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巨大クリーチャーによじ登って戦う「Eternal Strands」は,カナダのベテラン開発陣が贈る新作アクションアドベンチャーだ[TGS2024]
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印刷2024/09/27 21:41

プレイレポート

巨大クリーチャーによじ登って戦う「Eternal Strands」は,カナダのベテラン開発陣が贈る新作アクションアドベンチャーだ[TGS2024]

 東京ゲームショウ2024のYellow Brick Gamesブースにて,2025年第1四半期リリース予定の新作アクションアドベンチャー「Eternal Strands」PC / PS5 / Xbox Series X|S)のプレイアブルデモが公開された。

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 「Eternal Strands」は2024年4月に開発がアナウンスされたばかりの新作だ。舞台は“メイダ”という魔法世界の“エンクレイブ”と呼ばれる地域。ここでは大気から魔力の糸を紡ぎ出す“織師”(ウィーバー)と呼ばれる魔術師たちが暮らしていた。
 織師たちの能力により文明は発展し,人々に幸福をもたらしていた。しかし,"サージ"と呼ばれる災厄により,エンクレイブは封鎖され,かつては織師たちに従っていた巨大クリーチャーたちに占領されてしまう。

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 さらに,政治的混乱によりエンクレイブ周辺では50年にわたる内戦が続き,世界は荒廃。魔術が迫害の対象となり,織師たちは隠遁生活を強いられた。
 そんな中でも,失われた故郷を取り戻そうとする織師たちのグループが存在し,プレイヤーはその集団の若き血気盛んな一員“ブリン”となり,エンクレイブへと足を踏み入れることになる。

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 今回公開されたデモでは,織師たちのキャンプが拠点となり,“生ける炎のアーク”という巨大クリーチャーを倒すミッションが用意されていた。目的は巨大クリーチャーを動かしている“力の糸”の回収だ。主人公ブリンにはヘルスとスタミナゲージがあり,一定時間なら大体の壁をよじ登ることができる。

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 キャンプには鍛冶屋のソラなど仲間たちがおり,エンクレイブで収集したアイテムを使ってクラフティングやアップグレードが可能だ。ゲームの雰囲気は「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」を彷彿とさせる明るい世界観。巨大クリーチャーを1体ずつ攻略するため,クラフティングを行い,エンクレイブへのポータル“織機門”を通り抜けていくという流れだ。

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 ブリンが操る魔力は「火炎」「氷結」「テレキネシス」の3種類。戦闘中に左バンパーを長押しすることでダイヤル式メニューが表示され,自在に変更できる。各スロットには最大3つの魔術をセットでき,火炎放射や氷の壁の生成,周囲のオブジェクトをオーブの中に圧縮するテレキネシスなどが扱える。

 さらに,これらの魔法を組み合わせたコンボ技も存在する。例えば,テレキネシスのオーブの中に炎を閉じ込め,巨大な火球として相手に投げつけるといった技が繰り出せる。このような戦術要素はマスターするのに時間がかかるだろうが,本作の大きな魅力となりそうだ。

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 “生ける炎のアーク”との戦いでは,その火炎属性に対し氷結魔法で対抗するのが基本戦略となる。キャンプでは氷結魔法を武器に注入したり,耐熱性の高い防具を作ったりと,戦いの準備が重要だ。

 巨大なヒューマノイドのアークとの戦闘では,最初は氷の壁を足元に放って動きを封じたり,テレキネシスで大きな岩を投げつけたりして対抗してみた。エクゼクティブ・プロデューサーのジェフ・スカルスキー氏によると,各クリーチャーには複数の弱点があるという。
 アークの場合,両ふくらはぎなど5箇所に装着されたパッドを破壊することで戦況を有利に運べる。実際に,敵の足元からよじ登ってパッドを破壊し,アーマーの隙間から露出した肉部分を攻撃することで,より大きなダメージを与えられることが確認できた。

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 「Eternal Strands」では魔法だけでなく,近接攻撃も瞬時に切り替えられる。魔術は「剣と盾」「両手剣」「弓矢」の3種類の武器それぞれに対して異なる戦術が適用される。例えば弓矢の場合は,矢を放った先にテレキネシスのオーブが発生し,距離を取りつつ敵に気付かれにくいという特徴がある。

「Eternal Strands」のデモを紹介してくれた,Yellow Brick Gamesのエクゼクティブ・プロデューサーであるジェフ・スカルスキー(右)氏と,CEOのトマス・ジルー氏(右)。彼ら大ベテランの作歴は洋ゲーファンの大好きなタイトル群で目白押しだ
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 本作の開発を手がけるYellow Brick Gamesはカナダのケベックシティを拠点とし,業界のベテランが多く参加している。スカルスキー氏は「Dark Age of Camelot」「アサシンクリード シンジケート」の開発経験を持つ。共同設立者でCEOのトマス・ジルー氏はUbisoft時代に「Watch Dogs」のディレクターを務め,マーク・レイドロー氏はBioWareで名を馳せた脚本家として初期の「ドラゴンエイジ」シリーズを支えた。

 2025年第1四半期にローンチ予定の「Eternal Strands」は,東京ゲームショウのデモでもかなりの部分が日本語化されているなど,セルフパブリッシングタイトルとして意欲的な姿勢が感じられる。“巨大な敵”によじ登って戦うようなアクションゲームに惹かれる人は,ぜひチェックしてみてほしい。

「Eternal Strands」公式サイト


東京ゲームショウ2024公式サイト

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