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「『プロ野球カードゲーム ドリームオーダー』発売直前記者会見」レポート。ブースターパックの発売スケジュールなど,今後の展開が発表に
記者会見冒頭の挨拶では,ブシロード 代表取締役社長 木谷高明氏が,プロ野球について「年間2500万人以上の動員があり,子どもからお年寄りまで国民すべてに認知されていいる日本最大のイベント」と表現し,「そうした大きなIPであるプロ野球をカードゲーム化させていただけたことに,心から感謝している」と語った。
あらためて紹介しておくと,「プロ野球カードゲーム ドリームオーダー」はプロ野球を題材とした,投手と打者の勝負を中心に試合が進む対戦型カードゲームだ。プレイヤー自身が監督となり,選手たちを勝利に導くことが目的となる。
ゲストに招かれた,新日本プロレスリング 代表取締役社長にしてレスラーの棚橋弘至選手は,自身が小学生から高校生まで野球をやっており,プロ野球選手を目指していたが,あまりうまくはなかったことからプロレスラーになったことを語った。
「実際に活躍している選手の成績や実力がカードに反映されているので,プロ野球ファンもカードゲームファンも楽しめるものになっているのではないか」と話していた。
本作は,4月20日にスタートデッキ12種とブースターパック2種が同時発売される。プロデューサーを務める小林伸斗氏によると,プレイヤーが自分の好きな球団から始められるよう,スタートデッキはプロ野球12球団それぞれのものを用意したとのこと。そしてプレイヤーが選んだスタートデッキを強化しやすいよう,ブースターパックはセ・リーグとパ・リーグの2種類にしたそうだ。
実際にカードの実物を見たという棚橋選手は,「ブースターパックに入っているレアカードが金の箔押しになっていて豪華。あれを入手できたら,デッキが強くなるんでしょうね」とコメントすると,小林氏が「レアカードはとても強く,かつ人気のある選手のもの」と説明。またブースターパックには,各球団選手2名ずつ計12名のサイン入り箔押しカードが収録されることを紹介した。
4月20日から,全国のブシロード公認店にてショップ大会が開催されることもアナウンスされた。この大会に参加するとプレゼントされるPRパックには,ごくまれにシリアルナンバーの入ったカードが封入されるとのこと。
また4月20日には本作の発売を記念し,ブシロードによる東京ヤクルトスワローズの冠協賛試合「プロ野球カードゲーム ドリームオーダー ナイター」が明治神宮球場にて開催される。試合前に行われる始球式およびテープカットイベントには,スワローズOBの真中 満さんが出演する。
さらに6月6日までに開催される,ブシロードによるプロ野球冠協賛試合の始球式に登壇するゲストも紹介された。記者会見のMCを務めた声優の進藤あまねさんもゲストの1人となっており,「いつか始球式をやりたいと思っていた。野球をやっていた従兄弟やおじいちゃん,野球の話をしてくださるファンの皆さんにもぜひ見てもらいたい」と話していた。
同じくゲストの1人に選出されている棚橋選手は,高校時代はピッチャーを務めていたそうで,「しっかり肩を作って,あのころの球速を越えたい」とコメント。また小林氏も「ずっと野球をやっていた私自身が始球式をやることになるとは思わなかった。身体をしっかり作って,球速130キロを目指す」と意気込みを語った。
ゲームのルールを学べる「ティーチングツアー」も,全国のブシロード公認店やショッピングモールなどで実施される。このツアーに友達や家族と一緒に参加すると,参加人数に応じてPRカードが追加でプレゼントされる「グループ参加キャンペーン」が行われるとのこと。
小林氏は「カードゲームは1人ではできないので,友達や家族などと一緒に遊ぶ機会を提供しようと企画した」と説明した。また棚橋選手は,大学生の息子さんや新日本プロレスの若手選手,進藤さんは同じ声優ユニットのメンバーと遊んでみたいと話していた。
初の公式戦となる「チャレンジカップ」がイベント「カードゲーム祭 2024」にて開催されることもアナウンスされた。大会に参加するには,ブシロードのサービス「ブシナビ」での事前応募と,イベントの入場券を購入する必要があるとのことで,詳細は本作の公式サイトなどを確認してほしい。
ファン交流会も,東京,愛知,大阪にて開催される予定だ。小林氏は,「本作のファンや,始めてみたいけれども対戦相手が見つからないという人のために,スタッフがマッチングをサポートする場を用意した」と説明した。
またこのイベントは,単に対戦するだけではなく,抽選会なども用意しているとのこと。小林氏自身もイベントに参加するそうで,「皆さんがどんな遊び方をするのか,どんな疑問を抱いているのか,あるいは私自身にどんなデッキで挑んでくるのかなどを確認したい」とコメント。棚橋選手も「小林さんから直々に,対戦に勝つためのテクニックを教えてもらえるかもしれない」と話していた。
また,「オールスターイベント」の開催も決定した。このイベントは,「オールスターゲーム交流会」と「オールスターゲームグランプリ」の2本立てとなっており,いずれも使用できるデッキは,セ・リーグの選手,またはパ・リーグの選手のみのものとなる。小林氏によると,交流会は「自分が監督ならこういう選手を選ぶ」というテーマで作ったオールスターを,参加者が互いに見せ合うようなイメージだという。
一方グランプリは,「自分が選んだ最強のオールスター」で参加者同士が競い合うようなイメージとのこと。棚橋選手は,「打順の最初から強打者で固めるなど,プレイヤーによって個性が出るだろう」とコメントしていた。
8月24日には,ブースターパック第3弾を発売することが発表された。ブースターパック第3弾の大きな特徴は,2024年シーズンの情報が反映されることだ。また本作の発売前から第3弾の情報を公開したことについて,小林氏は「対戦型のカードゲームなので,どのくらいの頻度でブースターパックが出るのか不安に思う方もいる。そこで関係各所の協力のもと,この場で発表できるよう努めた」と説明していた。
記者会見の最後には,棚橋選手が「まず配信動画を見て,ゲームの流れや楽しみ方を理解したい。これからどんな選手がどれくらいのパラメータで出てくるのか,すごく興味が湧く」と期待を語った。
また小林氏は,「自信を持っている商品だが,これまで発売後の展開をしっかりお伝えできていなかった。今回の皆さんの反応をチェックして,いろいろ調整していく」とコメント。
そして進藤さんは,自身が愛知出身で幼少期から中日ドラゴンズのマスコット・ドアラに会いに行っていたことを明かし,「始球式をやれることが嬉しい」とあらためて喜びを表していた。
「プロ野球カードゲーム ドリームオーダー」公式サイト
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プロ野球カードゲーム ドリームオーダー
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