Dynastyシリーズの最新作は吸血鬼が主人公。「Vampire Dynasty」の制作発表。発売は2024年を予定

　ゲームパブリッシャのToplitz Productionsは，ポーランドのデベロッパMehuman Gamesが開発するPC向けの新作タイトル「Vampire Dynasty」の制作を発表した。発売は2024年内が予定されており，Steamのストアページによれば，日本語にも対応するとのこと。


　リアルな中世ヨーロッパを描いた「Medieval Dynasty」（2021年），日本の戦国時代を舞台にした「Sengoku Dynasty」（2023年），そして西部開拓時代をモチーフにした「Wild West Dynasty」（2023年）と，歴史を題材にした作品が続いていたToplitz Productionsの「Dynasty」モノだが，今回のテーマは「吸血鬼」だ。

　舞台となるのは，もう1つの中世ヨーロッパのバルカン地方にあるサンガビア。雄大な山脈や森，ダンジョン，沼地など，広大なオープンワールドを探索して凶暴な敵と戦い，さまざまな報酬を手に入れる。そして，手下を使役して，ドラキュラのモデルになったヴラド3世の居城，ブラン城にも負けないゴシック様式の壮麗な城を築き上げ，地域の支配を目指す。


　ゲームの自由度は高く，人々を恐怖で支配する残虐な王になるもよし，慈悲深い君主になるもよし。プレイヤーの決断によりメインストーリーは分岐し，さまざまなエンディングを迎えるという。また，最大4人のプレイヤーによるCo-opにも対応しているとのことだ。

　開発のMehuman Gamesは，「Lust for Darkness」（2018年）や「Lust from Beyond」（2021年）を世に送り出したMovie Games Lunariumの開発メンバーが立ち上げた，総勢20人ほどのスタジオで，この「Vampire Dynasty」がデビュー作になるという。なおSteamでは，ゲームの背景となる吸血鬼神話の起源や歴史的事実などの情報を紹介するデジタルマガジン「Vampire Dynasty: Diaries」の無料配信も始まっている。続報を楽しみにしよう。