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[JAEPO2023]トロッコに乗って遺跡を爆走するXR(クロスリアリティ)アトラクション「トレジャーエクスプローラー」をプレイしてきた
XR空間で没入感の高い冒険を楽しめる
JAEPO2023ではビデオゲームやエレメカ,プライズ,プリントシール機など,ゲームセンターのさまざまなコンテンツが並んでいた。VR関連のゲームも見られたのだが,中でも注目を集めていたのが,「450度の映像空間で遊ぶ新体験」を掲げる「CUBE」だ。
XRとは,VRやAR,MRなどを融合して新しい体験を作り出す技術のことだが,CUBEは4m四方の専用ルームに入って,壁と床に投影された映像の中で楽しめるアトラクションである。タイトーステーション 池袋西口店の「X-STATION」では,「SPACECUBE」「CYBER ARKANOID CUBR EDITION」といったソフトが稼働中だ。
CUBEの最新ソフトである「トレジャーエクスプローラー」は,2022年12月に稼働がスタートしている。ガンコントローラを手にしたプレイヤーがCUBEの室内で席に座ると,そのままトロッコとなって遺跡を爆走していく。トロッコという設定とCUBEの相性は抜群だ。座ったまま身体を動かすことなくプレイできるうえ,進行方向もレールがあるので分かりやすい。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)がいらないため,VR酔いとも無縁だ。
“トロッコに乗って進む”という設定には,遊園地のアトラクションを思わせるものがあるが,セットではなくCG映像であるため,演出の自由度は高い。溶岩が燃え盛る中,急カーブを切って走るようなシーンでは肝が冷えるほどの没入感があった。
トロッコの周囲にはコウモリなどの敵が出現し,プレイヤーはガンコントローラで狙い撃っていく。いわゆるガンシューティングと同様のシステムだが,正面だけでなく左右からも敵が迫って来るのが特徴だ。トロッコの左右から敵が回り込んでくるため,仲間と手分けして迎撃していると不思議な連帯感を味わえる。
トロッコのエネルギーには限りがあり,時間経過とともにどんどん減少し,0になるとゲームオーバーだ。あちこちに咲いている「エネルギーフラワー」を撃って,エネルギーを補給しなければならないため,移動中も目を皿のようにして探すことになる。トロッコに乗って景色を楽しむだけでなく,ビデオゲーム的なインタラクティブ性もあるというわけで,さまざまなガンシューティングをリリースしてきたタイトーらしいゲームデザインと言えるだろう。
会場の出展バージョンは序盤で終わってしまったが,さらに進めば謎解き要素やスリリングなシチュエーションが待っているという。実際に体験してみたい人は,X-STATION(タイトーステーション 池袋西口店)に足を運んでみてほしい。
「トレジャーエクスプローラー」公式サイト
X-STATION 公式サイト
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