イベント
明るく力強く,そして爽やか。歴代「パワプロ」ソングがノンストップで披露された「パワフルプロ野球30周年記念コンサート」レポート
●「パワフルプロ野球30周年記念コンサート」昼の部
出演者(敬称略・順不同)
・出演者
米倉千尋
堀内恵子
東野純直
麻田キョウヤ
MAKI
岡めぐみ
Koh-ichiroh
上田和寛
瀬下千晶
mao
麦野優衣
KOCHO
國土佳音
パン野実々美
藤原美慶
・MC
熱盛宗厚(CV:金光宣明)
・演奏
gaQdan
・セットリスト
M01. OVERTURE: メインセレクト
M02. 「RELAY」(「パワフルプロ野球2024-2025」主題歌)
M03. 「Tomorrow〜未来への翼〜」(「実況パワフルプロ野球9」 主題歌)
M04. 「PRIDE」(「実況パワフルプロ野球11」主題歌)
M05. 「空色の軌跡」(「実況パワフルプロ野球12」主題歌)
M06. 「ONE」(「実況パワフルプロ野球13」主題歌)
M07. 「パワフルプロ野球6」メドレー
M08. 「Shining Road」(「実況パワフルプロ野球14」主題歌)
M09. 「ready, steady, go!」(「実況パワフルプロ野球2011」主題歌)
M10. 「Chance!」(「実況パワフルプロ野球2012」主題歌)
M11. 「START」(「実況パワフルプロ野球2013」主題歌)
M12. 「Link」(「実況パワフルプロ野球2014」主題歌)
M13. パワフルシンフォニックギターメドレー
M14. 「Never-ending tale」(「実況パワフルプロ野球2016」主題歌)
M15. 「Brand New Sky」(「実況パワフルプロ野球2018」主題歌)
M16. 「パワフルプロ野球2024-2025」メドレー
M17. 「蒼の彼方へ」(「eBASEBALL パワフルプロ野球2020」主題歌)
M18. 「群像夏」(「eBASEBALL パワフルプロ野球2022」主題歌)
M19. 「Catch Up Dream!」(「実況パワフルプロ野球10」主題歌)
M20. 「Little Soldier」(「実況パワフルプロ野球8」主題歌)
・アンコール
M21. 「Flying High」(「パワプロチャンピオンシップス 2017」 公式テーマソング)
M22. パワフル高校校歌
「パワフルプロ野球30周年記念コンサート」公式サイト
「パワフルプロ野球2024-2025」公式サイト
明るく力強く,爽やかなパワプロソングが
聴衆にパワーを送る
1994年から愛され続けている「パワフルプロ野球」(以下,パワプロ)シリーズが,今年でめでたく30周年を迎えた。これを祝うイベントが,本公演「パワフルプロ野球30周年記念コンサート」だ。
オーケストラコンサートは2019年の「実況パワフルプロ野球 25周年コンサート」から5年ぶり2回目の開催。前回から趣を変えて,歴代作の主題歌を中心とした構成となっていた。会場では米倉千尋さんを筆頭に15人のパワプロシンガー達が歌声を披露。思い出深い楽曲もgaQdanによって演奏された。
思わず目頭が熱くなる,パワプロファンに響く構成だった「実況パワフルプロ野球 25周年コンサート 東京公演」をレポート
KONAMIは2019年12月21日,「実況パワフルプロ野球 25周年コンサート 東京公演」を開催した。ファンなら思わず目頭が熱くなる構成だったコンサートの模様を,「パワプロ」シリーズ・エグゼクティブディレクターの谷渕 弘氏と,サウンドチームディレクターの渡邊紀如氏のインタビューと共にお届けしよう。
この日の舞台はホームベースとバッターボックス,ネクストバッターズサークルが完備され,パワプロシンガー達がホームベースの後ろで歌う特別仕様だ。
gaQdanの面々もスーツの上に紅白のパワプロキャップをかぶり,1番ドラム背番号18,2番ベース背番号27……というように,パートごとにポジションと背番号が設定されての登場。ストリングスやブラスといった多人数のパートは複数人で1つの背番号を共有するあたりが面白い。
気になる9番(ピッチャー)は,なんとパワプロくん。1曲目の「メインセレクト」ではタクトを振ってノリノリでオーケストラを指揮し,場内からは喜びの声が上がった。
パワプロシンガーのトップを飾るのは,最新作「パワフルプロ野球2024-2025」(PlayStation 4 / Nintendo Switch)の主題歌「RELAY」を歌う藤原美慶さん。藤原さんは現役の高校生で,オーディションを勝ち抜いてパワプロシンガーとなった異例の経歴の持ち主だ。「すごく緊張している」と語る藤原さんだったが,ひとたび歌が始まると朗々とした歌声で観客を魅了した。
続いての登場は「Tomorrow〜未来への翼〜」を歌う堀内恵子さんだ。ここしばらくは活動を休止していたものの,1年ほど前から少しずつ人前で歌っているという堀内さん。藤原さんに向け「気持ち良く歌っているのが良く分かりました。そのまま行ってください」と,大先輩としての立場からアドバイスを送った。
そして「PRIDE」の東野純直さん,「空色の軌跡」の麻田キョウヤさん,「ONE」の岡めぐみさんが舞台に姿を現す。
シンガーソングライターである東野さんは,ピアノの弾き語りをする全国ツアーの真っ最中で,ほかの舞台でも「PRIDE」を歌うことがあるそう。
麻田さんは兵庫県のFM局Kiss FM KOBEで「麻田キョウヤのFriday Night Drivin'」を長年担当しているが,パワプロ特集を組むこともあるという。
そして岡さんの衣装は,なんと自作。ドレス風のシルエットだが上半身にはユニフォームのテイストも取り入れられており,背中には「OKA」の選手名と背番号「1」が入っているなど,まさしくパワプロ愛が生み出した逸品だ。
