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Xbox One新型モデルは2種類か? 小型モデルのほか,従来比約4倍の演算能力を持ち,4K解像度出力にも対応した上位モデルのウワサも
Xbox 360時代には,Xbox 360 Eliteが2007年に発売された3年後に「Xbox 360 S」という新型モデルが発表され,HDDの大容量化やCPU/GPU統合チップへの変更が行われたのは記憶に新しいが,イギリスの科学/アート情報サイトThe Vergeのシニアエディターが,自身のTwitterで「Xbox Oneのスリム版がE3 2016で発表され,40%も小型化する」と発言。
これを機に,KotakuやPolygonといったゲーム情報サイトが,さまざまなウワサや真偽不明の情報でフォローし始めた。
それらの情報によると,Microsoftは現在,2016年度末以降に向けて二つのXbox One新型モデルを開発中であり,E3 2016で発表されることになるのは40%の小型化を実現したスリム版で,2016年内にもリリース予定。さらにコードネーム「Scorpio」という名称の上位モデルも開発中で,こちらはXbox Oneとの完全な互換性を確保しつつも,現行モデルと比べて約4倍となる6TFLOPSの演算能力を持ち,4K解像度の出力にも対応。さらには「Oculus Rift」との正式なパートナーシップも結ばれる予定であるという。
こうしたウワサに対して,Head of XboxとしてXbox部門を統括するフィル・スペンサー(Phil Spencer)氏は,「今朝はいろいろと想像力溢れるチャットが続いてますね。6月13日に詳しくお話しできることを楽しみにしています」という,肯定とも否定とも受け取れるメッセージをTwitterで発信している。
Lots of creative chatter today. Excited to share our gaming story at E3 on June 13th https://t.co/QjGUkH1Ofx....
— Phil Spencer (@XboxP3) May 25, 2016
このときに語られていたのは,MicrosoftがXbox OneのオペレーションシステムにもなっているWindows 10をベースに打ち出している「Universal Windows Platform」及び「Universal Windows Applications」という新戦略において,スマートフォンやタブレットなどと同様に,ゲーム用ハードウェアも互換性を保持しながらアップグレードしていくというもの。こうした観点から言えば,「6年サイクル」と言われてきたコンシューマ機の世代交代についての認識も,もはや過去のものになったと考えることもできる。
前述のとおり,Xbox 360時代にも互換性を保ったままの新型モデルは投入されていたが,ウワサどおりに「約4倍もの性能を持つ新型モデル」となると,さらに大きな可能性に期待したくなる。ウワサの真偽を含め,Xbox E3 2016 Briefingは要注目と言えるだろう。
※2016年5月26日20:00
初出時に複数モデルの噂を1機種の噂として掲載してしまっていたため,修正いたしました
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