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NTTドコモ,2013年冬〜2014春モデルスマートフォン 9製品などを発表。ドラクエとのコラボスマホは12月上旬発売
今回発表されたスマートフォンは,多くの機種が最大通信速度150MbpsのLTEサービスに対応し,クアッドコアCPUを内蔵したQualcomm製のSoC(System-on-a-Chip)「Snapdragon 800 MSM8974」を採用する点が特徴だ。
スマートフォン
- Xperia Z1 SO-01F
- Xperia Z1 f SO-02F
- ARROWS NX F-01F
- AQUOS PHONE ZETA SH-01F
- SH-01F DRAGON QUEST
- AQUOS PHONE EX SH-02F
- GALAXY Note 3 SC-01F
- GALAXY J SC-02F
- G2 L-01F
- Disney Mobile on docomo F-03F
- ARROWS Tab F-02F
本稿では速報として,注目製品の概要をお伝えしていきたい。
SH-01F DRAGON QUEST
冒頭でも述べたように,SH-01F DRAGON QUESTはNTTドコモとドラゴンクエストシリーズのコラボレーションにより実現されたAndroidスマートフォンだ(関連記事)。発売は12月上旬が予定されている。
ドラゴンクエストとのコラボスマートフォン「SH-01F DRAGON QUEST」 |
ベースになっているのは,今回発表されたシャープ製のAndroidスマートフォンAQUOS PHONE ZETA SH-01F(後述)で,冒頭で触れたSnapdragon 800搭載に加えて,5インチサイズで解像度1080×1920ドットのIGZO液晶パネルを採用するなど,スペック面でも充実した製品だ。
外装からホーム画面,付属品までがドラゴンクエストのイメージで統一されているのが特徴で,ボディはメタルスライムをモチーフにした銀色のオリジナルデザインを採用。ホーム画面には,ドラゴンクエストファンにはお馴染みのキングスライムをあしらった壁紙が貼られていたり,ホーム画面に戻るボタンがスライムのデザインになっていたり,NTTドコモのサービス「iコンシェル」のキャラクターである「ひつじのしつじくん」も,勇者のコスチュームをまとっていたりと,細かいところまでドラゴンクエストづくしという凝りようだ。
ホーム画面のデザインや,iコンシェルのひつじくんまでドラクエのデザインに統一されている(左)。右写真は付属の「攻略本」と,ロトの紋章がデザインされたクリーニングクロス。攻略本には,SH-01F DRAGON QUESTができるまでといったオリジナルの読み物も収録されているそうだ |
さらにSH-01F DRAGON QUESTには,コラボの発表時に公表された本機限定のゲームアプリ「ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス」と,10月8日に発表されたAndroid版「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」がプリインストールされているという。
端末内蔵の歩数計機能を利用した,本機限定ゲーム「ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス」に加えて,Android版「ドラゴンクエストVIII」もプリインストール済み |
また今後のプランとして,ドラゴンクエストシリーズの音楽を着信音にしたデータも配信される計画があるとのこと。性能面で不足する点も見当たらないので,ドラゴンクエストファンには実に魅力的なスマートフォンとなりそうだ。
●SH-01F DRAGON QUESTの主なスペック
- メーカー:シャープ
- OS:Android 4.2(Jelly Bean)
- ディスプレイパネル:5インチ液晶,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
- メインメモリ容量:2GB
- ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大64GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1630万画素
- インカメラ:有効画素数約210万画素
- バッテリー容量:3000mAh
- 連続通話/3G待受時間:未定/未定
- LTE対応:あり
- 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
- 本体サイズ:70(W)×141(D)×8.9(H)mm
- 本体重量:約139g
- 本体カラー:メタルスライム
- 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,NOTTV,防水,防塵
Xperia Z1 f SO-02F
Xperia Z1 f SO-02Fは,ソニーモバイルコミュニケーションズのAndroidスマートフォン「Xperia Z1」をベースにした,NTTドコモ専用の日本向けモデルといった位置づけの製品だ。4.3インチサイズで解像度720×1280ドットの液晶パネルを採用し,コンパクトさを重視したデザインを採用している。
搭載SoCは今回の他製品と同じで,メインメモリ容量も2GBと同等。Xperia Z1の大きな特徴である,強化されたカメラ関連機能もそのまま採用しているとのことで,解像度を除けばスペックで見劣りする要素はない。発売時期は12月下旬の予定だ。
●Xperia Z1 f SO-02Fの主なスペック
- メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
- OS:Android 4.2(Jelly Bean)
- ディスプレイパネル:4.3インチ液晶,解像度720×1280ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
- メインメモリ容量:2GB
- ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDXC(最大64GB)
- アウトカメラ:有効画素数約2070万画素
- インカメラ:有効画素数約220万画素
- バッテリー容量:3000mAh
- 連続通話/3G待受時間:未定/未定
- LTE対応:あり
- 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
- 本体サイズ:65(W)×127(D)×9.4(H)mm
- 本体重量:約140g
- 本体カラー:ライム,ブラック,ホワイト,ピンク
- 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,防水,防塵
ARROWS NX F-01F
