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写真で振り返るEVO Japanプレ大会「賽[sài]」の2日間。メインタイトルの優勝者インタビューも掲載
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印刷2017/05/23 19:16

イベント

写真で振り返るEVO Japanプレ大会「賽[sài]」の2日間。メインタイトルの優勝者インタビューも掲載

画像ギャラリー No.038のサムネイル画像 / 写真で振り返るEVO Japanプレ大会「賽[sài]」の2日間。メインタイトルの優勝者インタビューも掲載
 2018年1月に開催される「EVO Japan」。そのプレ大会である「賽[sài]」が,5月20日と21日の2日間にわたって東京・秋葉原UDX内のアキバ・スクエア/UDX GALLERY NEXTにて開催された。本稿では,熱戦が繰り広げられた大会の様子をお届けしよう。


 今大会の種目として選出されたのは,以下のタイトル。

メイントーナメント
「GUILTY GEAR Xrd REV 2」PS4版)
「鉄拳7 FATED RETRIBUTION」アーケード版)
「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」Wii U版)

サイドトーナメント
「BLAZBLUE CENTRALFICTION」PS4版)
「THE KING OF FIGHTERS XIV」PS4版)
「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」PS4版)


初日


運営委員長である金子紀幸(ハメコ。)氏の挨拶とともに大会が開幕
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鉄拳部門の予選には,「鉄拳女子部」の皆さんも参加
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真剣な表情で戦う選手たち。そこにアマチュア・プロ・国籍という垣根はない
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メイントーナメントの3タイトルにはそれぞれ別の実況・解説者がつき,配信が行われていた
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会場で働くスタッフたち。
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本会場とは別に,4階の別会場ではサイドトーナメントが進行していた。メイントーナメントに勝るとも劣らない盛り上がりだ
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「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」部門の優勝は,ジャワカレーアキラ選手(アキラ)
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「THE KING OF FIGHTERS XIV」部門の優勝は,こうこう選手(紅丸,京,庵)
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「BLAZBLUE CENTRALFICTION」部門の優勝は,ふぇんりっち選手(ジン=キサラギ)
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鉄拳部門のTop32→Top8に絞る戦いでは,ともに山佐に所属しているプロゲーマーであるノビ選手とユウ選手が激突。この勝負にはノビ選手が勝利し,ユウ選手はここで敗退
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昨年の鉄拳世界大会の覇者である韓国のSaint選手。Top32→Top8に絞る戦いで古水選手に敗れ,決勝トーナメント目前での敗退となった
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2日目


 本大会の2日目には,メインタイトルである「GUILTY GEAR Xrd REV 2」,「鉄拳7 FATED RETRIBUTION」,「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」の決勝トーナメントが行われた。


●「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」部門


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唯一の団体戦タイトルということもあってか,他タイトルと比べて選手たちの表情が豊かだったのが印象的
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「天空の使者」vs「MKshuB」のT選手 vs 9B選手の試合では,ゲーム開始後40秒(動き出しは10秒後なので実質30秒)で試合が決着するという珍事が発生。写真は,敗北しチームメイトに謝るT選手
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そんな中,優勝を決めたのは「炙りトロサーモン」(つー選手,KEN選手,キリハラ選手)の3名。一度もルーザーズに落ちることなく無敗のまま栄冠を手にした
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●「鉄拳7 FATED RETRIBUTION」部門


ともに実力者で,友人同士でもある古水選手 vs 影丸選手。この試合はフルセット・フルラウンドの熱戦の末,影丸選手が勝利。古水選手はここで敗退
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「EVO2015」&「鉄拳7公式世界大会」覇者であり,優勝候補筆頭のノビ選手だったが,この日勢いに乗っていた影丸選手の前にTOP4での敗退となった
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決勝戦まで駒を進めたのは,あみーご選手(ウィナーズ)と影丸選手(ルーザーズ)。影丸選手はなんと,予選プールの一試合目で敗北し,最速でルーザーズトーナメントに落ちてからの勝ち上がりである
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勢いに乗っている影丸選手に対しても,落ち着いて対処したあみーご選手。3-2で影丸選手を下し,鉄拳FR部門優勝の座を勝ち取った
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●「GUILTY GEAR Xrd REV 2」部門


試合に勝利しガッツポーズ(?)を決める小川選手
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劇的な試合の多かったGG XrdREV2部門。観客も,試合の行く末を固唾を飲んで見守っていた
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決勝戦は,レイヴンを操るザディ選手(ウィナーズ) vs チップ使いのサミット選手(ルーザーズ)という組み合わせに。お互いに一歩も譲らぬ名勝負となったが,最後に立っていたのはサミット選手。見事,ルーザーズ側からの逆転優勝をもぎ取った
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ドラマチックな試合の連続に感極まったのか,観客席には涙を流す女性の姿も
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●「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」部門優勝チーム,「炙りトロサーモン」(キリハラ,つー,KEN)インタビュー


