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異形の片手用キーパッドの改良版「Azeron Cyborg II」が登場。ホールセンサー式スティックと新型スイッチ採用で耐久性向上
同社直販サイトにおける価格は,どちらも195ユーロ(約3万3700円,諸税および送料別)となっている。
Cyborg IIとCyborg II Compactは,既存のCyborgおよびCyborg Compactの改良型である。主な改良点は,左手親指で操作するアナログスティック「Thumbstick」に,ドリフト現象を起こしにくい磁気ホールセンサー式スティックを採用したことと,耐久性が向上したオムロン スイッチアンドデバイス製新型スイッチを採用して,各キーが5000万回の打鍵に耐えられるようにしたことなどにある。
また,Cyborg IIで最も高い位置にあるキーも改良され,指の背で素早く押せるようになったそうだ。
また,内蔵のフラッシュメモリ容量が増えて,ゲーム別にキー割り当て設定をまとめたプロファイルを6つまで保存できるようになった(※Cyborgは2つまで)。そのほかに,PCとの接続インタフェースをUSB 2.0 Type-Cに変更したり,USBレポートレート(ポーリングレート)を1000Hzに上げたり(※Cyborgは500Hz)といった改良も加えられている。
AzeronがYouTubeで公開したCyborg IIの発表動画は,当初から日本語の字幕が付いているなど,日本市場も強く意識しているようだ。円安ユーロ高の影響もあって,本体価格だけでも3万円超えという高価な片手用ゲームパッドではあるが,Cyborgの購入を検討していた人は,耐久性の向上を期待できるCyborg IIを選ぶとよさそうだ。
異形の片手用キーパッド「Azeron Cyborg」。慣れは必要だが手に馴染む形に変えられるカスタマイズ性の高さは魅力だ
地味ではあるが根強い人気を誇る「片手用キーパッド」のジャンルに,注目すべき製品が登場した。ラトビアのAzeronが開発した「Azeron Cyborg」は,骸骨の手を逆さまにしたようなデザインを採用して,キースイッチを指に近づけることにより,すべてのスイッチを押しやすくした片手用キーパッドだ。はたしてゲームを快適にプレイできるのだろうか。
Azeron公式Webサイト(英語)
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