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「XREAL Air」を使いこなすeスポーツキャスター 田口尚平氏にその魅力を聞く。ゲームが日常に溶け込むデバイスだ【PR】
このところ,「サングラス型ディスプレイ」の話題を目にすることが増えてきた。サングラスのような見た目の本体に,透過型のディスプレイを組み込んで,PCやゲーム機,スマートフォンなどを接続して映像を視聴できるというものだ。とくに,Nintendo Switch(以下,Switch)やスマートフォンの映像を,目の前の大画面で視聴できる点が大きなメリットで,動画鑑賞やゲームでとくに威力を発揮する。
サングラス型ディスプレイは,さまざまな製品が存在するが,なかでもいち早く日本国内で展開しているのが,「XREAL Air」だ。今回は,XREALの公式アンバサダーを務めるeスポーツキャスターの田口尚平氏に,XREAL Airの魅力を聞いた。
本題に入る前に,XREAL Airについて,簡単に紹介しよう。
XREAL Airは,ARヘッドマウントディスプレイを手掛けるXREALが開発したサングラス型ディスプレイだ。公称本体重量が約79gと軽く,ゴーグル型のVRヘッドマウントディスプレイ(以下,VR HMD)と比べて,長時間装着していても疲れにくい。
映像を出力する機器とは,基本的に付属のUSB Type-Cケーブルで接続する。たとえば,DisplayPort Alternate Mode(以下,DP Alt Mode)に対応したUSB Type-Cポートを備えるPCやスマートフォンなら,ケーブル1本でつないで映像を表示できるわけだ。また,PlayStation 5やSwitchなど,映像をHDMIで出力するゲーム機と接続する場合は,別売りの変換アダプタ「XREAL Adapter」を経由して接続する。
XREAL Airのディスプレイ解像度は,片眼あたり1920×1080ドットで,最大リフレッシュレートは120Hzだ。XREALによると,PCやスマートフォンと接続した状態では,4m先に130インチ相当の映像を投影できるという。また,専用アプリ「Nebula」を使って,複数の仮想デスクトップを並べて表示した場合は,6m先に201インチ相当になるそうだ。
透過型のディスプレイを用いているので,前面がシースルーなのも特徴の1つ。XREAL Airを着けた状態でも周囲の状況を見渡せる。なにか作業をしながら,XREAL Airの映像をチェックできるわけだ。
そんなXREAL Airをさらに強化するアイテムが,2023年7月に発売した「XREAL Beam」だ。XREAL Beamは,XREAL Air用のアダプタ兼リモコンとして機能する周辺機器である。
XREAL Airは,有線でほかのデバイスと接続する機器だ。そのため,スマートフォンとXREAL Airを接続しているとき,そのスマートフォンはUSB Type-Cポート経由の充電ができなかった。また,USB Type-Cを持たないiPhoneシリーズと接続するには,XREAL Adapterに加えて,Apple純正の周辺機器「Lightning - Digital AVアダプタ」を別途用意する必要があり,少々手間だった。
XREAL Beamとは,スマートフォンなどとワイヤレス(無線LAN)接続で,XREAL AirとはUSB Type-Cケーブルで接続して使う機器だ。XREAL Airに電力を供給するためのバッテリーも内蔵している。スマートフォン側の映像(と音声)を,ワイヤレス映像伝送技術である「Miracast」と「Airplay」を使ってXREAL Beamに送り,XREAL BeamからXREAL Airにはワイヤードで映像を送ることで,スマートフォン側のUSBポートを使わないで済む。また,XREAL AirとXREAL Beamをセットで持ち歩けば,電波の届く範囲ならワイヤレス機器的にも使えるというわけだ。なお,XREAL BeamはUSB Type-Cポートも備えているので,これまで通り有線で接続することも可能だ。
また,XREAL Beamでは,XREAL Airの表示を調整できる点も大きな見どころだ。XREAL Air単体だと,画面のオンとオフ,輝度の調整しか行えない。それがXREAL Beamと組み合わせることで,表示する画面サイズの大きさや視度調整が可能になるほか,3つの表示モードを切り替えられる。
1つめは,「3DoFモード」で,XREAL Airの画面を任意の位置に固定できるものだ。メインとなるディスプレイの横に,XREAL Airの映像を仮想ディスプレイ的に表示したり,逆にXREAL Airで動画視聴しながら,横を向いて画面から目を離したりといった使いかたができそうだ。