優勝チーム「炙りトロサーモン」
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4Gamer
 本日は優勝おめでとうございます。本大会の感想をそれぞれをお聞かせください。

キリハラ選手
 とにかく味方が強くて。僕は2日目,ほとんど何もできなかったので,申し訳ないという気持ちが大きいですね。こういう3on3の大会に出るのは初めてだったんですが,個人戦とは違う独特の緊張感があって難しかったです。でも参加してみてすごく楽しむことができたので,またこういう大会があったら是非参加したいですね。

つー選手
 自分で言うのもなんなんですが,今回の大会では自分が一番活躍したと思います(笑)。ただ,JPR(Japan Power Ranking)という国内大会での活躍度を示すランキングでは,僕が13位で,キリハラさんが8位で,KENが1位なんです。なので,大会が始まる前には「自分の力では活躍できないんじゃないか」と不安になっていました。ただ結果的に活躍することができたので,すごく安心しています。

KEN選手
 決勝トーナメントの1試合目と決勝戦では,MKLeo選手という世界最強クラスのプレイヤーと当たったのですが,メンバーと相談の末,自分が戦うことになって,緊張しましたね。MKLeo選手とは2週間前の大会でも当たっていて,そのときは負けてしまったので,その雪辱を晴らすことができてとても嬉しいです。

4Gamer
 前回の対戦で負けているにも関わらずKEN選手が出ることになった理由というのは何でしょうか。

つー選手
 キャラクター相性の部分が大きいですね。僕はルカリオを使っているのですが,MKLeo選手は対ルカリオ戦に特化していて,僕ではまったく歯が立たないレベルなんですよ。

KEN選手
 あと,前回の大会で負けはしたのですが,1セットは取れていたし,個人的に対策も練ってきたので,一番勝ち目があるのは僕ということになりました。

4Gamer
 それぞれ,今後の目標などがあればお聞かせください。

キリハラ選手
 ズバリ,今年のEvolutionでTOP8に入ることですね。それに向けて頑張っていきたいです。

つー選手
 海外の大会では,わりといい成績なんですが,日本の大会で本当に勝てていないので,結果を出していきたいですね。あとは……そろそろ就職活動を頑張りたいです(笑)。

KEN選手
 日本の大会ではどのプレイヤーよりも活躍できている自信があるんですが,海外ではあまり勝てていないので,今後行われる海外の大会で結果を出していきたいです。

4Gamer
 本日はありがとうございました。


●「鉄拳7 FATED RETRIBUTION」部門優勝者,あみーご選手インタビュー


画像ギャラリー No.022のサムネイル画像 / 写真で振り返るEVO Japanプレ大会「賽[sài]」の2日間。メインタイトルの優勝者インタビューも掲載
4Gamer
 優勝おめでとうございます。今の気持ちをお聞かせください。

あみーご選手
 今まで,こういう大きな大会で優勝したことが一度もなかったので,とにかく嬉しいですね。

4Gamer
 今回の大会は,途中でキャラ変更が可能だったり,3試合先取であったりと,通常の鉄拳の大会とは異なる部分がありましたが,その点に関してはいかがだったでしょうか。

あみーご選手
 途中でキャラを変更してきたのは韓国のhelpme選手くらいだったんですが,シャヒーンからロウに変えられたときは「ヤバいな」と思いましたね。ただ,いきなりキャラを変えたせいもあってか,捌きからの反撃をミスってくれたりしたので,思っていたより楽に戦えました。

4Gamer
 あみーご選手としては,相手によってキャラを変更する予定というのはあったのでしょうか。

あみーご選手
 本当は,ドラグノフに対しては相性のいい一八を出したりしたいんですが,大会でいきなり出してしっかりと動かせる自信がないので,やっぱり使い慣れている仁のほうがいいかなと。

4Gamer
 今大会で対戦したなかで一番キツかった相手というのは誰でしょうか。

あみーご選手
 helpme選手ですね。自分は相手の癖を読んで勝っていくタイプのプレイヤーなので,あまり対戦したことのない,何をやってくるか分からない相手と戦うのは得意じゃないんです。

4Gamer
 あみーご選手は,もうすぐ開催されるEvolution 2017に参加される予定はあるのでしょうか。

あみーご選手
 3,4年前のEvolutionに出ようとしたとき,会社から「その時期に休むのだけは勘弁してくれ」って言われたんですよね(笑)。だから参加するのは厳しいと思います。もうすぐ家庭用の鉄拳7が発売されるので,それが出たらもっとたくさん練習して,色々な大会に参加していきたいと思っています。

4Gamer
 本日はありがとうございました。


●「GUILTY GEAR Xrd REV 2」部門優勝者,サミット選手インタビュー


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4Gamer
 優勝おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください。

サミット選手
 とにかく疲れましたね(笑)。ルーザーズから,強い人たちと当たり続けて勝ち上がっていったので。しかも毎回ギリギリの戦いだったので本当に疲れたんですけど,優勝できたので最高の気分です。今までのギルティギア人生の中でも比べ物にならないくらい嬉しいです。

4Gamer
 決勝戦で当たったザディ選手について,試合前に「戦いたかった相手」とおっしゃっていましたが,その理由というのは?

