Xbox Series X|Sに“省電力”設定を順次実装へ。省エネや二酸化炭素排出量の削減，Carbon Aware対応のためのInsider向けアップデート実施

　Microsoftは米国時間の2023年1月11日，Xboxで省エネや二酸化炭素排出量の削減のためのInsider向けアップデートを実施した。日本語版の発表記事（リンク）が1月20日からXbox Wire Japanで公開されている。


　発表によると，Xbox Insider Programの参加者は，Xbox Series X|Sが自動的に1月11日から「シャットダウン（省電力）」設定となっている。これは本体の電源がオフになっている時の消費電力を大幅に削減しつつも，パフォーマンスやゲームプレイ，夜間アップデートの受信など機能そのものには影響を与えないとのことだ。また，Xbox Oneでも「シャットダウン (省電力)」がオプションとして表示されるようになっている。

　「シャットダウン（省電力）」を使用しているユーザーは，Carbon Awareも利用可能になる。Carbon Awareとは，地域のデータに基づき，最も再生可能エネルギーを使用できる時間帯に，アップデートやダウンロードを実行し，二酸化炭素排出量を削減する機能だ（日本は現在未対応）。2022年にはWindows 11 PCもCarbon Awareに対応している。

　これらのアップデートは，2030年までにカーボンネガティブ，ウォーターポジティブ，廃棄物ゼロの企業になるというMicrosoftの目標達成（リンク）のため，Xboxの継続的な取組みの一環として行われる。現時点ではXbox Insiderのみが対象だが，近日中にすべてのXboxユーザーが利用可能になるという。

　詳細は，Xbox Wire Japanの該当ページでチェックしてほしい。

Xbox Wire Japanの該当ページ