2つめは,映像を縮小してXREAL Airの表示領域の隅に表示する「サイドスクリーンモード」だ。映像を見ながら周囲にも目を配りたい,といったときに使える。
最後は顔を動かしたときのブレを軽減する「ブレ補正モード」だ。車などに乗っている最中の振動などでも画面がブレにくくなるといった効果があるという。
XREAL Beamは,シンプルな機能のXREAL Airに対して,機能を付加するユニークな製品だ。現状は,ワイヤレス接続した場合,DRMの制約で一部の動画配信サービスを利用できないなどの問題もあるが,アップデートで,こうした課題も解決する計画であるとのこと。XREAL Beamは,XREAL Airとのセット販売に加えて,単体販売もしているので,既存のXREAL Airユーザーも導入可能だ。
なお,XREALは,XREAL Airの後継製品となる「XREAL Air 2」と「XREAL Air 2 Pro」を中国市場に向けて発表した。XREAL Airからさらなる軽量化などを実現したという。世界市場での販売も予定しているとのことで,日本での登場にも期待したいところだ。
田口尚平氏が語るXREAL Air
XREAL Beamによって使いやすさが大きく変わった
ここからは,田口氏が普段どのようにXREAL AirとXREAL Beamを使っているのか聞いてみた。
4Gamer:
田口さんがXREAL Airのようなサングラス型ディスプレイを知ったのは,いつごろでしょうか。
田口氏:
2018年ごろにMagic LeapのMR HMD「Magic Leap 1」を知ったのが最初ですね。当時は「やばいものが来るぞ」とワクワクしていたのですが,なかなか製品を試す機会がなくて。実際に使うようになったのはXREAL Airが初めてでした。
4Gamer:
最初に着けたときはどのように感じましたか。
田口氏:
語彙力がなくなっちゃうんですけど,「やばい,キレイ,すごい」という感じでしたね(笑)。東京ゲームショウで「PlayStation VR」を付けたときに「未来がきたな」と思ったのですが,それと同じ感覚でした。このサイズで想像以上の映像を出力できるという点にも驚きました。
4Gamer:
どのように使っているのかをうかがいたいですが,やはりゲームがメインですか。
田口氏:
ゲームと動画視聴が半々くらいでしょうか。ゲームではSwitchやスマートフォンで使っています。主に「スプラトゥーン 3」や「ポケモン」シリーズ,「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」といったゲームをプレイしていますが,グラフィックスのきれいなRPGは,XREAL Airでのプレイがとくにおすすめですね。
4Gamer:
Switchの場合,一般的なディスプレイとXREAL Airで,ゲームをプレイするときの見え方や感覚に違いはありますか。
田口氏:
ガチガチの対戦ゲームでは,ディスプレイに分があるかもれしれませんが,XREAL Beamのブレ補正モードを使えばかなり快適にプレイできる印象です。ブレ補正モードの効果はすごくて,FPSやTPSにも十分に対応できると思います。XREAL Beamは神デバイスですね。日常での使い方も変わりました。
4Gamer:
XREAL Air単体とXREAL Air+XREAL Beamでそんなに体験が変わるものなんですか。
変わりすぎました。XREAL Beamのサイドスクリーンモードで,画面を端に固定すれば,シースルーでXREAL Airの画面以外のものが見やすいので,拡張ディスプレイとしての使い勝手がかなり上がりました。子どもの相手をしながら,動画も見れます。自分がマルチタスカーというか,いろいろな作業をパラレルでやりたい人間なので,すごく助かりますね。
4Gamer:
XREAL Beamを使うことで,PCやスマートフォンとワイヤレスで接続できる点も体験として大きな違いだと思います。その場合に,表示遅延は気になりませんでしたか。
田口氏:
有線接続と比べると若干遅延はありますが,スマートフォンではゴリゴリの対戦ゲームをプレイしないので,それほど気にしていません。新しいゲームの場合は,少し慣れが必要かもしれませんが,やり慣れてるゲームをプレイする場合は,手元が見えてなくてもタッチパッドで操作できます。
4Gamer:
ほかにXREAL Beamを導入することで変わったことはありますか。
田口氏:
