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ポーカーローグライト「Balatro」で「DOOM」が動作。あらゆる環境でDOOMを動かそうとする海外コミュニティの力業が話題に
「誰も求めていないが,これがBalatroのDOOMだ」。RedditユーザーであるUwUdev氏の投稿には,「Balatro」内で「DOOM」が動作する様子を収めた動画が貼り付けられており,「ラグが大きくなることもあるが,問題なくプレイできている」と語っている。
Literally nobody asked for it, but here it is, Doom on balatro
byu/UwUDev inbalatro
「Balatro」はポーカーをプレイするローグライトゲーム。通常のポーカーと異なり,カードを強化したり,新たに入手したりすることが可能だ。こうして組んだデッキにより,より大量のチップが得られるようになる。入手/強化できるカードはランダムで,状況によっては「ワンペアが強まり,他の役よりも強い(沢山のチップを得られる)」なんてことも起こる。シナジーを考えてのデッキ構築や,これがうまくハマった時の爽快感も魅力だ。
「Balatro」では様々なMODが発表されているが,今回の「Balatro」版「DOOM」もこうしたMODの一つ。一枚一枚のカードが小さなスクリーンになっており,これが5×3に並んで「DOOM」の画面全体を描写している。カードをマウスで動かすことも可能で,UwUdev氏いわく「スプライトシート上で『BAD APPLE』を再生するモッダーのアイデアがヒントになった」とのこと。
海外のゲーマーはあらゆる環境で「DOOM」を動かそうとする。デジタルカメラやiPod,ATMに芝刈り機,フィットネスマシンに妊娠検査薬や公共交通帰還用カードリーダーなど,ディスプレイのある機器であればとにかく「DOOM」を移植してしまいそうな勢いだ。また,ゲーム内で「DOOM」を動かすという取り込みも行われており,しばらく前には「フォートナイト」内で「DOOM」をプレイする動画が公開されていたりもする。
このように無茶な移植多い「DOOM」だが,今回の例では最新カードゲームの中でクラシックなFPS「DOOM」が動くという二重のミスマッチが面白いところ。Balatroを手がけたLocalThunk氏もXで反応しており,この辺りは海外ゲーム界らしい光景といえるだろう。
UwUdev氏は「ただの楽しみやチャレンジとしてやっただけだが,コミュニティに気に入ってもらえたので,もっと馬鹿馬鹿しくて印象的なことを計画しています」と語っており,今後の挑戦も気に掛かるところだ。
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