精霊が集まるお風呂屋さんを経営しよう。ジブリアニメに影響を受けたライフシム「Spirittea」，11月13日にリリース

　ゲームパブリッシャのNo More Robotsは，カナダのデベロッパCheesemaster Gamesが開発する経営シム「Spirittea」を2023年11月13日（日本では11月14日）にリリースすると発表し，トレイラーを公開した。発表によれば，プラットフォームはPC（Steam，Epic Gamesストア）のほかXbox Game Pass，Nintendo Switchとなっており，日本語にも対応するという。

「Spirittea」公式サイト

　「Spirittea」は，アニメ「千と千尋の神隠し」にインスピレーションを得たというタイトルで，主人公は，スランプに陥り田舎に逃げてきた作家だ。誤って不思議なお茶を飲んでしまったことから，ほかの人間には見えない「精霊」たちの姿が見えるようになってしまう。
　ゲームをガイドしてくれる猫の精霊ウーニャン（Wonyan）によれば，村の人々はもはや精霊たちにお供え物をせず，その存在も忘れている。また精霊たちもさまざまな悩みを抱えており，いわばどちらも迷子のような状態になっているという。


　プレイヤーは，ウーニャンからもらった古い風呂屋の鍵を使って経営を再開し，やってくる精霊たちをもてなし，悩みを解決してあげるのだ。薪を割って風呂を沸かし，温度を調整したり，いろいろな秘薬を使ったりして，それぞれの精霊にぴったりな風呂を用意する。清潔なタオルを並べたり，料理を提供したりなど，日々の仕事はかなり忙しい。リピーターが増えて利益があがれば，風呂屋のリフォームが可能になり，クモの巣だらけの銭湯が立派なスパリゾートになる。
　さらに，村人たちとの交流も重要で，彼らの趣味である昆虫採集やカラオケに積極的に参加して，仲を深めていく。友達になれば，風呂屋の経営を助けてくれるかもしれない。


　ゲーム画面は，懐かしいピクセルアートで描かれた見下ろし型視点が採用されており，舞台となるのはおそらく日本だ。販売価格は，19.99ドルとなっている。コンシューマ機版の日本展開は発表されていないが，Steamのストアページではデモ版が公開されているので，気になる人は試してみよう。