サミット選手
 ザディさんは本当に人間が強いんですよ。相手への対応がすごく早いので,対戦しているとすごく読み合いが面白いんです。なので,大きな舞台で戦えたらきっと最高だろうなと思っていて,その夢がかなったので嬉しかったですね。

4Gamer
 サミット選手の試合は接戦が多かったですが,そんな中勝ち上がっていけた秘訣というのは何なんでしょうか。プレッシャーのかかる場面や,追い込まれた状況で特に意識していることなどはありますか。

サミット選手
 チップは相手の攻撃を受けると一気に体力をもっていかれるキャラなので,自分の体力がわずかな状況や,逆転をされてしまうことには慣れていて,動揺することはないですね。あとは,勝負所などの重要な局面では常に「この状況では相手は何を狙いたいのか」というのを考えるようにしています。

4Gamer
 大会などの大舞台では緊張感が増しますが,それも加味して行動を変えたり……?

サミット選手
 そうですね。格闘ゲームは人と人との勝負なので,常に相手の心理状態を読むのが大事だと思います。

4Gamer
 本大会では見事優勝を手にされましたが,今後の目標というのは何かありますか。 

サミット選手
 目標はただ1つ。Evolution 2017優勝ですね。そして……EVO Japanも優勝します(笑)。

4Gamer
 ちなみに前回のEvolutionの結果は?

サミット選手
 TOP32くらいのところで負けてしまいました。勝ちたい,負けたくないという気持ちが強すぎて,いつも通りのプレイができなかったというのが敗因です。その反省を活かして,次は優勝を狙います。

4Gamer
 最後に何か一言あればお願いします。

サミット選手
 今回は,素晴らしい大会を開催してくださり本当にありがとうございました。自分としては,チップというキャラクターの魅力を観客の方々に伝えられたと思っているので,満足しています。すごくいいキャラなので,みんなチップを使ってください!

4Gamer
 本日はありがとうございました。


EVO Japanはどこへ向かうのか。
その道筋を示した「賽[sài]」


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 「EVO Japan」の試験的大会として行われた本イベント。「EVO」と銘打つからには,その何かを感じさせるものが必要になるわけだが,4Gamerの読者は「EVO」と聞いたとき,いったい何を思い浮かべるだろうか――? 「高額な賞金」「ラスベガスで行われる祭典」「世界中から集まってくるプロゲーマー」など,さまざまなイメージがあるだろうが,筆者が昨年の「Evolution 2016」に足を運んで肌で感じたのは,世界中のゲーマーたちが一堂に会し,腕を競い合い,熱狂することで生み出される「圧倒的なエネルギー」「会場の一体感」である。

 EVO会場には本当に多種多様なゲーマーが集う。毛むくじゃらの大男,筋骨隆々のマッチョマン,コスプレをした女性,いかにも「otaku」といった感じの青年など。しかし,その「人種のるつぼ」と化した会場に集まっている1万人以上の人々は確かにみなゲーマーであり,大会に参加するために集まってきているのである。
 その中で勝ち上がり,「最後の1人」となった者は勝者として皆に祝福される。「これだけの参加者の中から勝ち上がったのだ」という達成感と,拳を交えたライバル含め,その場のみんなから祝福されるという快感は,他の大会ではなかなか味わえるものではない。

画像ギャラリー No.037のサムネイル画像 / 写真で振り返るEVO Japanプレ大会「賽[sài]」の2日間。メインタイトルの優勝者インタビューも掲載

 そして,今回行われた「賽[sài]」というイベントは,そのEVOがもつ魅力の片鱗を見ることができたのではないだろうか。もちろん,その規模はまだまだ本国のEvolutionに遠く及ばないが,会場に居合わせた参加者や観客たちの多くが,満足した表情をしていたのは印象的だった。

 気になった点もいくつかある。1つは,エントリーしていたプレイヤーの欠席が多かったこと。これは,参加費が無料であるというのが大きな理由の1つだろうが,何かしらの対策を用意したほうがいいだろう。
 もう1つは,決勝トーナメントが行われた2日目の観覧者が少なかった点だ。無料での観覧が可能であるにも関わらず,2日目に訪れた人が少なかったというのは残念である。もちろん,まだプレ大会であるため注目度が低かったというのもあるかもしれないが,外部に向けたアピール活動などによって,本イベントへの注目が高まっていくことに期待したい。

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