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[E3 2014]クラゲの街灯に導かれ,パズルとストーリーを解き進めるアドベンチャー「Nero」
「次世代型のインタラクティブ・ビジュアルノベル」と銘打たれた本作は,一人称視点でゲームが進行していくアドベンチャーゲームとなる。夜空にオレンジやグリーン,ブルーを基調としたネオンカラーが散りばめられており,地上には夜行性の樹木が生い茂り,クラゲがランタン代わりに設置されているという,幻想的な世界観が印象深い。プレイヤーは,黒いローブをまとった謎の人物とともに,そのゲーム世界を旅することになる。
開発者によると,Neroではプレイヤーキャラクターが何者なのか,なぜ旅をするのかといったことが,ゲーム開始直後には一切分からない状態なのだという。そう言われてみると,今回紹介されたデモには,会話シーンどころかナレーションさえなかった。これは,プレイヤーキャラクターや世界についてプレイヤー自身に考えさせることで,ゲームへの没入感を高めるための工夫らしい。
そんなNeroのゲームプレイは,探索とパズルがメインになっているようだ。クラゲの街灯が並んだ道を歩いているとメインストーリーに関わるパズルが始まり,道から外れて森や草原に足を伸ばせば,その地形(≒環境)にちなんだパズルが楽しめる。
NeroのExecutive Directorを務めるAlberto Belli(アルベルト・ベリ)氏によると,本作の開発にあたっては,スタジオジブリの作品群に大きな影響を受けているとのこと。このどこか懐かしい感じのする幻想的なアートワークに,興味を抱く日本人ゲーマーも多いのではないだろうか。日本におけるXbox Oneのローンチタイトルには含まれていない作品だが,Neroというタイトルをぜひ覚えておいてほしい。
4GamerのE3 2014特設ページ
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