パワプロシンガー達それぞれが,パワプロに対する熱い思い入れを抱いていることがうかがえる一幕だった。
「パワフルプロ野球6」メドレーはサクセスモードの曲を中心とした構成で,各校の楽曲がオーケストラアレンジで鳴り響く。特別仕様の舞台が赤とオレンジの照明に染まり,まるでグラウンドのようだ。
「Shining Road」では「未来(あした)を担う 小さき者はいつも 自分と夢を 重ね旅をする いつかキミが その一人になる 喜びを 与えてく 勝利の星に」と,少年を見守るような視点が印象的。歌うMAKIさんはこの曲で作詞も担当しており,自身の高校生時代を思い出して歌詞を書いたと制作秘話を語った。
Koh-ichirohさんは,BEMANIシリーズでは「96」として知られる黒沢ダイスケ氏とセッションなどで縁があったことから,「ready, steady, go!」の歌唱をオファーされたという。
「Chance!」の上田和寛さんは,昨年からソロ活動を再始動。今は故郷である大阪府枚方市のPR大使としても活動中とのことだ。
瀬下千晶さんは,「START」を歌うことになった当時の自分に向けて,「11年後にはこんな素敵なところで歌うチャンスがあるんだ」とメッセージを送っていた。歌唱については,目標に向けて汗水を垂らす,純粋で力強い思いに添えるように歌っていると語った。
そしてmaoさんは,国民的アニメのテーマソングでも活躍しているのはご存じのとおり。あちらでは優しく笑顔で,というイメージで歌っているのに対し,「Link」では熱さや真っ直ぐな気持ちを持ち,頑張っている人達が光を目指していけるように……という思いを込めているのだそうだ。
続く「パワフルシンフォニックギターメドレー」は,歴代作からギターがカッコいい楽曲がそろう。パワプロくんもヘッドレスタンバリンを持って登場し,木琴やティンパニの演奏まで披露。観客もパワプロくんの演奏に合わせて手拍子で応じるなど,場内は大きく盛り上がる。
ヒートアップに応じて金光宣明さんも上着を脱いだ“熱盛モード”で登場。休憩なしに約2時間突っ走る本公演の勢いは止まらない。
麦野優衣さんは「Never-ending tale」をレコーディングした当時は引っ越したばかりで,家具も何もない中で歌詞を覚えようと必死だった……と思い出を語る。
「Brand New Sky」のKOCHOさんは,麦野さんとプライベートでも仲が良いが,そろって歌うのは今回が初めてとのことで,人の縁というのは実に不思議なものである。
「パワフルプロ野球2024-2025」メドレーはパワフェスの楽曲を集めたもので,コミカルな曲から南国風,緊迫感あふれる曲など,メドレーの中で曲調が大きく変化。バックには皆の思いを背負っての一打や矢部が散る様などエンディングの映像も流れ,プレイしているときの思い出がよみがえる。
演奏終了後に登場した金光さんが語ったとおり,「一回パワフェスを終わったような感じ」のメドレーに仕上がっており,パワプロファンにはたまらない演奏だったはずだ。
「蒼の彼方へ」を歌う國土佳音さんは,普段の声は高めなのだが,「eBASEBALLパワフルプロ野球2020」が世界を意識したスケールの大きなタイトルであることから,そのイメージに合わせてカッコ良く,力強く歌っているのだという。
パン野実々美さんはYouTubeなどで音楽活動をスタートし,今年7月にメジャー1stEP「Music Meets Me」を出したばかり。高校2年生のときに「群像夏」で自分を抜擢してくれたパワプロには感謝しかないと,その心中を語った。
ラストを飾る米倉さんは,「Little Soldier」と「Catch Up Dream!」を歌う。「Little Soldier」はかつてBunkamuraに存在したスタジオでレコーディングをしたそうで,同じ場所に建つBunkamuraオーチャードホールで歌えるのは不思議な縁だと感慨深げ。「Catch Up Dream!」は,当時ASACOさんが歌っていた曲だが,現在は後進の育成に専念し,表舞台から退いているということで米倉さんがカバーすることに。“君”と共に明日へ向かう光を追い続ける「Catch Up Dream!」,少年が遠い夢に向けて走る情熱を歌い上げる「Little Soldier」と,パワプロらしいテーマと歌詞に,観客も大きく盛り上がった。
アンコールはパワプロシンガー達が「Flying High」を歌うという豪華なものに。グラウンド風の舞台に野球チームを作れそうなほどの人数の,パワプロシンガー達が勢ぞろいした様は,まさに音楽と野球の融合だ。「パワフル高校校歌」の演奏ではパワプロくんも合流し,ノンストップで駆け抜けた2時間を締めくくった。
最後に金光さんが,「再び会うまでにパワフルな毎日を過ごしてください」と観客にエールを送り,30周年記念コンサートは幕引きとなった。ポジティブで力強い歌詞の歴代パワプロソングを味わったファンであれば,次の5年も元気に過ごせるはず。5年後の35周年記念コンサートを楽しみに待ちたい。
オーケストラTシャツ |
オーケストラペンライト |
アクリルヘアゴムとランダムキーホルダー |
オーケストラフェイスタオル |
なりきりガンダーフードタオル |
「パワフルプロ野球30周年記念コンサート」公式サイト
「パワフルプロ野球2024-2025」公式サイト
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パワフルプロ野球2024-2025
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