最近ゲーム関連のイベントがかなり戻ってきて,移動が増えました。これまでは,XREAL AirとSwitchを接続するには,Switchドックか,サードパーティ製ドックを持ち歩く必要があったのですが,これがXREAL Beamで1つになったのも良い変化ですね。
4Gamer:
移動が多いときは,できるだけ荷物を減らしたいものですよね。
田口氏:
出張でモバイルディスプレイを持っていくこともあるんですけど,それなりに重量はあるし,移動中の座席で使いにくかったのがネックでした。いまはXREAL Airをサブディスプレイとしても使っています。
4Gamer:
移動中もXREAL Airをよく使っているのでしょうか。
田口氏:
飛行機の中でもゲームをしています。Switchを使うときに,いままではちょっと前傾姿勢だったのが,XREAL Airだと座席にゆったりと座れるようになって,首とか肩のこりが軽減されました。横になりながら,スマートフォンでゲームをするときも,腕が疲れやすかったのが,だいぶ楽になりましたね。
4Gamer:
移動中にXREAL Airを使っていると,ほかの方から注目されるようなことはないですか。
田口氏:
視線を感じるようなことはないです。ちょっと厚めのサングラスを掛けているように見えるので,違和感はあまりないと思います。その点はVR HMDと違いますね。XREAL Airは,日常に溶け込んでくれるデバイスという印象です。外で使うときに内蔵スピーカーから音を出すこともありますが,指向性が高いので,隣にマネージャーがいるときにも音が大きいと言われたことはありません。このあたりも優秀ですね。
4Gamer:
お仕事でもXREAL Airを使っているとのことですが。
田口氏:
日常的にオンライン会議があるので,そうした場面でも使えます。あと,極めて特殊な用途だと思いますが,大会で実況するときに,現地の大型ディスプレイを見つつ,XREAL Airで配信サービスでの放送をチェックして,視聴者のコメントを確認するといったケースもあります。同じことをスマートフォンでやろうとすると,ずっと手に持っていなければならなかったのが,XREAL Airで楽になりました。
4Gamer:
そのほかに,田口さんが思うXREAL Airの良い点はありますか。
先ほども触れましたが,XREAL Airで映像を見ながら,子どもの世話とか家事ができるところです。妻にもXREAL Airを使ってもらったのですが,かなり刺さっていました。スマートフォン片手に子どもの面倒を見るのって,危機感を覚えることがあるそうなんで,眼鏡だと意外といいんじゃないかと話していました。
また,妻の場合,VRゴーグルは酔ってしまうのですが,XREAL Airでは酔わないようです。目の逃げ場があるのがいいそうです。
4Gamer:
逆にXREAL Airの使い勝手で気になる点はありますか。
田口氏:
XREAL Air本体ではとくにありませんが,XREAL Beamの発熱がちょっと気になります。1時間くらい使う分には問題ないのですが,3時間くらい続けてゲームをプレイすると,接続が切れることがあるので,熱のこもりにくい場所に置かないなど,使いかたに気を配る必要がありますね。
あと,XREAL Beamでワイヤレス接続すると,DRMの制約で動画配信サービスが利用できないというのもあります。ただ,そのくらいで,基本的にはデメリットはあまり感じていません。
XREALの公式noteによると,「将来的にXREAL Beamはストリーミングメディアコンテンツアプリのインストールをサポートし、DRMコンテンツを直接XREAL Beam内で使用できるようになります」とのこと。
4Gamer:
最後に今後のサングラス型ディスプレイに期待することはありますか。
田口氏:
1つは,車やバイクを運転しているときのナビゲーション機能が搭載されないかなと思っています。もう1つは,自分は人の顔を覚えるのが苦手なタイプなので,イベントなどで人と会ったときに,その人の名前や背景情報を表示して,コミュニケーションを楽にしてくれるデバイスになると嬉しいですね。
XREALは,2023年9月21日〜24日に開催される「東京ゲームショウ2023」への出展も予定している。実際にXREAL Airをさまざまなゲーム機と接続して体験するチャンスとなっている。XREAL Airが気になっているゲーマーは,ぜひチェックするといいだろう。
XREAL Air製品情報ページ
XREAL Beam製品情報ページ
XREAL日本語公式Webサイト
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