ARROWS NX F-01Fは,Xperia Z1 f,後述するAQUOS PHONE ZETA SH-01Fと並んで,NTTドコモの2013年冬〜2014春モデルの中でも重点的に販売されるスマートフォンの1つだ。約150gの重量ながら3200mAhの大容量バッテリーを内蔵し,1回のフル充電で3日間のバッテリー駆動が可能である点を特徴とする。搭載する液晶パネルは5インチサイズで解像度1080×1920ドット。フルセグのテレビ視聴機能を内蔵している。発売日は10月24日の予定だ。
●ARROWS NX F-01Fの主なスペック
- メーカー:富士通モバイルコミュニケーションズ
- OS:Android 4.2(Jelly Bean)
- ディスプレイパネル:5インチ液晶,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
- メインメモリ容量:2GB
- ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大64GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1310万画素
- インカメラ:有効画素数約130万画素
- バッテリー容量:3200mAh
- 連続通話/3G待受時間:約780分/約850時間
- LTE対応:あり
- 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
- 本体サイズ:70(W)×140(D)×10.0(H)mm
- 本体重量:約150g
- 本体カラー:ホワイト,ブルーブラック,マゼンダ
- 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ(録画非対応),ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,赤外線通信,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,NOTTV,防水
AQUOS PHONE ZETA SH-01F
SH-01F DRAGON QUESTのベースとなったスマートフォンが,AQUOS PHONE ZETA SH-01Fである。低消費電力を売りとする5インチサイズで解像度1080×1920ドットのIGZO液晶パネルをディスプレイに採用。3000mAhのバッテリーも内蔵することで,こちらも3日間のバッテリー駆動が可能であると謳っている。
また,本体両側面に内蔵した接触センサーで,ユーザーが端末を握ったことを検知してロック画面を表示したり,着信音の音量を変えたりする「グリップマジック」機能も備える点も特徴の1つだ。発売時期は11月上旬の予定とのこと。スペックはSH-01F DRAGON QUESTと同じなので,そちらを参照してほしい。
GALAXY J SC-02F
GALAXY J SC-02Fは,Samsung ElectronicsがNTTドコモ向けに製造した,日本市場オリジナルデザインのスマートフォンである。5インチサイズで解像度1080×1920ドットの液晶パネルを採用する点は,他の新製品と似たようなものだが,OSにAndroid 4.3を採用したり,Snapdragon 800を最大2.3GHzで動作させたり,容量3GBのメインメモリを内蔵したりといった特徴を備えるのは,今回の新製品では本機とGALAXY Note 3 SC-01Fだけだ。スペック重視のユーザーに好まれそうな製品である。発売時期は10月下旬の予定だ。
●GALAXY J SC-02Fの主なスペック
- メーカー:Samsung Electronics
- OS:Android 4.3(Jelly Bean)
- ディスプレイパネル:5インチ液晶,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.3GHz)
- メインメモリ容量:3GB
- ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大64GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1320万画素
- インカメラ:有効画素数約210万画素
- バッテリー容量:2600mAh
- 連続通話/3G待受時間:約830分/約390時間
- LTE対応:あり
- 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
- 本体サイズ:70(W)×137(D)×8.6(H)mm
- 本体重量:約146g
- 本体カラー:コーラルピンク,サテンホワイト,ラピスブルー
- 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,赤外線通信(リモコン機能のみ),Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,NOTTV
G2 L-01F
G2 L-01Fは,LG Electronicsが日本市場向けにデザインしたスマートフォンである。5.2インチサイズで解像度1080×1920ドットと,今回の新製品では大きめの液晶パネルを採用しながら,71(W)×139(D)×9.2(H)mmと,ほかの5インチ液晶パネル搭載機とあまり変わらない程度のサイズに収めたのが大きな特徴だ。片手での操作を考慮して,[電源/スリープ]ボタンや音量調節ボタンを背面に配置するという,独特のレイアウトを採用する点も見どころである。発売日は10月11日の予定だ。
●G2 L-01Fの主なスペック
- メーカー:LG Electronics
- OS:Android 4.2(Jelly Bean)
- ディスプレイパネル:5.2インチ液晶,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
- メインメモリ容量:2GB
- ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大256GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1320万画素
- インカメラ:有効画素数約240万画素
- バッテリー容量:2900mAh
- 連続通話/3G待受時間:約820分/約530時間
- LTE対応:あり
- 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
- 本体サイズ:71(W)×139(D)×9.2(H)mm
- 本体重量:約145g
- 本体カラー:インディゴブラック,ルナホワイト
- 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,赤外線通信(リモコン機能のみ),Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング
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