦は,ほかに「グレネード」「援護射撃(縦)」があった。グレネードは仲間と一緒にグレネードを投げるもので,攻撃力は高そう。援護射撃(縦)は,仲間が塔のように積み重なって攻撃するもので,ジャンプでは届かない場所にいる敵も倒せる。プレイアブルデモのボスは長い足を持っており,弱点が高い位置にあったので,これが有効だった。
そのボス戦で印象的だったのが,近くにいる仲間の数が一気に増えたこと。作戦が使いやすくなるのが嬉しいのはもちろんなのだが,そうでないときも画面いっぱいに仲間が動き回るので,テンションが上がった。
本作は,自分でしっかり銃撃などのアクションをこなしつつ,ここぞと言うときに的確な指示を出す,プレイイングマネージャー的な能力が求められるタイトルになりそうだ。
ときたまご氏のX(旧Twitter)のポスト(外部リンク)では,東京ゲームショウの試遊で得たデータが,次回の試遊機会での仲間キャラとなることが明かされている。今回会場でプレイした人は,次に触ったとき,仲間キャラにどんな変化があるのかを確認してみてほしい。
- 関連タイトル:
Laugsh! - Red Horizon
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