ニュース
宇宙戦争が19世紀末のロシアで勃発! H.G.ウェルズの小説が題材のアクションADV「The War of the World: Siberia」,制作をアナウンス
「宇宙戦争」といえば,火星人が地球に到来して,巨大な三足ロボット「トライポッド」によって武力侵略する様子を,生き残った英国人男性による回顧録という形で描いた,1897年に出版されたSF小説だ。1938年にアメリカのラジオドラマとして放送されて,聴取者がパニックを引き起こしたという事件は有名で,これまで何度か映画化されてきた。
1C Companyが開発中の「The War of the World: Siberia」は,宇宙人によってイギリスが陥落し,ヨーロッパ中に戦禍が広がり出した1896年が舞台となる。
トライポッドの来襲で壊滅状態になったペトログラード(サンクトペテルブルク)で学生だった主人公は,何かの理由でロシア帝国政府から追われる身となってしまう。そして,未開発の地であったウラル川の東にあるシベリアの原野に向けて,ほかの生存者に紛れて蒸気機関車で逃避行していく。
本作は,そんな独自のストーリーをベースにした三人称視点のアクションアドベンチャーになるようだ。
トレイラーでは,ペトログラードと思われる街を破壊するトライポッドの姿も確認できるが,ゲームのメインとなるのは帝国兵との戦いになる模様。プレイヤーは,パーカッションロック式ライフルやピストル,マキシム機関銃といった銃器による攻撃に加えて,音を立ててはならない場所ではステルス行動を駆使した拳で戦うようなシチュエーションも多いという。
旅の道中では,さまざまな仲間の協力を得ることになり,パズル要素も用意されたストーリー中心のアドベンチャーを楽しめるとのこと。
「The War of the World: Siberia」は,現時点ではSteamストアページなどは用意されておらず,対応プラットフォームやリリース時期なども公開されていない。トレイラーをチェックしつつ,続報に注目しておきたい。
「The War of the World: Siberia」公式サイト
- 関連タイトル:
The War of the World: Siberia
- この記事のURL: